ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2019シーズン振り返り 背番号44 小川龍也

【2019成績】

55試合 4勝1敗15H1S 防御率2.58 38.1回 35被安打 28奪三振 4被本塁打 12与四球 3与死球 4暴投 12失点 11自責点 被打率255 K/BB2.33 WHIP1.23





なんやかんやで55試合登板して防御率は2点台、十分に優勝に貢献出来た数字だとは思います。




昨年は春先から今ひとつ調子が上がらない感じでした。調子が今ひとつに加えて、小野さんお得意の昭和バカ采配の被害者の1人でもあり、どれだけ打たれまくっても一向に起用方針を変えない逆左キラーとして試合を壊しまくって、交流戦で一度登録抹消となりました。



この時期の対左成績は被打率5割近いほど打たれまくっていました。小川投手の場合、ワンポイントの主要変化球であるスライダーがボール球はことごとく見逃され、ストライクはタイミングよく合わされて痛打というのがほとんどでした。ソフトバンクの嘉弥真投手はスライダーを武器に左打者から空振りを奪っていますが、小川投手はその逆をいく結果となりました。


その一方で、この時期の対右は被打率1割台と右キラーとしては文句なしの成績でした。左打者には打たれまくっていた一方で、右打者に対してはスライダー以外にもしっかりインコースを突く投球が出来ていたので、これで右打者を抑えることが出来ていました。一番顕著だったのは交流戦の巨人戦で、左打者の阿部慎之助選手にはど真ん中をスタンドまで運ばれた一方で、右打者の岡本選手に対してはインコースのストレートで空振り三振に抑えました。これを見ても未だに左対左で采配する首脳陣は完全に能無しとしか言えませんね。




しかし、後半戦に復活した小川投手は打たれていた左打者を抑えるようになり、次第に対左被打率と防御率を落としていくことに成功しました。最終的には対左被打率も295(対右被打率は184)まで落として、シーズン終盤は貴重なリリーフA班として活躍出来ました。



再昇格後は左打者に対してはスクリューをメインにインコースを突くようになり、これが功を奏する形となりました。どの投手にも共通して言えますが、インコースを攻めれるか否かだけでも投球内容は大きく変わってきますし、それだけ結果も変わってくると思います。小川投手はこの部分の修正能力があったことが、後半戦の挽回に繋がったと思います。




今年は左キラーではなく、1回を任せる形で行きましょう。そもそもワンポイント自体が今後NPBでも禁止になる可能性も浮上してきましたから、不向きな役割を無理強いする必要性もありません。さすがに西口さんも昨年ブルペンから見て小川投手は1回を任せる投手だと気付いてもらわないと、ベンチで采配を振るう能力がないのも同じになってしまいます。



まずは紅白戦で大炎上してB班に送り返されましたので、もう一度調整し直して開幕に間に合わせてもらいたいです。





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