ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2021シーズン振り返り 背番号48 武隈祥太

今日箱根駅伝の区間エントリーが発表されました。年末年始は昨年同様に箱根駅伝の考察をしたいので、野球に関するブログ更新は今日が年内最後とさせて頂きます。




【2021成績】

46試合 防御率1.76 2敗9H 30.2回 17被安打 2被本塁打 25奪三振 奪三振率7.34 14与四球 7失点 6自責点 被打率.168 K/BB1.79 WHIP1.01



「引退」の2文字を覚悟して挑んだ今シーズン、結果は最終的に8回セットアッパーまで上り詰めるという誰もが予想出来なかった復活を遂げました。



今シーズンは開幕は2軍スタートながらも2軍で7試合無失点に抑えて1軍昇格します。復帰してからワンポイント起用が続き若干の不安定さは残しながらも、5月6月と2ヶ月連続で防御率1点台で投げて、前半戦防御率1.76とまさかの年間通しての防御率と一緒の数字を残しました。ただ、前半戦の防御率は若干の防御率詐欺があったため、素晴らしい数字ですが数字ほどの信用はなかった印象です。




しかし、後半戦の防御率は本物でした。後半戦はビハインドや敗戦処理などでホールドを稼げませんでしたが、投球自体は勝ちパターンに匹敵するものです。9月は奪三振率15.43とまさかの左のドクターKとして奪三振を量産します。あまりの豹変ぶりに、パリーグTVも遂に特集するほどでした。



その後は楽天戦で満塁のピンチを抑えるなどして、10月からは勝ちパターンが軒並み崩壊した中で武隈投手が8回セットアッパーになりました。最終戦で敗戦投手になりましたが、年間通してこれだけの投球が出来たというのは本当に素晴らしい1年だったと思います。是非ともカムバック賞を受賞してもらいたい活躍でした。




どうして武隈投手がここまで活躍出来たのか、謎に満ちた1年でしたがひとつ言えるのは変化球のキレが素晴らしかったです。チェンジアップ被打率.150、空振り率15.38%、スライダー被打率.086、空振り率16.91%と変化球投手としては理想的すぎる被打率と空振り率を記録しました。結果的にストレート空振り率2.96%ですがそんなことお構いなしに変化球で空振りを量産していました。チェンジアップとスライダーの2球種が武隈投手の復活劇を支えてくれたと言えるでしょう。




契約更改で右打者と勝負したいと要望がありました。今シーズン対右被打率.000ですがほぼ年間通して投げていたので対戦成績が16打数無安打と、ほとんどが対左のワンポイント扱いでした。私が現地観戦した試合でも4点差で2アウト走者なしから右打者を迎えるところで森脇投手に交代とか、露骨なまでに右打者と勝負させないという辻監督と西口さんの執念を感じました。ただ、これに関して辻監督と西口さんが全面的に悪いので、辻監督と来年からは豊田コーチもこの要望を無下にしてはいけません。




今シーズンはスライダーも良かったですが基本はチェンジアップ投手です。右打者相手ならチェンジアップを軸にすれば抑えることが出来ます。今シーズンの球種割合でストレートが44.62%でしたが、もう少しチェンジアップとスライダーの割合は増やしていいでしょう。変化球でもカウントは取れるので、ストレートをいい感じに見せ球に出来るくらいの投球が出来れば与四球も減っていくのではないかと思います。



勝手な推測ですが、今シーズンの2敗に納得していない可能性があります。この2敗はソフトバンク戦で周東選手のバントヒットから2アウト3塁となってから小川投手に変えられて小川投手が柳田選手にタイムリーを打たれて敗戦、そして最後の日本ハム戦では同点の9回裏に先頭の近藤選手に四球を出しただけで交代させられて柘植選手の悪送球から最後は田村投手が押し出し四球でサヨナラ負け、この2敗は明らかに采配負けなので武隈投手の責任にするのは酷な話です。こんな感じで采配もいい加減で不慣れなワンポイント起用が多く0勝9H止まりだったのが唯一の残念なところでした。




勿論来年も左のリリーフエース1番手としての活躍を期待しますが、武隈投手が活躍するとチームが暗黒期のBクラスになるという負のジンクスが発生しました。本人もファン感で自虐ネタに走り出しましたが、活躍=Bクラスでは応援しにくくなります。来年は武隈投手がしっかり活躍してチームは最低でもAクラス入りして負のジンクスを破らないといけません。





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