春季キャンプ2日目で注目されたのは今井投手と渡部選手でした。

今井投手が昨日に続いて連日のブルペン入りして合計74球投げました。昨日からいつでもオープン戦してもオッケーみたいな勢いで投げ込んでいます。キャンプ早々ガス欠しないか心配になりますが、今のところ仕上がりでは他の投手を差し置いて一番の良さです。今年は武隈投手に弟子入りして身体の柔軟性について学んだようです。「ガチャ今井」と呼ばれるほどに不安定ですが、この勢いが最後まで続ければ今年は期待が持てる内容です。

一方で、渡部選手は早出特守特打でトータル10時間の猛練習にパリーグTVでベースランニング特集となりました。野手のロマン枠として昨年はイースタン打点王と本塁打王の二冠に輝きましたが、低打率と長き不調に苦しんで1軍では1安打1本塁打のみで終わりました。打撃は和田投手のストレートを空振り三振するレベルで速球に弱いです。それを補うためにショボいスイングにするのでなく、まずは速球をレフト方向に長打を打てるようにスイング強化が求められます。サード守備も根本的に動きが鈍く、逆シングルに滅法弱いだけあるので、改善の余地しかありません。山野辺選手と一緒に猛特訓を受けましたが、最低限の守備力がまだ遠いです。

ドラ1とはいえ12球団見渡して大豊作の20年ドラフトで地味な存在だった渡部選手ですが、2年目で既に「よくばり君」の名称が付けられたりパリーグTVでも特集されるなど、注目度はあります。中村選手もキャンプA班で栗山選手と共に1時間半打撃練習に取り組むなど、まだまだ現役バリバリです。サードのレギュラー争いはブランドン選手が一歩リードしていますが、この春季キャンプで渡部選手の巻き返しに注目が集まります。

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