ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号7 金子侑司

【2022成績】

44試合 打率.277 128打席 119打数 33安打 4二塁打 2三塁打 1本塁打 44塁打 4打点 12得点 25三振 8四球 1犠打 3盗塁 3盗塁死 出塁率.323 長打率.370 OPS.693 得点圏打率.250 1失策





【ルキナ査定】

ランク:D→C

年俸:12600万(現状維持 4年契約4年目)

※12600万(現状維持)





【今季振り返り】

まず金子侑司選手の始まりはオープン戦、全く打てずに打率が途中まで.048と消費税以下の打率、この「048」という数字が埼玉市外局番と一緒ということで話題になってしまい、最終的にオープン戦打率.045は横浜市外局番として、市外局番ネタで晒し上げの一因になってしまいました。当然ながらこんな低打率でスタメン起用なんか言語道断、開幕してからベンチスタートが続きました。


しかし、若手外野勢が軒並み開幕早々撃沈が続き、遂に誰もスタメン起用がいなくなって、金子侑司選手にもスタメンチャンスが与えられます。このチャンスで結果を残すことに成功して、一時的にレフトスタメンに定着することが出来ました。微妙なミスが続きましたが、過去2年と比べたら今年はなかなかの好打撃が続いて不良債権挽回に期待がかかりました。


その勢いの中で札幌ドームで一塁全力ダッシュの際に肉離れを起こして戦線離脱、さらに復帰したオリックス戦でまたもや肉離れ再発で1試合でまた離脱、せっかく好調なタイミングで二度も戦線離脱を余儀なくされて金子侑司選手はさぞ悔しかったと思います。この間に外野が誰もおらずに愛人采配が多発するなどで、金子侑司選手がいればと思う試合が多かったです。


9月に完治せずに満身創痍でしたがチームの優勝争いのために一か八かのぶっつけ本番で復帰、肉離れ再発のリスクを抱えながらも9月打率.286、1本塁打と2年振りのホームランを打って、優勝争いから脱落する弱小打線の中で1人どうにかしようと意地を見せるプレーは非常に印象深かったです。最後のCSまで満身創痍の中で頑張ってくれました。





【総評】

昨年ボロボロだった打撃ですが、今年は下半身の軸が崩れずにスイングの軌道がまともになったので、しっかり外野まで鋭い打球を打ち返すことが出来ました。四球と出塁率は高くないですが、内容としてはボール球を見たり粘ることはどんぐり勢と比べると頭一つ抜けていました。左右打席だと右打席は打率2割ですが左打席で打率.293、ホームランも左打席で打って左打席の内容が良くなったのが結果につながりました。


一方でこれまで自慢だった足をアピール出来ませんでした。今シーズンは全てレフト起用、終盤はともかく春先からセンターをオグレディ選手にしてでもレフトにしていたので、おそらくセンターを任せることはもうないかもしれません。後半戦は盗塁企画そのものが0、肉離れの連発で点差に余裕が出たら途中交代させるだけに足の不安が大きく、来年に向けて不安が残る状態になりました。


これまで金子侑司選手といえば過去に某女子アナとの交際報道やコロナ禍で外出自粛の中で合コンするなどチャラいイメージが強かったですが、昨年結婚してからかなり落ち着いた印象があります。今年の懸命なプレーも、結婚して家庭が出来たことによる自覚の表れが良い方向に結んだかもしれません。打撃の改善の理由には、こういったプライベートの変化もあると思いました。





【来季に向けて】

複数年契約最終年で非常に大事な1年になります。外野レギュラー候補の1人で計算していいでしょう。9番レフトで打率.250、出塁率.330はクリアしてもらいたいです。引っ張りが続くと打撃フォームが崩れる癖があるので、基本はセンターからレフト方向への意識をしっかり保ちつつ、出塁の意識を年間通して続けてもらいたいです。


来年不良債権挽回のチャンスがある一方で、最悪のパターンは引退もありえます。今年の十亀投手と武隈投手の引退を見ると、FA残留選手や暗黒期を支えた功労者であっても、経営事情から引退勧告される可能性も高くなりました。ましてや年俸1億超えの金子侑司選手なんかはまさにコストカットの対象になります。来年も肉離れ連発でまともに試合出場出来なかったら、それでフロントからはここまでと判断されてしまう危険があります。足が武器の選手なだけに、まずは足の完治と肉離れ再発予防に努めた上で、来年は不良債権脱却を狙っていきたいです。





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