ここからキャンプ、実戦に入っていきますが、今年からの取り組みとして今年ドラフトルーキー選手を改めて見ていきたいと思います。まずは今年のドラ1ルーキーの武内投手からになります。

【経歴】

八幡南高2年時に投手変更、甲子園出場はなく福岡大会では最高で4回戦敗退までの記録でした。國學院大学に進学してから2年秋から実戦登板、2年秋に4試合投げて無失点と頭角を現すと3年秋に4勝、防御率0.68の好成績でMVPに輝き4年秋も5勝2敗、防御率0.97でベストナインに選ばれました。ドラフト会議では3球団から1位指名を受けて、見事ライオンズがくじを引き当ててドラフト1位でライオンズへ入団しました。

【通算成績】

・大学成績

36試合　防御率1.58　14勝7敗　199.2回　148被安打　162奪三振　奪三振率7.30　48与四球　35自責点

【選手特徴】

最速153km、スライダー、ツーシーム、チェンジアップ、カーブを武器に制球力良く投げ込む。テイクバックが小さくタイミングの取りにくい投球フォームながら、出力は高く予想以上のノビを見せる。先発投手として緩急も使えて完成度が非常に高く即戦力最有力候補として期待される。

【今季に向けて】

1年目から新人王候補として期待されます。現実的には100回、防御率3点台前半、7勝してくれれば十分でないかなと思います。隅田投手も1年目は負け運とガス欠が重なって1勝10敗で終わりましたから、武内投手も簡単に二桁勝利とはならないと思います。しかし先発投手として引き出しの多さや完成度の高さには期待が高まるだけに、まずは先発ローテ争いを勝ち取って、デビュー戦を白星で飾って欲しいと思います。キャンプA班スタート、ブルペン投球を松坂さんが大絶賛するなどここまで順調な滑り出しなので、ここから怪我だけは気をつけて調整を続けて欲しいです。

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