9-6で勝利です。

【投手陣】

・松坂投手

1回

2アウトから近藤選手にカウント0-2から四球と勿体ない出塁を許します。中田選手はライトフライに打ち取りますがカットボールが抜け気味で、今日も前回同様に制球難の道を辿る予感がします。

2回

王選手に初球を打たれてヒット、ここからビヤヌエバ選手は外要求のカットボールが逆球でしたが打ち損じてサードファールフライ、石井一成選手はカットボールが逆球となり四球、鶴岡選手はストレートが高めに抜けますが空振り三振、谷内選手は変化球がインコースにすっぽ抜けて死球で満塁、松本選手は高めに抜けながらもボール球に手を出してもらいながら粘りますが、結局は9球目のカットボールが高めに抜けて押し出し四球で失点、さらに大田選手の投手正面の打球を松坂投手がグラブを出して軌道が変わってしまい内野安打で失点(そのままだったら源田選手が捕球してショートゴロでした)、近藤選手にライト前に打たれて失点、ここでライト木村選手のレーザービームでセカンド走者は本塁タッチアウトでこの回なんとか3アウトまで辿り着きました。

この回は3被安打3四死球3失点、アウトも本人の意図してない逆球を打ち損じや空振り、守備の好プレーに助けられてのものでしたので、松坂投手が確実にアウトに出来たものは一つもなかったです。カットボールが制御不能で自滅でしたし、見ていても投げ方が雑過ぎてこれではコントロール不能なのも致し方ない状態です。

3回

中田選手はカーブ連投でセカンドフライ、王選手は2球目に痛烈なファールがありながらもシュートで空振り三振、ビヤヌエバ選手は投手ゴロでこの回は三者凡退でした。この回は前の回の悪い部分を修正してきました。

4回

先頭の石井一成選手に四球と一番ダメな出塁を許します。そこから盗塁で2塁のピンチとなり、鶴岡選手にフォークを片手一本でレフト前に運ばれてタイムリーヒットで失点します。西武ライオンズのやりたかった得点パターンをここで日本ハムにやられました。ここからは谷内選手をセカンド併殺打で切り抜けました。

この回は先頭打者への四球が全てでした。タイムリーヒットも鶴岡選手がある程度狙いを絞っていた感じのバッティングでしたので、やはり森選手との経験値の差が出たと思います。

5回

この回はわずか6球で三者凡退に終えました。

当然ながら先発ローテ合格点なんか出せるはずもなく、普通なら2軍降格です。本人は収穫があったと言っていてこの結果のどこに収穫があったのか理解に苦しみますが、唯一収穫があったとすれば、ニール投手から伝授されたというフォークでしょう。カットボールやシュートが制御不能の中で、フォークだけは低めに投げれていたことが多かったですし、だからこそ鶴岡選手にマークされていた変化球でした。しかし、主軸球となるカットボールがこのノーコンぶりでは当然試合を作るのは厳しく、本人が収穫があったと言うのであれば、次こそは絶対に今日ダメだった部分を改善しないといけません。

荒れ球で勝負するにしても、もう快速球投手ではないことは分かりきっていることですし、高めに抜けているだけならただのボール球です。本来の松坂投手の投球スタイルに似合わないことは承知していますが、雑にならずに丁寧に変化球をコントロールすることが求められます。その上でカットボール、シュート、フォーク、カーブなどで相手打者を翻弄する投球が理想です。日程的にもう一度チャンスがあるかもしれませんが、これで次浜屋投手が修正して結果を残し、松坂投手が全く改善されずに同じ結果だったら問答無用で2軍スタート確定です。

・平井投手

王選手に外から真ん中よりに入ったストレートを打たれて本塁打で失点、そこからはスライダーで3人で終わらせます。ややストレートの球威が欠けている感じで、スライダーも曲がりは悪くなかったですが石井一成選手から見逃し三振を奪ったスライダーはやや甘かったりしていたので、まだセットアッパーは厳しい感じですかね。

