【2022成績】

94試合　打率.227　301打席　260打数　59安打　9二塁打　1三塁打　5本塁打　85塁打　28打点　25得点　54三振　37四球　1死球　2犠飛　2盗塁　3併殺打　出塁率.322　長打率.327　OPS.649　得点圏打率.292　6失策

【ルキナ査定】

ランク:B→C

年俸:2500万(現状維持)

※2800万(＋300万)

【今季振り返り】

オープン戦不調で開幕戦はベンチスタートになります。すぐに山川選手の怪我でスタメンに戻ってから4月打率.275、出塁率.363、得点圏打率.364、春先は相次ぐ離脱者や故障者の中で、呉選手の打撃が数少ない頼み綱となっていました。

しかし、5月にコロナ感染してから呉選手の調子に異変が起きます。復帰した中日戦でツーランを打つなど活躍しますが打撃の好調が長続きせず、6,7月は打率1割台に沈み、その間に平沼選手にレギュラーを譲るなどしてまたベンチメンバーに逆戻りました。

後半戦は8月打率.288と持ち直しますが9月にまた打率1割台に沈み結局最後もまた平沼選手にスタメンの座を譲りました。後半戦はサードとファーストで守備ミスを連発、CSでは暴走して走塁死、コロナ感染から全てに精彩を欠く形で不本意な1年になってしまいました。

【総評】

コロナ感染で狂わされたと思います。復帰してから体力が戻らないせいか好調が長続きせず、速球をなかなか前に飛ばせず変化球も打てませんでした。そのせいで引っ張り傾向の打撃も目立ち、インコースを攻められて色々と苦しくなるなど色々と悪循環に陥る形になりました。

ただ、打率は低いですが根本的な選球眼や得点圏打率は失われていないので、体力が戻れば数字は劇的に改善されると思います。打球方向別打率を見るとライト方向打率.345、レフト方向打率.177、改善点はここでないかと思います。選球眼があってバットコントロールもチームでは上位にいる選手なだけに、引っ張り一本では折角の自分の長所を発揮出来ないです。呉選手は二桁ホームランはおまけで構いません。引っ張りに徹さずにレフト方向へのヒットも意識していきたいと思います。

【来季に向けて】

ポジション(サード、ファースト)からして長打が求められがちですが、呉選手はそこは気にせずに打率と出塁率に拘っていく打撃スタイルを継続していきたいです。今年ミスが増えた守備ですが、サードとファーストの守備能力自体は伸びています。コロナ後遺症も気にはなりますが、アスリートとして体力を戻して来年は戦っていきたいです。

今年は最終的にスタメンを平沼選手に奪われて、来年30歳になる呉選手としても今後チャンスが減らされる可能性があります。時間はかかりましたが昨年ようやく才能開花した苦労人だけに、このまま控えに埋もれずにレギュラー争いを制してもらいたいです。

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