ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号13 高橋光成

【2022成績】

26試合 防御率2.20 12勝8敗 勝率.600 175.2回 153被安打 9被本塁打 128奪三振 奪三振率6.56 51与四球 11与死球 5暴投 48失点 43自責点 21QS QS率80.8 被打率.241 K/BB2.51 WHIP1.16



防御率4位、勝利2位、勝率3位、投球回2位、被安打2位、奪三振4位、奪三振率6位、与四球2位、与死球1位、暴投3位タイ、QS2位、QS率3位、被打率6位、K/BB7位、WHIP5位




【ルキナ査定】

ランク:A→A

年俸:20000万(+9000万)

※18000万(+7000万)






【今季振り返り】

今年は春季キャンプからフォーム改造に取り組みました。結局開幕戦黒星スタートから上手くいかずに数試合で元に戻しました。序盤は試合を作る投球は多いですがなかなか勝ち星が伸びず、7回1失点で3敗するなど隅田投手の影に隠れて無援護の会会員になってしまい、前半戦は防御率2点台ながら6勝7敗とまさかの負け越しになってしまいます。


しかし、後半戦は無援護を実力で黙らせるエースの力投を披露、後半戦防御率1.70、6勝1敗と大きく勝ち越して、失速気味のチームでエースとして力投を続けました。援護に恵まれない中で自己最多の12勝、自己最多勝利数更新して今年は最後までバテることなく唯一1年間通して投げ抜いてくれたエースに相応しい活躍だったと思います。





【総評】

本当に1年間よく頑張ってくれたと思います。まさに安定感に秀でた投球でした。指標の多くは山本由伸投手に次ぐ数字を残しています。今年大きく強化されたのがスライダーでした。スライダー被打率.200、空振り率13.68%、48奪三振は今年の球種で一番多く三振を奪った球です。カットボールが悪かったのをスライダーで補うことが出来ました。加えてQS率8割超え、イニング数も登板過多が続く中継ぎに対してもイニング消化に努めてくれました。勝っても8回投げ切れなかったことに悔しさを覚えるなど、エースとしての自覚と実力は確実に身に付けていると言えます。


足りないのは真のエースとしての勝負強さ、後半戦唯一の1敗は9月首位攻防戦のソフトバンク戦、CSでも6回5失点で負け投手になるなど、本当の意味での勝負強さはまだ高橋光成投手にありません。次に求められるのは本当に負けられない試合でエースとして相手に点を与えない投球が出来るか、ここは技術に加えてメンタル勝負も求められるところです。






【来季に向けて】

要求としては今井投手と一緒です。変化球はあとは投げミスをなくすことで求めたいのはストレート勝負出来るようにすること、高橋光成投手もスライダーに頼りすぎた結果、最後に待っていたのはCSで柳田選手にスライダーを打たれた致命的なスリーラン献上です。ストレートも昨年に比べて改善されましたがそれでも被打率.256とまだ打たれています。カウント球としてのストレートは甘い球が多いだけに、変化球だけでなく確実にストレート勝負でも抑えられる球威も欲しいところです。


十分エース格ですが、是非Sランクを目指して欲しいということで、さらに上の要求をします。無駄な失点を減らすこと、今年だとピンチで強敵を抑えたと思ったら気を抜いて無名の選手にタイムリーを打たれたり、先頭打者を出塁させて2アウトまできたのにそこから失点するなど、勿体ないという失点は決して少なくないです。防御率は2点台前半ですが、ここに無駄な失点を阻止すれば防御率1点台で最優秀防御率のタイトルの可能性も見えてきます。ですから来年の理想としては防御率1点台を目標にしてもらいたいです。


そしてエースとして来年こそは1試合完投勝利する試合を作ること、今井投手、松本弥投手、與座投手はそれぞれ1試合9回以上投げていますが、高橋光成投手は8回止まりです。エースとして2年連続完投がないというのは不満が残る点です。是非とも来年は勝負強さと完投完封試合をして、真のエースを目指してもらいたいです。





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