ノンテンダーFAを公示された秋吉投手の心境についての報道がありました。既に大田選手はDeNAへの移籍が決定、西川選手は巨人が獲得調査に乗り出す話が出ている中、秋吉投手に関する話は一切出ていません。一応はノンテンダーなので日本ハムとの再契約の可能性もありますが、秋吉投手本人としてはまずは他球団からのオファーを前提に来年を考えているみたいです。普通にノンテンダーという名の戦力外通告をされてからの再契約は本人からしてもあまり良くは思わない話だと思います。

当初秋吉投手に関しては個人的に2000万でも高いという認識だったので、要らないという意見でした。日本ハムファンの弟から「拾ってやれ」と冗談混じりに言われましたが、当然ながら答えはNOでした。

しかし、コロナ禍でオミクロン株が見つかって外国人の入国禁止となり、来年の外国人選手の合流時期が未定になりました。さらにフロントが予算の都合上ですが榎田投手、小川投手とまだ投げられそうな投手をコストカットのためにクビにして、支配下枠65人態勢で挑むと言い出しました。このままでは明らかに2軍投手が足りなくなる計算になります。トライアウトでは荒西投手、中尾投手、金田投手と数合わせなら獲得していい投手はいましたが、今のところ動く気配すらありません。いくら予算がないとはいえ投手の数が足りない状況で来年突入するのはあまりにも無謀としか言いようがないですし、それ以前にチームとして機能しなくなるリスクがあります。

そんな中で、新外国人選手に韓国リーグからタカハシ投手の獲得が発表されました。外国人選手としてみたらロマン枠で1年目からの活躍は厳しそうですが、24歳と若く日系ブラジル人で日本に親戚もいて日本語も問題ないということなので、長い目で見ればこの獲得自体は悪くないと思います。ただ、フロントがタカハシ投手を新外国人選手「1人」として見ている可能性が高いですが、今年に関しては「0.5人」扱いにして、立ち位置的には6番手の外国人選手にしないと、少なからずいきなりフル稼働を期待するのは夢を見過ぎだと思います。

ここで思いましたが、タカハシ投手が0.5人分なので、そこに秋吉投手を足して1人分計算にしちゃえばいいじゃないかという発想です。どういうことかというと、タカハシ投手は中継ぎで計算されていますが1人で役割を担うのは厳しいでしょう。そこに秋吉投手を足してカバーするということです。要するに、秋吉投手獲得はタカハシ投手のカバー要員として足して1人計算にすれば、2軍の数合わせにもなるし安上がりで済むし色々と辻褄が合うのではないかということです。

秋吉投手ですが劣化著しいので勝ちパターンはほぼ無理でしょう。良くて敗戦処理ですが、1軍敗戦処理を任せる力は残っていると思います。気になる年俸も1000万なら獲得して構いませんし、どんなに高くても2000万を越すことはないと思います。仮に2000万だとして、タカハシ投手と足して4000万です。これならフロントの安上がり希望に沿うことは出来ると思いますし、2軍投手の補充にもなりますし、2人が大外れの可能性はありますが運が良かれば2人とも1軍で投げる可能性も低いながらあり得る話になります。

今年の契約更改は暖冬更改だったので、お金がないのは事実ですがあまりそれを言い訳にしないでもらいたいです。予算がないなら貯金2の高橋光成投手の年俸を1億円ピッタリで止めたり、佐野投手や佐々木投手など活躍しなかったのに謎の現状維持の選手を下げればいい話です。戸川選手も謎の残留がありましたが、やり繰り出来そうなところをやり繰りしなかったので、それを言い訳にするのは限度というのが生じてきました。

弟からの拾ってやれ発言はスルーするものかと思いましたが、これは本当に拾ってあげた方がいいかもしれません。本当にこのまま来シーズンに突入するのは無謀すぎますし、フロントもこのサポート態勢では本当に来年の結果次第で渡辺GMの責任追及も逃れられなくなります。ハズレでいいからせめて数合わせぐらいはしてもらいたいです。安上がり狙いでも秋吉投手獲得は候補に入りそうな予感がします。

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