7/30(火)西武×ソフトバンク第15回戦 —歴然とした守備力の差で勝ち取った勝利 根本的な問題は未解決だが初歩的なミスをしなかった西武に軍配あり—
5-2で勝利です。こういった守備力で白黒つく試合は珍しいですね。
今日は5回から見ることが出来ました。
【投手陣】
・今井投手
1〜4回
序盤から飛ばしていたようですが、4回に四球絡みで失点してしまいました。
5回
逆転してもらった直後の超大切な回ですが、いきなり甲斐選手を歩かせて、堪らず小野さんがマウンドにかけつく事態になります。その後上林選手はチェンジアップ攻めで空振り三振、牧原選手はボテボテの投手ゴロ、今宮選手はど真ん中のスライダーを打たれて三遊間を抜けるかと思いきや、源田選手の楽々守備範囲でショートゴロに打ち取りました。一見何でもないようなプレーでしたが、あの深い打球をものともしない守備は普通に化け物クラスです。
6回
2アウトから松田選手に変化球を打たれて1点差になります。その後長谷川選手を歩かせてものすごい嫌な予感がしましたが、ここは森選手が代走の釜元選手の盗塁を刺して0に抑えられました。
途中から見た限りでは甘い球も多く危ない印象でした。それでも今日は全体的に守備が好プレー連発、そしてソフトバンク打線も4番デスパイネ選手が1打席で交代したことによる攻撃力低下にも助けられました。ただ、中5日を考慮しても、今井投手自身の詰めの甘さは目立っていました。6回2アウト1塁の場面で明石選手にはあわやの大ファールを打たれていました。あれがリプレー検証で覆ったら(今回のは紛れもなくファールでしたが)間違いなく今日は敗戦でした。1つ勝てたことで安心せずに、油断せずに投げてください。
・ヒース投手
遂に勝ちパターンとして起用、明石選手はストレートを捉えられるもセカンドライナー、甲斐選手は逆球のストレートがまさかのストライク判定で見逃し三振、ここまでで変化球はコントロールされていますが、ストレートがほぼ制御不能だということが判明します。その後2四球で1,2塁のピンチとなりましたが、今宮選手をスライダー一本攻めで空振り三振に抑えました。1番の問題は、なぜ牧原選手相手に制御不能のストレート4球を投げさせたのかということです。
・平井投手
2アウトから松田選手に曲がらないスライダーをヒットにされましたが、今日は1安打に抑えます。しかしスライダーの曲がりが鈍いのに加えて、落ちる変化球も見逃されまくっていたので、これではストレート一本でどうにかしないといけない状態になりつつあります。
・増田投手
いきなり明石選手に2塁打を打たれましたが、甲斐選手、上林選手共に結果的に相手の裏をかいたストレートとフォークで三振、牧原選手もフォークで空振り三振と三者連続三振で抑えました。今日は変化球の配球がうまい具合に的中しました。
やはり最後まで1点差だったらまだ勝てたか分からなかったです。7回の2得点は勝ちパターンにとってもものすごく大きな追加点となりました。
【野手陣】
肝心の打つ方は4回と8回でしかヒットは記録されておらず、状態が良いとは思えなかった高橋礼投手に6回3失点に抑えられたところを見ると、まだまだ根本的な解決には至っていないでしょう。それでも今日は5安打で5得点、特に7回なんか無安打1死球で2得点とソフトバンク守備陣が崩壊して追加点を稼ぎました。西武の守備は見た限りでは二遊間をはじめ安定したプレー連発だったので、ここに大きな勝因があったと言えるでしょう。
・秋山選手
2四死球で出塁しました。高橋礼投手の初級を捉えたと思われた打球が失速してライトフライに終わったのは残念でした。
・源田選手
打撃は1アウト2,3塁の場面でも注文通りの前進守備正面のセカンドゴロにはガッカリしましたが、今日は守備では格の違いを見せつけました。さすがはゴールデングラブ賞といった守備でした。
・外崎選手
無安打でも四球から盗塁で得点の流れを作り、最後の打席では相手ショートのエラーを誘う全力疾走で追加点をもぎ取りました。守備でも強い打球を難なく解決に処理していました。
・山川選手
やっぱり今日は無安打でした。高橋礼投手に対してはほぼ期待していないので、明日打ってください。
・森選手
低めを打つことに関してはもはや神がかっているかのような天才的な低め捌きでした。あんなの普通にヒットに出来るボールではないです。走塁ではやや暴走しすぎてアウトになりましたが、守備では久々に盗塁を刺しました。最終回の配球だけはお見事でした。
・中村選手
4回に2塁打を打ってチャンスを繋ぎました。
・栗山選手
久々のタイムリーヒット+マルチ安打でお立ち台に上がりました。4打席目は三塁線のギリギリを抜ける流し打ちをしました。しかし、4回の走塁では判断にやや迷いを見せてしまい、金子侑司選手のヒットを消してしまいました。
・金子侑司選手
1安打損しましたが打点を記録、そして8回には外崎選手同様に相手のエラーを誘う全力疾走でチャンスメイクしました。
・木村選手
バントを決めただけで、4安打の直後は無安打でした。それでも今日はライナー性の打球をしっかり捕球していたので、そこは良かったです。
・鈴木将平選手
栗山選手の代走で出場も初球の牽制でタッチアウト、もはや何しに来たんですか状態です。辻監督もポカン状態で監督に投手交代を告げるレベルでした。こういう初歩的なミスをする、しかも走塁でのミスは辻政権は嫌うので、近いうちに愛斗選手か戸川選手と入れ替えになる可能性が高いです。
内容はどうであれ、高橋礼投手相手に勝てたのは大きいです。明日勝つか負けるかはえらい違い、是が非でもスアレス投手を攻略して、高橋光成投手が今井投手に続いてくれると自ずと勝利は見えてきます。
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