ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号61 平良海馬

【2022成績】

61試合 防御率1.56 1勝3敗34H35HP9S 勝率.250 57.2回 36被安打 2被本塁打 75奪三振 奪三振率11.71 18与四球 2与死球 3暴投 15失点 10自責点 被打率.178 K/BB4.17 WHIP0.94



試合1位タイ、ホールド1位、ホールドポイント1位タイ





【ルキナ査定】

ランク:S→A

年俸:18000万(+8000万)

※18000万(+8000万)





【昨季振り返り】

オフシーズンの手術から開幕1軍入りしませんでしたが急ピッチで調整して次の日本ハム戦では即登板してしかも連投、2試合目で完璧にコンディションを整えて、昨シーズンも勝ちパ入りのスタートとなります。復帰してすぐに大車輪の活躍を見せますが当然ながら登板数も大きく増えてしまい、6月までで36試合登板と明らかな投げすぎになります。沖縄戦を除いて素晴らしい活躍でしたが、この時点でガス欠が起こるのは時間の問題になります。


登板過多になった平良投手はストレート勝負が通用しなくなり、結果として変化球に逃げ出したのが裏目に出ます。オリックス戦で吉田正尚選手に同点ツーランを打たれたのを皮切りに変化球逃げ腰投球が全部裏目に出て、ロッテ戦で2点差守れずサヨナラ負け、楽天戦も勝ち越し直後に同点ホームランを打たれるなど7月防御率6.10と大きく悪化、変化球逃げ越し投球には辻監督から直接苦言を呈される事態に陥りました。


そんな中でオールスターでストレート勝負で抑えてから自信を取り戻して、後半戦は再び勝ちパとして活躍します。しかし8月に入り右手中指負傷で1ヶ月間登録抹消、その間前半戦活躍した勝ちパターンが軒並み崩れて、優勝争いから脱落する形になりました。9月に復帰してから大型連敗をする中で平良投手の出番はなく、その間に始めた動画配信が大バズりして、「プロ野球選手兼YouTuber」としての肩書きを得ることになります。最終的には増田投手に代わって9回を任せられることにもなり、最後は水上投手と一緒に中継ぎタイトルを受賞することが出来ました。


そしてこれで終わらなかったのが平良投手です。オフシーズンの契約更改で先発直訴して契約を保留、本気で先発転向の希望をなぜか帰りのタクシー内で撮影した動画を配信して訴えたことで渡辺GMも折れて先発転向を受け入れる形になりました。最後ら辺は野球よりもYouTuber色が強くなった気がします。違った角度で野球選手の新しい可能性を見出したという点は評価して良いのかダメなのか、よく分からない終わり方になりました。





【総評】

チェンジアップを捨てて新たに習得したのがフォークでした。フォークも決め球としてしっかり機能して、球種はどれも被打率1割台、空振り率二桁超えとオールラウンダーに投げ分けました。球種割合として見るとストレートと変化球が大体半々、先発転向を意識してか、変化球の割合も増やしてその中でしっかりカウントを取れるように1年間通して投げることが出来たと思います。手術明けからギリギリ調整して、しかも1ヶ月離脱があった中で61試合登板、防御率1点台に最優秀中継ぎのタイトル受賞、十分に頑張った1年だと思います。


不満点があるとすれば、負け試合が沖縄での與座投手の8回無失点が水の泡になった逆転負けにロッテ戦で9回2点差守れずサヨナラ負けなど、負け試合のダメージがあまりにも大きすぎる点です。絶対的中継ぎエースとして、絶対に落とせない試合で悲惨な負け方をしているという点がSランクに到達出来なかった唯一のマイナス点です。そして一時期変化球で逃げに走ったのも悪かったです。辻監督から苦言で我に帰ってくれましたが、変化球に拘り過ぎると7月みたいなことになるというのを痛感した点では、勉強になったのではないかと思います。





【今季に向けて】

既にWBC辞退、さらに新球ツーシームを取得するなど今シーズンに向けた先発転向の本気度合いを伺わせています。春季キャンプで打席に立った山川選手も太鼓判を押すなど、ここまでは先発転向に向けて着実に取り組めているのではないかと思います。絶対的リリーフエースが先発転向するので、最低ラインは昨年の高橋光成投手です。イニング数に拘ってくれるのは良いことですが、先発転向するなら勝ち星や勝率にもこだわる必要があります。平良投手のクイック投法で長いイニング投げる体力と1年間故障なくシーズン戦い抜けるかの不安はまだ拭い切れていません。今後のキャンプやオープン戦を通して、トータルで先発転向への能力調整も求められてきます。


そして先発転向しても忘れないで欲しいのがストレートです。ストレートあっての変化球、というのを常に忘れないでもらいたいです。ツーシームやフォークが機能するのも、ストレートがあってからこそです。山本由伸投手や佐々木朗希投手もストレート勝負で抑えられるからこそ、変化球も相乗効果で活きてきます。メジャー挑戦も視野に入った先発転向は1年目から結果を残さなければメジャー挑戦が遠のき、そしてYouTubeも大炎上決定と失うものも大きいチャレンジなだけに、全てを結果で示してもらいたいです。


※追記

結婚おめでとうございます。






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