2022シーズン振り返り 背番号30 B.オグレディ
【2022成績】
123試合 打率.213 465打席 404打数 86安打 24二塁打 15本塁打 155塁打 46打点 42得点 129三振 54四球 5死球 2犠飛 2盗塁 1盗塁死 8併殺打 出塁率.312 長打率.384 OPS.695 得点圏打率.221 2失策
二塁打9位タイ、本塁打7位タイ、三振3位、四球8位
【ルキナ査定】
ランク:C→C
年俸:退団(−8000万)
【今季振り返り】
スパンジェンバーグ選手に変わる走攻守三拍子揃った外野手、ダルビッシュ投手がSNSで絶賛していただけあって、入団当初の期待値はスパンジェンバーグ選手以上のものがありました。3月に入団会見してオープン戦終盤に1軍出場して開幕に間に合わせました。開幕戦でマルチ安打、開幕当初はセルフジャッジの選球眼と長打力を武器に山川選手に次いで打線を牽引してくれました。
しかし、徐々に弱点が露呈されてからそこを攻められて率が低下します。守備もスパンジェンバーグ選手よりはマシですが基本能力は低い部類で、結局長打力に全振りしたスパンジェンバーグ選手という感じになりました。前半戦打率.228ながら12本塁打、OPS.760とチームに足りない出塁と長打はそれなりに稼いでくれました。
問題は後半戦からで、高めガンガン振りまくるせいで相手も釣り球投げてあと落とせば大丈夫でしょみたいな配球攻めで全く打てなくなります。8月に東浜投手から打ったスリーランを最後にホームランなし、9月は打点長打0、全く打てなくなってもスタメン起用が続きましたがCS最後の試合で得意の東浜投手相手に打てず、センター守備でも守備範囲狭すぎて全部センターオーバーの長打献上でこれで契約終了となりました。
【総評】
これでもチーム内では山川選手に次ぐ二塁打と本塁打、今年は新外国人野手が軒並み酷すぎたのもあって、これでもオグレディ選手は他と見比べればまたマシな部類になります。最終評価は長打全振りしたスパンジェンバーグ選手です。15本塁打は全て真ん中から低めの球を打ったものでした。低めの球をすくい上げる技術力は高く、交流戦は対戦経験の少ないセリーグ(特に広島)なんかはオグレディ選手の得意ゾーンでの勝負もあって、前半戦はチームに貢献する活躍もそこそこありました。
しかし打率リーグ最下位、後半戦1本塁打に9月以降長打打点0、足も速くなく守備も下手な部類(ゴールデングラブ投票2票獲得)、20本打ててないのに三振数は山川選手より多い、これで来年契約延長は絶対に無理です。好き勝手振り回していた高めのゾーンで本塁打はなんと0本、打てもしない高めの釣り球を空振り連発していたということで、自分勝手な打撃が目立ってしまいました。攻略法も高めを釣って低めに落として終了、3分クッキングレベルでお手軽な攻略法なだけあって、全球団似たような攻略法と何度も見た空振り三振の光景は最後まで変わることはありませんでした。
後半戦打てなかったのは疲れや不調というより、完全に攻略されたと見るしかないです。打撃も典型的なプルヒッターでレフト方向打率.071、ヤクルトなんか一二塁間に守備3人置くなど超極端なシフトを敷きました。攻略されてから例えば外の球はレフト方向へ流すなり、高めの釣り球は我慢するなど改善方向が見れれば良かったですが、それはありませんでした。真面目で練習熱心な選手でしたが、打撃スタイルがNPBに不向きだったと思います。
【退団後】
おそらくまた3Aに戻ってメジャー昇格を狙うと思います。ダルビッシュ投手に会ったらNPBの審判は正確じゃないなり、なんでも愚痴でも話せばいいと思います笑。もしかしたら来年スパンジェンバーグ選手みたいに、知らぬ間にメジャー昇格とかあるかもしれません。
外国人補強ですが、走攻守三拍子型は結局中途半端に終わるだけです。スパンジェンバーグ選手、オグレディ選手と立て続けに微妙な形で終わっています。おそらくヘルマン選手の再来を狙っているのでしょうが、盗塁に関しては日本人選手に求めるところなので、次の新外国人野手は長打力第一に切り替えないといけません。来年の新外国人野手でまた走攻守三拍子型が来たら、オグレディ選手の再来と呼ぶことになるかもしれません。
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