ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2021シーズン振り返り 背番号58 熊代聖人

【2021成績】

60試合 打率.286 9打席 7打数 2安打 2塁打 8得点 1三振 1死球 1犠打 1盗塁 1盗塁死 出塁率.375 長打率.286 OPS.661 1失策




ベンチを盛り上げるムードメーカーですが、打撃は毎年ヒット1本打てるかどうかの瀬戸際の争いを見せます。昨年は交流戦で2安打打って契約更改で年俸アップする材料を揃えることが出来ました。



結果として年俸200万アップですが、昨年は打撃以上にベンチにいてくれて助かる存在でした。熊代選手が野球の成績として貢献するには内外野守れるユーリティーぶりを発揮することですが、そのユーリティー性がこれほどまでチームを救ってくれることはそうないでしょう。



昨年は怪我人続出、その中でも交流戦は源田選手がコロナ感染で交流戦全休となる非常事態でした。その中で山田遥楓選手がスタメンとなりますが打撃が弱くて途中で代打を出すことも多く、そこで熊代選手がショート2番手で途中出場となります。ショート守備は上手くはないですが最低限の守備力はあったので、何とか源田選手不在の穴を乗り切ることが出来ました。



その後も途中出場から内外野を守って60試合出場、この数字は100試合出場を切った2014年以降では最多の出場試合数となって、久々に1年間控えとして頑張った数字だと思います。






ただ、これまで熊代選手独壇場だった控えというポジションも昨年から変わりつつあります。声出しに関しては「獅子男」こと山田遥楓選手が先陣を切って声出しするようになりました。加えて内野の守備固め1番手も山田遥楓選手です。さらにファースト守備も呉選手がいて、途中加入の平沼選手もサードの守備力は悪くないです。これまですっからかんだったショートのポジションも山田遥楓選手、平沼選手、そしてドラ6ルーキーの中山選手と少しずつ激戦区に変わりつつあります。外野は似通った選手が多数いますが、基本的に打つことでレギュラー争い前提となる外野で熊代選手の出る幕は限られます。控えのレベルも確実に上がってきている中で、巨人戦ではスライディングが甘くアウト判定になるなど若干の衰えが見え始めた熊代選手は今年も1軍ベンチ確定とは言えなくなったのも事実です。





個人的に印象に残っているのは、楽天戦で岡田選手がバント失敗して凹んでいる時に励ましている姿でした。チームのキャラクターとしては熊代選手の存在は必要ですが、野球の結果として見ると少しずつ立場が追いやられているのも事実です。



そんなこともあってか、年末のトークショーでは敗戦処理投手もやると宣言をしました。これは冗談だと思いますが、今のところ捕手と投手以外は全ポジションを経験しています。ユーリティーを極めるなら言われれば投手もやるくらいの気合いはあっていいでしょう。チームのムードメーカーとして、はたまた野球選手として今年も1軍ベンチに生き残れるかに注目です。





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