ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

トレード検証 山野辺を放出して投手を補充せよ①





前にライオンズのチーム編成の投手編と野手編を見ていきました。その結果としてやっぱり投手の頭数が不足して、特に2軍のローテーションが不足する可能性が高くなっています。このままだとコーチ兼任の内海投手が2軍でエース並みに先発ローテを回さないといけません。




その中で、渡辺GMはオンライン取材で今後の支配下枠は育成選手から支配下昇格を2枠設ける予定と話がありました。長谷川選手は確定として、残り1枠が川村選手、赤上投手、出井投手の誰かになります。場合によっては育成からの支配下昇格を増やす可能性も言っていましたが、この時点で戦力外補強などの可能性はないということが明らかになりました。支配下2枠増やしても65人で明らかにコストカットに走っています。実際にホテル事業を立て続けに売却するなど経営が苦しいのは目に見えて分かりますが、であるにしてもこのまま開幕戦に突入するのはリスクが高いです。外国人選手の入国が3月から始まる可能性がありますが、仮に3月に入国出来ても実戦は4月下旬から5月までかかると見た方がいいでしょう。




投手の頭数は足りないが外からの補強や補充はお金がなくて無理、そうなると残る手段はトレードしかありません。要するに野手をトレードの駒に出して投手を獲得することですね。昨年は木村選手と公文投手のトレードで無事に投手の補強に成功しました。今回もそのパターンを狙っていこうという企画になります。




この企画は2回に分けます。まずは誰をトレードに出すのかという話です。前々からネタバレしましたが、今回トレード放出の候補に出すのは山野辺選手です。春季キャンプでは徹底した内野手ノックを受けて辻監督からの内野手としての期待値は高いですが、個人的には見切りを付けてのトレード候補に選出しました。おそらく山野辺選手に期待しているファンから怒られるかもしれませんが、まずは山野辺選手をトレード候補に出す理由を明確に説明したいと思います。要するにシーズン最後に「GG山野辺」だったからとかそういう適当な理由ではないということです。





【山野辺トレード放出理由】

・社会人入団4年目で成長がない、見込みが薄い

18年ドラフト3位指名から今年で4年目の山野辺選手ですが、昨年までの3年間で成長した部分がないのが最大の理由です。要するにこれ以上成長する見込みが薄いということです。


1年目から2軍で二桁本塁打とイースタン盗塁王、長打率.465と俊足とパンチ力に注目されました。一方で守備では堅守の触れ込みが嘘のようになんでもないゴロのエラーを1年目からやらかし、守備に大きな課題を残しました。


この内容から今年で4年目に突入しますが、果たして課題克服や長所を伸ばすといったことが出来たかどうか、答えはNOです。打撃はパンチ力はありますが全体的に雑でバットに当たらない低打率、そのせいで出塁率も上がらず自慢の足もアピール出来ない(盗塁は金子侑司選手より出来るがライナーで飛び出す癖がある)、守備は内野手として捕球が出来ず打球反応も悪く外崎選手や山田遥楓選手と比べると余計に悪目立ちする、加えてポロリ弱肩悪送球癖は変わらずとやはり進歩はしてない、しても微々たるものです。


選手として見ても外崎選手が骨折で離脱という千載一遇のチャンスをヘッスラで負傷離脱で機会を逃すなど、プレー感覚の悪さも浮き彫りになりました。昨年打撃で成長を見せた呉選手と守備で成長を見せた山田遥楓選手の存在も大きく、山野辺選手の存在は昨年1年間でちっぽけなものになってしまいました。


このように社会人4年目で今年で28歳ながら内容が相変わらずでファンからの期待値も年々落ちていると思います。思い返すと期待していたのは1年目がピークじゃないですかね。この1年目が一番輝いていたのは伊藤投手と似たパターンになっています。





・内野手、特にセカンドとして出る幕がない

それでも外野コンバートしてくれるならレフトで打撃勝負を期待しましたが、キャンプで見た限りは徹底しての内野ノックなのでその線はなくなったでしょう。昨年の「GG山野辺」で外野手失格の烙印を押された可能性が高いですが、あれはそもそもキャンプで軽く触れただけの外野守備をシーズン最終盤にスタメンで組み込んだ辻監督の責任です。


