ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号48 武隈祥太

【2022成績】

・2軍成績

4試合 防御率10.13 5.1回 9被安打 1被本塁打 8奪三振 奪三振率13.50 1与四球 1与死球 6失点 6自責点 被打率.375 K/BB8.00 WHIP1.88





【ルキナ査定】

ランク:B→E

年俸:引退(−3200万)





【今季振り返り】

昨年最下位転落のチームを救う救世主として蘇りました。今シーズンはキャンプB班から開幕1軍を狙いましたが状態が上がらずに2軍スタート、3月末の遠征から突如として姿を消しました。そこから練習の話すら上がらずに本当に消息不明となり、引退説も囁かれました。


ようやく姿を見せたのは9月でした。実戦登板して変化球で空振りを取ったので来季に向けてラストチャンスがあると思いましたが、最終戦のセレモニアルピッチで突如として現れて現役引退を表明、セレモニアルピッチで大暴投してこれで現役引退となりました。




【総評】

長きに渡った消息不明は肩を痛めたことが原因でした。セレモニアルピッチの大暴投を見るとやはり投げることに限界があったようです。長年に渡る酷使の影響が今年になって肩痛として苦しむ形になってしまったかもしれません。


武隈投手といえば、チームがBクラスの時だけ活躍する「ダークヒーロー」だと思います。伊原&田邊政権の暗黒期、昨年の最下位など、17年を除けば活躍したのは常にチームがBクラスに沈んでいる時でした。逆に武隈投手が活躍しないシーズンはほぼ確実にAクラスなだけに、非常に判断に困る投手でもありました。今年もBクラス転落目前ながら最後に踏みとどまってAクラス入り、これが武隈投手からの現役最後の置き土産なのか否かは不明ですが、この謎のジンクスは最後まで守られることになりました。


中継ぎとしてストレートが速くなく、左キラーのスライダーがあるわけでもない中で、鋭く落ちるチェンジアップを武器にして暗黒期は多くの試合に登板しました。先発としてはソフトバンク戦の8回途中までノーヒット投球、中継ぎとしては昨年の楽天戦0アウト満塁を無失点に抑えた投球が印象に残っています。ドラフト不正で上位指名剥奪された年の入団選手では唯一にして今年まで長く現役生活を続けることができました。


加えて「ご無沙汰しております」から始まる独特のトーク術から始まり、現役を長く続けたいからドラフトで左腕取らないで発言、自分が活躍したらBクラスを自虐ネタに走り、引退セレモニーでも話すことを飛ばしてカンペ読むなど、キャラクターとしても謎に満ち溢れた人柄でした。その人柄の真意は自主トレを共に行い、引退セレモニーで涙を流し、そして武隈投手の背番号を引き継いでくれた今井投手の行動が全てを物語ってくれたのではないかと思います。





【引退後】

引退後は球団本部ファーム・育成グループ付兼バイオメカニクス兼若獅子寮副寮長に就任することが発表されました。確かに忙しそうですね笑。こんなに多くの役職をこなすのは大変でないかと思いますが、武隈投手であれば自身のペースで上手いことやってくれるのではないかと思います。仕事に余裕が出来たら、ライオンズ戦の解説席に座って独特の武隈節の解説を聞けたら嬉しく思います。


現役生活お疲れ様でした。





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