【2022成績】

30試合　防御率2.89　6勝8敗2H4HP　勝率.429　81回　77被安打　7被本塁打　48奪三振　奪三振率5.33　27与四球　6与死球　1暴投　34失点　26自責点　3QS　QS率23.1　被打率.253　K/BB1.78　WHIP1.28

【ルキナ査定】

ランク:B→B

年俸:8000万(＋1200万)

※8000万(＋1200万　単年契約)

【今季振り返り】

今シーズンスタートは中継ぎでした。出だしはスライダーのキレが良く、勝ちパターンの一角として好投しました。しかし今年も好調期間が1ヶ月で終了、GWから中継ぎの序列が下がり、気がつけば敗戦処理に近い扱いになってしまいました。

そんな中で先発ローテが怪我や不調で頭数が足りなくなり、白羽の矢が平井投手に立ちます。「先発平井、中継ぎ平井」、これが昨年に引き続き今年も便利屋起用として扱われる羽目になります。ただ、違ったのは便利屋先発として5回以上投げて2失点以内に抑える試合が多く、最低限の仕事をこなしてくれたおかげで、前半戦は先発不在の窮地を陰ながら救ってくれました。

ただ、そんな便利屋先発も長くは続かず、7月に入ってから先発としてのガス欠が顕著になって打たれる試合が増えていきます。豊田コーチも前半戦の頑張りを讃えてか後半戦隅田投手を中継ぎ起用にしてでも先発起用を続けました。最後にロッテ戦3回4失点KOで今季終了、結局1年間通してのパフォーマンスキープは難しかったです。しかし、最後打たれたとはいえ平井投手が今年1年便利屋で頑張ってくれたから9月まで優勝争いに加わることが出来た、この評価でいいと思います。便利屋としては合格点を出せる活躍ではないかと思います。

【総評】

これまでと違い、今年は対右被打率.273、スライダー被打率.273と平井投手のメイン球種であるスライダーの指標が悪いです。年間通してのスライダーのキレを維持出来ずに、これまで得意だった右打者相手に逆に打たれるようになりました。

一方でシュート被打率.176、ナックルカーブ被打率.143、カットボール被打率.217とスライダー以外の球種で打ち取る投球で抑えていきました。先発としてシュートなどインコースを突いてから外を踏み込ませずに抑える、スライダーが決まらない中でそれ以外の選択肢を増やすことが出来たので、便利屋先発としてはなんやかんやで結果を残すことが出来たのではないかと思います。

【来季に向けて】

正直起用法が難しいです。81試合投げて以降好調キープが1ヶ月で終了してしまいます。奪三振率も年々低下しているので、勝ちパターン起用が出来るかどうかが微妙なラインです。であれば本格的な先発転向に再チャレンジになりますが、先発としてスタミナが80球目安で6回投げ切れないので、先発ローテに入れると中継ぎの負担を増やすことになります。便利屋起用を続けた結果、器用貧乏になってしまった気がします。

こうなると来年も便利屋起用で首脳陣の都合良く扱われる可能性が高くなります。スライダーが落ちた一方、シュートやカットボールを駆使した新たな投球スタイルの可能性も見えてきました。これからベテランの域に入ってくる中で、スライダー以外の選択肢も増やして長く活躍する方法を見つけていきたいです。

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