内野手として基本はセカンドですが、外崎選手が不動のレギュラーです。打撃に不安はありますが、圧倒的な守備力はフル出場すればゴールデングラブ賞確定です。さらに2番手にはセカンドレギュラー奪取に名乗りを挙げる山田遥楓選手がいます。外崎選手以上に打撃が弱いですが、守備は外崎選手に負けない守備力を誇って、強肩発動で際どいタイミングも併殺打を狙えます。さらに打撃で一歩リードしているのは呉選手です。守備は上手くないですが昨年の経験を経て平均レベルまで守れるようになりました。外野コンバートするのか分かりませんが、セカンドレギュラー候補としても名乗れる実力はあります。この時点で山野辺選手は勝負するにはあまりにも高き壁となっています。勝っているのが足以外ないです。


次に「ポストおかわり」候補を探しているサードですが、ここはブランドン選手と渡部選手の争い場になっていますし、フロントとしてもここは長打力が武器の選手にレギュラーになって欲しい思惑があると思います。さらに呉選手、山田遥楓選手も守ろうと思えば守れますし、新外国人選手のジャンセン選手もいます。当然ながら弱肩悪送球の山野辺選手に守らせるのはハイリスクすぎるポジションです。


ショートも守れますがここも不動のキャプテン源田選手がいます。仮に源田選手に何かあっても山田遥楓選手がいます。この次に平沼選手、熊代選手と入れましたが、仮にあるならショート3番手争いですかね。ただ、昨年もショートを守らせてとんでもない悪送球があっただけに、大いに不安があります。


このように、現実的に内野手としてレギュラーを狙うとすると越えるには大きすぎる壁が立ちはだかることになります。当然ながらこのご時世で今年もいつどこで誰がコロナ感染してもおかしくないので昨年みたいな千載一遇のチャンスはなくはないですが、そんな小さい可能性に賭けるなら別の道を模索した方がいいのではないかと思います。




・このまま代走要員になるより他でレギュラー獲得のチャンスを狙った方がいいのでは?

このまま内野手一本でいくのであれば、おそらく行き着く先は代走要員だと思います。金子侑司選手の足の衰えが懸念されているので、代走要員なら可能性はあります。ライナーで飛び出しますが足自体は相当速く、盗塁能力も悪くないです。ただ、完全にレギュラーの可能性はないということになります。


これまで山野辺選手の能力を酷評気味に書きましたが、チャンスを与えられないという点は一つあります。昨年はチャンスを自分で潰しましたが、今年に関してはキャンプで相当気合いが入っているのは中継を見てもよく分かります。昨年のファン感でリベンジャーズの一員で謝罪してリベンジを誓ったのも嘘ではないでしょう。ただ、今年に関してはチャンスを与えたくても与える場所がないです。外野コンバートしてくれればチャンスを与えられますが、内野手一本では他の選手を差し置いてチャンスを与えるにも順番待ちになります。仮に他の選手を差し置いてチャンスを与えたら、下手したら「辻発彦愛人枠」と呼ばれる可能性もあります。


走攻守全て雑ですが持っているものが悪いとは思いませんし、使っていけば磨かれる可能性はあると思います。辻監督が未だに期待しているのも秘めた能力があるからだと思います。ただ、今のチーム編成では山野辺選手の能力を試す場所なく終わってしまう可能性が高いということです。だったら需要のあるチームに移籍して可能性を広げた方がいいというのが個人的な考えです。





と言ってもこれは所詮はファンの考えなので、フロントが動くかは別問題です。おそらくですが、現時点でトレードの話はないし動かないと思います。なので山野辺選手は今年こそセカンドレギュラー奪取して活躍してくれれば、今年の「期待以上の大活躍ランキング」第1位にランクインして私は山野辺選手に謝罪します。





今日はここまでにして、次は山野辺選手を放出して誰をトレードで獲得するかを検証します。いくつか候補はいますが、その1人のヒントを出しておきます。ヒントは身長190cm以上、体重100kg超えの恵まれた体格から投げる最速160kmのストレート、それに対するコントロールが、、、最速160kmでほぼ候補は絞られたと思いますが、答え合わせは次回の企画で発表します。







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