ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2023シーズン振り返り 背番号19 佐藤隼輔

【2023成績】

47試合 防御率2.50 1勝2敗18H19HP 勝率.333 39.2回 35被安打 1被本塁打 27奪三振 奪三振率6.13 16与四球 2暴投 15失点 11自責点 被打率.236 K/BB1.69 WHIP1.29



【ルキナ査定】

ランク:C→B

点数:13点(◎1,◯29,△4,❌5) 前10点+後3点

年俸:3000万(+1400万)

※3000万(+1400万)




【今季振り返り】

昨年は主に先発で交流戦まで活躍、今年はストレートの強さとチーム事情も重なってリリーフ転向します。オープン戦でしっかり結果を残して開幕、オリックス戦ではワンポイント起用で森選手をストレートで抑え込み直後の勝ち越しでチーム初勝利は佐藤隼輔投手でした。その流れで春先はセットアッパーとして活躍、4,5月防御率1点台の好成績、脳筋ストレートを武器に力技で相手打者を抑え込みます。


しかし2試合に1回のペースで登板が進んで疲労が見え始めます。交流戦に入り、DeNA戦で4点差から大逆転負けした試合から一気に状態が落ち込みます。この頃からストレート勝負が通用しなくなり6月防御率4.70、7月防御率5.40になり最後4試合連続失点で2軍再調整で前半戦を終えます。


後半戦復帰してからはビハインドメインの登板になります。ビハインド場面で抑えますがなかなか勝ちパで使われず、ようやく勝ちパで使われたと思ったら日本ハム戦で負け投手になり再び抹消、そんな感じでなかなか春先の好調を取り戻せませんでしたが、9月入ってようやく調子を取り戻し、最後のロッテ戦を除けば防御率0.00に相応しい投球を取り戻すことができました。





【総評】

「筑波大卒のインテリが習得した脳筋ストレート」、こんな形で投球内容の7割がストレート、2割がスライダーでほとんど脳筋ストレートの力技で抑えに行った1年になりました。リリーフ適性は昨年からある雰囲気はありましたが、1イニング勝負で出し惜しみせずに力を使えるようになり、ストレート平均球速は150kmを記録しました。ホームランは1本しか打たれず、フライアウトが42.1%で力勝負でそれなりに通用した部分はあったと思います。


課題はやはり変化球ですね。コントロールが悪いのは多少我慢するにしても、スライダーの精度が低く、対右被打率.188に対して対左被打率.274、ストレートとスライダーの空振り率は7%止まりで総じて勝ちパ投手で三振が取れないのはネックです。成績に対して点数が伸びてないのも奪三振率の低さが原因です。チェンジアップの空振り率自体は高いですが1球毎の波が激しいので、もう少し球種割合と変化球の精度を改善する必要があります。





【来季に向けて】

武内投手を指名出来たのでおそらく来年もリリーフでしょう。課題の変化球についてパーム習得に励んでいるようです。今シーズン1球だけ投げて柳田選手が空振りして思わず柘植選手に球種を聞くことがあったそうです。変化球で勝負球が増えれば脳筋ストレートもより力を増すことと思います。左キラーよりも今年同様にセットアッパーを任せられる活躍に期待したいです。来年実質生え抜き左リリーフが1人という状況なだけに、佐藤隼輔投手の活躍は大きな鍵を握ります。





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