背番号98はダーモディ投手でした。先発では球種不足とスタミナ不足で5回持たず、中継ぎでは高めばっかりで長打を打たれて0勝でクビになりました。チェンジアップは良いものがありましたが、総じて高くて相手の狙いやすいところにしか投げなかった印象です。そもそも明らかに中継ぎ向きなのに先発として獲得したフロントの判断もどうかと思います。

背番号99はメヒア選手でした。昨年はコロナ禍で途中入国となりましたが明らかに調整不足で1ヶ月程準備がかかり、結局昇格しても東京ドームでの流し打ちホームラン1本に終わって前半戦で途中退団となりました。暗黒期を支えた功労者ですが衰えが顕著で、ストレートを捉えきれずに低打率とファーストしか守れないポジション問題にも悩まされました。1億円払って代打要員というのも功労者とはいえ、フロントの判断の悪さを象徴してしまいました。

というか、6月に途中退団阻止のためにチームメイトや家族からのメッセージ企画をやりましたが結果全員退団(1人は途中退団)はなかなかにヤバいことになってしまったと思います。。

そしてここから育成選手を見ていきます。背番号118は多和田投手でした。自律神経失調症からの復活を目指しましたが昨年は2軍戦出場以前に練習参加の話すらないという状況で、病気の改善が見られずに戦力外通告となりました。トライアウトでは146kmを計測して球の質自体は他の投手と格の違いを見せましたが、今のところは進路が決まっていません。投げる力自体はまだまだありますが病気が改善されずに集団行動が難しいとなると、他球団からのオファーは厳しいですかね。治療第一でまたどこかで元気に投げている姿を見れればと思います。

【2021成績】

・2軍成績

12試合　防御率8.01　1勝3敗　30.1回　41被安打　6被本塁打　20奪三振　奪三振率5.93　13与四球　5与死球　29失点　27自責点　1QS　QS率25.0　被打率.320　K/BB1.54　WHIP1.78

昨年はBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズで2ヶ月間派遣されて、そこで9試合登板で防御率3.19、最後は7回無失点に抑えて勝利で終えて2ヶ月間の武者修行が終わりました。

ただ、ライオンズに復帰してからは結果が残せずに防御率8.01はマズイですね。元々細身の体格なのでコントロール勝負しないといけませんが被打率は3割越えに5死球当てるなど、コントロールが崩れてしまい勝負する武器がなくなりました。

独立リーグでの武者修行が意味があったのかは今年にかかっています。コストカット第一のフロントの恩恵を受けて、出井投手も支配下登録のチャンスがあります。この成績では支配下登録したところで大した成績は残せずにクビになる可能性がありますが、今年で育成3年目で一つの見切りの段階に入るので、最低でも支配下登録には入らないといけません。

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