昨年の選手個人成績を無事全員振り返ったので、ここからは今年のルーキー選手と並行してキャンプの感想も見ていきたいと思います。第1クールが終わって気になった選手を見ていきます。

・増田投手

個人的に一番気になったのは増田投手です。例年の増田投手はスロー調整でオープン戦ギリギリまで不安を残してから開幕して帳尻合わせしますが、今年の増田投手はキャンプ初日からブルペン入り4連投と相当に気合いが入っている様子です。飛ばしすぎの懸念はありますが、今年はクローザー争いも候補が多数いて増田投手も実績だけで確約はなくなっているので、気合いが入っているのは良いことだと思います。例年内容の悪いオープン戦ですが、今年はオープン戦の内容が変わるかもしれません。

・甲斐野投手

すっかりおちゃらけリリーフ陣の先陣を切るレベルで馴染んでいます。こんだけ明るく先輩後輩分け隔てなく振る舞ってくれるとファンとしても安心出来る限りです。移籍してすぐでブルペンでもしっかり投げ込んでいます。怪我の再発だけは絶対に注意しながら調整を続けてもらいましょう。

・炭谷選手

甲斐野投手の陰に隠れましたが、入念に投手とのコミュニケーションを行なっているのは流石炭谷選手です。佐藤隼輔投手や隅田投手の変化球にアドバイスをしているので、バッテリー間での配球の強化も期待が高まります。

・コルデロ選手

外国人選手で一番アピールしていたと思います。コンディション良くフリー打撃では低めのコースも上手く捌いてホームラン性の打球を連発しました。思いの外器用な一面を見せていたのは好材料でした。

・ブランドン選手

キャンプA班抜擢で、ここまで下半身のコンディション不良を感じさせない動きを見せています。ここにきて渡部選手と平沼選手がB班落ちになったので、ブランドン選手もコンディションに問題がなければ支配下復帰一番手になるかもしれません。

・元山選手

こちらもフリー打撃で快音を残して、松井稼頭央が絶賛していました。ここにきて元山選手の加入がかなり助かる編成になるかもしれないだけに、課題の打撃でどれだけアピールを続けられるかになります。

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