ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号62 滝澤夏央

【2022成績】

48試合 打率.224 91打席 85打数 19安打 2二塁打 1三塁打 23塁打 4打点 13得点 21三振 4四球 2犠打 1盗塁 1盗塁死 2併殺打 出塁率.258 長打率.271 OPS.529 得点圏打率.167 2失策




【ルキナ査定】

ランク:育成→C

年俸:750万(+280万 支配下契約年俸から計算)

※750万(+280万) 





【昨季振り返り】

身長164cm、体重65kgとプロ野球選手として超小柄な選手として育成指名、3月に1日限定の1軍練習で多くの1軍選手に囲まれながら、緊張した面持ちで練習に参加していました。あの好青年がこの2ヶ月後に起こる出来事を、この時は予想もしませんでした。


開幕してから源田選手が負傷離脱に山田遥楓選手がコンディション不良、さらに他のショート選手も軒並み1軍に通用しないということで、2軍で安定した守備を披露していた滝澤選手に白羽の矢が立ちます。5月に支配下契約してからその日の楽天戦に2番ショートスタメン出場、辻監督も思い切りすぎた起用法で滝澤選手はガチガチに緊張したデビュー戦になりますがその試合で逆転のキッカケとなるプロ初安打となる内野安打を打って中村選手と一緒にお立ち台に上がり、次の日に同点のタイムリー三塁打に暴投の間に逆転のホーム生還の大活躍を見せて、2試合連続でお立ち台に上がる大金星の活躍を見せました。


この活躍で首脳陣とファンの信頼を獲得したことで、源田選手復帰までの期間ショートスタメン起用が続きます。安定した守備に加えて打撃もストレートを基本に忠実に打ち返して、とても高卒ルーキーと思えない活躍を続けます。源田選手復帰してから2軍落ちしますが2軍戦でもホームランを打つなど、成長曲線はうなぎ登りを見せました。


その後7月にコロナ感染してからしばらく2軍出場を続けます。後半戦は山田遥楓選手の嫁トラブルの影響で1軍に緊急昇格、終盤は1軍控えとしてCSまで1軍帯同を続けました。後半戦は経験不足から打てずに走塁ミスをする場面も増えましたが、1年目ながら既にチームのアイドルキャラに定着するなど、目まぐるしい活躍を見せる1年目になりました。







【総評】

「彗星の如く現れたシンデレラボーイ」、そんな言葉が昨年の滝澤選手に当てはまるのではないかと思います。打撃もストレート打率.333、1軍投手の速球に振り負けることなくしっかり外野に打ち返していて、スイングの形を作ることが出来ています。守備も安定感が高く凡ミスが少ないというのが精度の高さを伺えます。走塁も加速へのトップスピード、判断力の高さもなど、随所において才能の片鱗を見せてくれました。


課題は変化球で、変化球が2割が限界なので変化球へのアプローチがこれから身につけていかなければいけない技術になります。後半戦は経験不足によるミスも見られました。高い走塁技術に対して盗塁はダブルスチールの1盗塁のみ、相手投手のクイックモーションを盗むことが出来ていないのでなかなかスタートを切れません。小柄を活かしたプレーをするためにも、さらに技術と体力を習得するのがこれからの課題になります。




【今季に向けて】

源田選手が怪我や不調なく1年間1軍にいるのであれば、今年は1年間2軍でも構いません。1軍ベンチの肥やしではなく、基本は2軍で打率3割を目標にしてもらいましょう。源田選手に何かあった時はすぐ1軍昇格出来る準備は常にしておきたいところになります。1軍レギュラー定着は3年後で構いません。源田選手を引き継ぐ次世代のショートレギュラー候補の成長を楽しみに見ていきたいです。






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