ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

優勝の勝因はなにか —西武ライオンズ編—

前回は他球団(特にロッテ)におんぶに抱っこで優勝させてもらいました、みたいな内容でしたが、そんな適当なチーム力で優勝は出来ません。もちろん西武にも優勝する勝因がありましたので、こちらも振り返ってみましょう。




・後半戦の快進撃

私の数え間違いがなければオールスター後の後半戦は39勝22敗、勝率765と前半戦からは考えられないようなペースで勝ち星を挙げていきました。一方のソフトバンクは後半戦は28勝30敗1分で勝率は5割を下回りました。特別失速とまでは言いませんが、特に後半戦の7月に借金6したことが最後まで響いたと言えるでしょう。ここら辺は西武に流れがあったと言えます。




・いろんな意味で投打が噛み合った8月9月

月間の投打成績を見ると、なんとも摩訶不思議なことが起きています。まず8月はチーム打撃成績がなんと打率299、172得点(1試合平均6.37点)ととんでもない数字が飛び出しました。強打自慢の打線が前半戦やや湿りがちでしたが、夏場になってほとんどの選手が一気に打ち始めて山賊打線復活となりました。しかし、9月になると打線がガス欠気味になり、9月の1試合平均得点は4.52得点まで落ちてしまいました。


それを今度はなんとチーム防御率最下位の投手陣がカバーし始めます。8月の防御率は5.48とクソ以外の失点数でしたが、それが9月にはなんと3.30まで改善されました。9月は平井投手や増田投手など中継ぎがややバテ気味だったところを、ニール投手はじめとした先発陣が立て続けにQS投球達成で試合を作りました。どちらかがダメでももう片方がしっかりカバーし合ってこその快進撃と言えるでしょう。





・夏場に現れた投打の柱

後半戦のMVPと言われたらほとんどの方がニール投手と解答するでしょう。私もニール投手だと思いますが、今回は敢えて別の選手に注目します。

先発では高橋光成投手です。夏場というか、シーズン通して二桁勝利を達成したことは地味に大きかったです。もちろんまだまだこれからの投手ですが、昨年2勝だった投手が今年二桁勝利を達成したことは、素直に成長したと見ていいでしょう。潮崎さんが現場追放された途端に飛躍しましたが、これで一応は昨年の多和田投手、榎田投手らの穴埋めに大きく貢献しました。この他にもトータルでは今井投手、松本航投手、本田投手らの活躍も大きかったです。

中継ぎでは平井投手が予想通り後半戦は疲労で大炎上ながらもギリギリで踏ん張りました。それをカバーしたのが彗星の如く現れた平良投手でした。満塁のピンチで浅村選手をストレートで空振り三振に抑えてから一気に飛躍しましたね。最後はバテ気味になりましたが、それでも才能の片鱗を見せてくれました。小川投手も1軍再昇格後は左打者のインコースを突けるようになってからは、勝ちパターンの一角としてキャリアハイの成績を残しました。



打線といえば、やはり4番に復活したおかわり君でしょう。恐怖の満塁男は勿論ながら、決して長打だけではないケースバッティングで繋ぎにも徹してくれたことで、4番復帰後は打線全体が活発化しました。そのことでチャンス弱くても出塁だけは出来た秋山選手の1番が生きるようになり、下位打線に降りた山川選手も7番打者としてはそれなりに怖い存在になれたと思います。

あとは3番森選手です。シーズン通して安定して率を残せたこと、中村選手に負けない勝負強さを見せたことで、クリーンナップで打点を荒稼ぎ出来ました。




・野手の長期離脱がなかった

細々と怪我やらなんやらはありましたが、全体的に見れば野手は大きな怪我がありませんでした。これはソフトバンクと決定的な違いであり、もし主力選手に1人でも長期離脱があったら、その時点で優勝はなかったと思います。控え野手との実力差は凄まじいものですが、それが表沙汰にならなかったことは、主力選手が最後までスタメンとして試合に出場し続けたからです。怪我をしない身体作りに関しては、野手陣だけは西武は合格点だったと言えますね。






もっと色々見たいですが、あとはオフシーズンで選手個人を振り返る時にします。昨年は卒論に追われて出来なかった分は今年なんとかやりたいですね笑。あとはソフトバンクの勝利を待ちながら、CSに向けて準備していきます。




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