ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2019シーズン振り返り 背番号34 佐野泰雄

【2019成績】

44試合(2先発) 2勝2敗2H 防御率4.39 67.2回 68被安打 39奪三振 4被本塁打 32与四球 4与死球 1暴投 34失点 33自責点 被打率269 K/BB1.22 WHIP1.48





佐野投手にとって、昨年の成績がキャリアハイなのは言うまでもありません。そこは評価するべき点だと思います。



まあ、なんと言えばいいのか。とにかく佐野投手に関しては、空気の読めない投手だと思います。基本的に空気の読めない投手の典型例として、大事な場面で出してはいけない先頭打者を平気で出したり、打たれてはいけない場面で平気で打たれたりなど、試合の流れを見事にぶち壊す失態が多いです。



しかし、佐野投手の場合はこの空気の読めなさが全て悪い方ばかりではなく、時にはこの空気の読めなさがまさかの好転機を生むことがあります。記憶に残っているのはオリックス戦の乱闘騒ぎで両チームピリピリしている中で、ロングリリーフで見事な好投、楽天戦で平井投手が同点に追いつかれて、勝ちパターン投手を使い切った延長戦で佐野投手起用で負け雰囲気全開の中で無失点に抑えたりなど、実はどさくさ紛れで好投している試合もありました。



本当は巨人戦での4回無失点で先発の準備+チャンスを与えれば良かったのですが、昭和バカ采配は佐野投手も酷使で潰しかけました。それでも便利屋起用として、一定の成績を残したことは今年に繋がると思います。



今年の起用法が難しいですね。個人的には先発も視野に入れてはいますが、ロングリリーフという点で佐野投手の存在は捨てがたいですね。さらに佐野投手自身不安定なので、確信を持って先発を任せられる投手になるかと言われたら、正直微妙なところです。




数字の部分を見ると、奪三振数の向上と四球を減らすことが求められます。スライダーが持ち味の投手ですが、やはり根本的に奪三振数が少なく、四球が多すぎますね。ここを改善しないと、さらに上のステージには進まないと思います。




平井投手の陰に隠れて地味に故障の懸念はありますが、最低でも昨年の便利屋ポジションはキープして欲しいところです。





よければポチっとひと押しお願いします!