【2022成績】

52試合　防御率2.45　2勝5敗5H7HP31S　勝率.286　51.1回　37被安打　7被本塁打　34奪三振　奪三振率5.96　10与四球　14失点　14自責点　被打率.202　K/BB3.40　WHIP0.92

セーブ2位

【ルキナ査定】

ランク:B→B

年俸:30000万(現状維持　4年契約3年目)

※30000万(現状維持)

【今季振り返り】

オープン戦最後に全く落ちないフォークを村上選手にホームランを打たれて不安全開のシーズンスタート、しかしシーズン始まってからオリックス戦大逆転後の1点差を三者凡退で締めくくるなど、前半戦は昨年の不振が嘘みたいな好投を続けます。どんなに危なくてもセーブだけはきっちり決める心臓に悪い増田劇場を続けます。前半戦セーブ失敗はわずかに1つ(その1試合をよりによって現地で見届けてしまったが)、防御率1.09、22Sと守護神に相応しい活躍をします。

しかし、コロナ感染で離脱した後半戦から歯車が狂います。コロナ感染から復帰してすぐの日本ハム戦の1点差セーブ場面で近藤選手に全球ストレート勝負の結果サヨナラスリーラン献上、前半戦良かったストレートが全く通用しなくなり、守護神としての地位が危うくなりました。しかし、今年はスライダーが良かったのでスライダー配球で何とか凌いでいきましたがそれも長くは続かず、9月からは1点差セーブ場面は平良投手に譲るなどして、守護神としての地位は確立出来なくなりました。最後にセーブ王タイトルがかかった試合で柳田選手に同点ホームランを打たれてタイトル消滅、CSでもストレートを打たれて1イニング持たずにKO、正真正銘の実力不足で今季終了となりました。

【総評】

良かったのはスライダーです。昨年被打率3割超えだったスライダーが今年は被打率.123、空振り率11.76、1被本塁打と改善されました。スライダーのキレが上がったのでストレートがダメでもスライダーでカウントを稼ぐことが出来ました。変化球を使えたことでストレートと上手く配球を混ぜてなんやかんやで前半戦は増田劇場で大事故を起こすことなく抑えることが出来ました。

しかし、ストレート被打率は1割台ながらも空振り率8.05と本質のストレート投手としての醍醐味が失われつつあります。特に後半戦は満足にストレート勝負することが出来ずに、スライダーに頼りっぱなしの投球になってしまいました。どんなにスライダーが良くなってもあくまでも救済措置、フォークとか被打率3割超えでボロボロなだけに、スライダーに頼るのも限界があります。トータルで見たら昨年から挽回しましたが、後半戦の内容は今後の衰えを懸念するものがあります。

【来季に向けて】

ストレート勝負、これが出来るかどうかです。守護神を任せる以上はストレート勝負出来なければ無理な話です。おそらく来年もオープン戦はスロースタートで不安な内容だと思います。そこからしっかりギアチェンジして抑えることができるかどうか、また昨年みたいな内容だと容赦なく守護神剥奪という選択肢しかありません。スライダーも大事ですが、全て救済措置に頼らないようにしないといけません。

年齢的にもベテランの域に入ります。セーブ数の記録は大事ですが、1年でも長く主力投手として続けていくためにも、今年みたいに変化球の選択肢を増やすなどして、投球技術も求められてきます。

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