・増田投手

西川選手に甘くなったストレートを左中間に運ばれて2塁打、松本選手は粘られながらもフォーク連投でなんとかセンターフライ、しかし次の谷口選手にフォークを打たれてセンター前ヒットで失点します。森選手も不用意にフォークを要求しすぎです。そこから杉谷選手はカーブでショートゴロ、清宮選手はセンター前ヒット、王選手はフォークで空振り三振でした。

ストレートもフォークも空振りが取れずにやっぱり苦しい投球内容でした。

・ギャレット投手

横尾選手に最初の2球は高めにすっぽ抜けて危険でしたが、そこから立て直してファーストゴロ、石井一成選手はSFFでバットをへし折りショートゴロ、宇佐見選手はナックルカーブでセカンドゴロで三者凡退です。最速157kmを計測して、球威は文句なしです。ストライク勝負出来れば何にも問題ありません。

・平良投手

西川選手をセカンドゴロ、松本選手の打球を外崎選手のナイスプレーでセカンドゴロ、谷口選手を初球でライトフライでわずか5球で終わりました。

やはり去年の勝利の方程式であった平井投手、増田投手の状態が今ひとつなのが気がかりです。あとは十亀投手が今日2軍で先発登板したみたいなので、もしかしたら次は1軍で先発するかもしれません。

【野手陣】

相手先発の長谷川投手は誰？？という無名投手でしたが、今年の育成3位のルーキーということを考えると、悪くはない能力を秘めているなという感じでした。まだまだストレートの球威を上げる必要はありますが、育成次第では中継ぎエース候補の1人になると思いました。少なからず、潜在能力的には中塚投手よりは期待出来ると思いますよ。

あとは全体的に中継ぎ投手にやたら回またぎさせたりで今日の日本ハムの継投策がよく分かりませんでしたが、9得点取れたのは良かったです。

・金子侑司選手

初回にボテボテの内野安打で真骨頂を見せてからの盗塁、さらに左中間への長打など、左打席では打球がよく伸びますね。4打席目での自打球で左膝に直撃した影響が心配されます。

・源田選手

進塁打に前進守備を抜くタイムリーヒットなど、2番打者としてはしっかり結果を残しました。今は練習試合だからかもしれませんが、シーズン始まってからも源田選手にフリーで打たせる機会を多く作ってもらいたいです。

・森選手

高めの流し打ちが予想以上に伸びてフェンス直撃など、こちらも打球がよく伸びています。粘って四球を選んだり、さらには危険球寸前の死球もありました。死球は頭でしたが衝撃が流れているので、問題ないと思います。

・山川選手

日本ハムの守備シフトにやられたセカンドライナーもありましたが、絶好調で猛打賞1本塁打でした。ここまで絶好調となると、今後調子が落ちた時に絶不調にならないかが心配になってくるほどです。

・外崎選手

一昨年はど真ん中を空振りして絶不調かと思いきや、今日は積極的に振っていきタイムリー2本の猛打賞、日によって違いすぎて判断に困ってしまいます。今年も日によっての波がすごいかもしれません。

・中村選手

真ん中の変化球をセンター前に打ってなんとか1安打でした。しかし根本的にストレートに振り遅れているので、状態は悪いです。

・メヒア選手

ストレートに差し込まれたり、高く上げすぎたりのフライが多かったですが、スイング自体に問題はないと思います。

・木村選手

外角のストレートをバット端っこでセンター前に運んで1安打でした。守備では昨日のミスを取り返すレーザービームで松坂投手を助けました。

・川越選手

スタメン起用で四死球2つで2出塁でした。しかし、チャンスでカウント2-0から高めのクソボールを強振してのファールフライは一喝です。あれはそもそも手を出してはいけないボール球でした。これは大幅減点です。

・山野辺選手

満塁のチャンスでしたが、痛烈な打球がセカンド正面の併殺打で運がなかったです。

・鈴木将平選手

チャンスで四球を選んで繋ぎました。

・戸川選手

満塁のチャンスでしたが、フルカウントから当てただけの浅いレフトフライに終わってしまいました。

・呉選手

チャンスでショートゴロでした。

今日はチャンスの場面で控え選手が結果を残さなかったのが残念でした。

よければポチっとひと押しお願いします！