【2021成績】

・1軍成績

4試合　防御率0.00　1H　4回　1被安打　2奪三振　奪三振率4.50　2与四球　被打率.091　K/BB1.00　WHIP0.75

・2軍成績

36試合　防御率4.43　1勝3敗1S　44.2回　50被安打　3被本塁打　41奪三振　奪三振率8.26　31与四球　3与死球　1暴投　33失点　22自責点　被打率.276　K/BB1.32　WHIP1.81

準硬式野球からドラフト5位指名という異色の経歴を持ってライオンズに入団しました。

準硬式ということでまずは球に慣れることからになります。2月の練習試合で1回投げ切れずに4四死球出す大荒れの内容だったので、少なからず1年目からの活躍はないと思っていました。

2軍でも被打率.276、K/BB1.32、WHIP1.81と防御率異常に派手な内容で試合を賑わせていました。ただ、一応防御率はこれでも少しずつ下げた方で、最後に井上投手と一緒に1軍昇格のチャンスが与えられました。

1軍では4試合登板で無失点に抑えてプロ初ホールドを記録、プロ初登板で投げた変化球は「無回転SFF」としてパリーグTVで特集されるなど確かな手応えを見せることが出来ました。

1年目は硬式球に慣れることからと思っていましたが、その作業は予想以上にスムーズに進んだようです。最後の1軍4試合ではその成果を出す結果だと思います。扱いは素材型ですが、ストレートは150kmを計測して、荒削りながらも磨けば重さを感じそうな直球を持っています。変化球もSFF、カットボールがメインになっていますが、パリーグTVでも特集されたSFFが空振りを狙える球種として機能すれば面白い存在になると思います。

これまで素材型＝地雷認定でしたが、今回はそのパターンを覆してくれそうな予感がします。本来あるべき姿のロマン枠ですが、さすがに2年で勝ちパターンとかは夢を見過ぎなので、今年は1軍で25試合登板、防御率3.50を目標にしてもらいたいです。まだ身体の線も細く基礎作りも必要ですが、秘めているものは勝ちパターンまで登り詰めるものがあると思います。

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