一先ず各球団との対戦を1巡しました。決して本調子とは言えないチーム状況の中で5割で終えたのは良かったでしょう。

今回も投手、野手ごとに見ていきましょう。

【投手陣】

3試合全てでQS投球を達成した高橋光成投手、オリックス戦で完封勝利を挙げた多和田投手が今後計算していけると思います。明日先発のニール投手、制球難や無駄な力みが見える今井投手は要観察でしょう。2軍にも代わりの投手がいないので、しばらくは我慢の試合が続くことも念頭にあります。

武隈投手が肘を痛めたので、ここに前回好投した本田投手が入るでしょう。残り1枠は相内投手、5月からは榎田投手の復帰も期待したいところです。内海投手の復帰も待ち遠しいです。

中継ぎでは増田投手のクローザーだけは確定していますが、それ以外がややあやふやな起用が多いです。マーティン投手もセットアッパーとしてのちゃんとした起用はまだありません。駒数は揃っているので、起用を明確にした方がいいと思います。平井投手に回跨ぎだけはNGにするべきです。

【野手陣】

源田選手の負傷欠場からではありますが、新たな打順で結果を出すことが出来ました。特に秋山選手、外崎選手の2,3番でチャンスメイク、チャンスに強い上位打線を組めそうです。秋山選手も2番になって重圧から解放された感じがあるので、源田選手復帰後も秋山選手を3番に戻す必要がないでしょう。

やはり問題となるのは、金子侑司選手、木村選手の右左ポジションですね。打順でも9番木村選手、1番金子侑司選手と繋がっていることが多いですが、両選手とも打力が弱いので、チャンスメイクが出来ないです。金子侑司選手は昨年同様の当てるだけの打撃スタンスに極めて弱いチャンスでの打撃、木村選手は50打席で15三振と低いミート力が穴となっています。昨日は打てましたが、これが続かないのも事実なので、1試合だけで安心は出来ません。

スタメン一例(源田選手復帰後)

1.(中)秋山、2.(遊)源田、3.(二)外崎、4.(一)山川、5.(捕)森、6.(左)栗山、7.(三)中村、8.(指)メヒア、9.(右)金子侑司or木村

もちろん全試合このスタメンで行く必要はありません。明日なんかはニール投手なので岡田選手起用かもしれませんし、木村選手と相性の良い投手が先発の際は木村選手起用、時には栗山選手、中村選手も休ませる必要があります。

やっぱりメヒア選手をベンチに置いておくのはもったいないと思います。源田選手が起用出来ず永江選手がスタメンとなるとただでさえ攻撃力が落ちるので、なおさら守備力を多少下げてでも打力を上げないと試合になりません。どうしてもスタメンで起用したくないなら、阪神にでもトレードで放出した方がよっぽど本人の為だと思います。

【首脳陣】

打線がチグハグなのは辻監督の癖である固定起用が悪い方に向かっているからです。昨日も源田選手の欠場がなければコピペオーダーだったかもしれません。

辻監督が優秀な人物であることは当然のこととして、守備走力の高い選手を好みすぎるあまり、打線全体に悪影響を及ぼしています。昨日が一つのキッカケとしては良い機会なので、明日からの楽天戦では少し打順と起用選手を変えてみて欲しいです。

あとはやっぱり小野コーチですね。最初はまともなこと言ってるなと思いましたが、試合が始まってから口だけであることが判明しつつあります。もうそろそろコーチとして見なくなるかもしれません。

とにかく先発を引っ張りすぎて後手後手対応に回ってばかり、武隈投手の離脱を見てもコンディション管理はまず見れない、中継ぎも平井投手に回跨ぎを平気でさせるなど投手の特徴を把握出来てるのかが不明、昭和理論指導は論外の一言です。

まあヒース投手やマーティン投手がダメだと分かってクローザーをすぐに変えたり、回跨ぎをさせても3連投は回避したりと一応昨年の反省をしている部分もあるのでそこは評価出来ますが、トータルで見ればダメコーチとして認定されるのも仕方ないでしょう。

苦しい状況が続いていますが、なんとか粘りを見せているのは事実です。明日からは敵地での楽天戦、今度こそ裏切り者にひと泡吹かせてやりたいところです。

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