ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号27 内海哲也

【2022成績】

5試合 防御率3.00 1敗 勝率.000 12回 12被安打 2被本塁打 8奪三振 奪三振率6.00 2与四球 4失点 4自責点 被打率.255 K/BB4.00 WHIP1.17





【ルキナ査定】

ランク:E→E

年俸:引退(−4500万)




【今季振り返り】

選手兼任2軍投手コーチに就任、春先から指導者と野球との両立になりますが、その中で2軍戦で好投を続けてGWに1軍先発します。その試合で5回1失点と好投して2000投球回達成となります。思い返すとこの試合が内海投手が先発投手として最後に勝ち投手になるチャンスで、直後の逆転負けで勝ち星が潰えたのが悔やまれました。


次の日本ハム戦で5回投げきれずに敗戦投手、何故か宇佐見選手に2試合で2本塁打打たれる相性の悪さを発動してしまい、これで暫く2軍再挑戦となりました。その後も小刻みに投げていましたがなかなか1軍先発のチャンスが回ることはありませんでした。


後半戦に入ってから、早い段階で今シーズン限りでの現役引退を発表します。その後直ぐにソフトバンク戦で中継ぎとして登板して2試合投げて無失点投球、引退発表しても実力は健在でしたが引退試合に向けてここで登録抹消となります。9月の楽天戦で引退試合で最後の先発登板となり、山﨑選手をストレート5球でセカンドゴロに抑えてベルーナドームラスト登板を締めくくります。そして正真正銘ラストとなる2軍の巨人戦で見逃し三振に抑えて両軍胴上げで現役引退、まさに「有終の美」に相応しい現役生活の締めくくりとなりました。




【総評】

1軍登板わずか5試合ながら、内容はかなり良かったのではないかと思います。ベテランならではの低めに集める制球力を武器にゴロを量産、球のキレも完全に衰えてはなく、実力としては月1,2回先発を目安に考えていけば、来年も現役を続けられるのではないかと思います。現役引退が悔やまれましたが選手と指導者の二刀流の大変さと40歳という節目で一つの決断に至ったのではないかと思います。


内海投手といえばまさに人格者の代表的な存在ではないかと思います。本来であればCS争い真っ只中でしかもCS争い直接対決の楽天戦にも関わらずに引退試合を開催、ましてや生え抜きでなく人的補償加入で外様の立ち位置にも関わらずこんだけ盛大に開催してくれた、これはフロントの営業や贔屓一切関係なく、内海投手がライオンズに移籍してから4年間勤め上げてきた成果と人徳があったからでしょう。


衝撃の人的補償から4年間で2勝3敗、お世辞にも戦力になったとは言えません。しかし指導者としては渡邉投手をはじめとした若手投手陣の手本として、多くの投手を1軍登板まで導いてくれました。本来であれば巨人に戻るのを直訴してもおかしくない中で最後までライオンズの選手として義理を通してくれました。当初宇佐見選手獲得を希望していた私としては、人的補償の見る目のなさをただ反省するしかない結果となりました。今更ではありますが、ライオンズに来てくれたことにひたすら感謝しかない気持ちです。





【引退後】

当初は巨人に戻って阿部慎之助コーチを手助けする可能性もありましたが、恩師である堀内氏の進言もあって、ライオンズの2軍投手コーチへの就任が発表されました。将来的に阿部慎之助政権が発足したら流石に巨人に戻るかもしれませんが、それまではライオンズの投手コーチとして後進の育成に励んでもらいたいです。1軍登板した投手は増えましたが、まだまだ独り立ちした投手は多くなく、内海コーチの力が必要不可欠です。松井政権の更なる投手力強化に向けて、2軍投手コーチとしての役割に期待します。


現役生活お疲れ様でした。






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