ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2021シーズン振り返り 背番号44 與座海人

背番号43は吉川投手でした。吉川投手も良かったのはオープン戦だけでしたね。開幕してから日本ハム戦でワンポイント失敗、楽天戦で8失点して開幕早々に抹消、2軍でもイニングイーターになりましたが0勝6敗 防御率5.69と実力不足でした。元から期待はしていなかったので想定内でしたが、せめて1軍で10試合は投げて欲しかったなというのが正直な本音です。




【2021成績】

15試合 防御率2.79 1勝1敗1H 38.2回 31被安打 3被本塁打 28奪三振 奪三振率6.52 10与四球 4与死球 12失点 12自責点 1QS QS率20.0 被打率.221 K/BB2.80 WHIP1.06



贔屓采配の被害に遭いながらも確実に結果を残して来年に繋げる活躍をしてくれました。




今シーズン前半戦は中継ぎでの登板でした。中継ぎでは1H挙げて広島戦では先発で3回無失点と好投もありましたが、課題の一発病が僅差の場面で発動してしまい、なかなか勝ちパターンなど接戦での起用が難しかったです。中継ぎでは10試合登板で防御率5.65でした。



後半戦からは先発に戻ります。オリックス戦で5回2失点で今季初勝利、これがまさか今季唯一の勝利だとは思いませんでした。先発では5試合登板して防御率1.11、オリックス戦以外まともな援護が貰えずに無援護に泣き、さらにはこんだけ好調なのに優先されるのが浜屋投手とか本田投手とかで与えられるチャンス自体少なかったです。ただ、後半戦の投球自体は評価出来るものだったので、これは自信にしてもらいたいものです。




今シーズンの與座投手はモデルチェンジに成功した一例です。昨年までは牧田投手みたいな軟投派投手でしたが、今シーズンはどちらかというと高橋礼投手のパワータイプでした。球種別割合だとストレートが58.28%と半分以上、スライダーが24.22%とこの2つで8割以上を占めている計算になります。高橋礼投手の場合は今井投手に引けを取らないノーコンで外崎選手が骨折するなど散々なコントロールですが、與座投手はK/BB2.80、WHIP1.06、BB/9は2.33とコントロール面で安定しています。それでいてストレートは130kmを計測して被打率.224、スライダー被打率.184とこの2つの球種で通用しているので、このパワータイプが功を奏したと言えます。




課題として対右被打率.183、対左被打率.276と左に弱いことです。これはアンダースロー投手の宿命ですが、與座投手の場合もストレートとスライダーだけでは左打者対策は難しくなります。やはりシンカーは使えるようになってもらいたいです。スタミナに関しては西口さんが勝手に早く下げすぎるだけですが、まだ100球投げきるスタミナがあるとは言い切れません。スタメン強化と対左打者変化球習得、これが来年の與座投手に求められているものでしょう。



中継ぎだと一発病が足を引っ張るので、個人的には先発で考えています。先発に関しては候補が多数いる上に、贔屓采配の被害を受けやすい立場なので簡単にローテーションに入れないです。ただ、終盤の先発としての投球は素晴らしかっただけに、この投球を続けられれば来年は贔屓采配を差し置いて先発ローテーション入りも見えてくるはずです。平良投手に続く17年ドラフト成功の選手になってもらいたいです。





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