ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

過去のドラフトを振り返ってみよう—2008年—

本当はここから各球団の戦力考察を考えていくところでしたが、いつ開幕するか分からない現状で戦力考察をしても仕方ないので、これは一旦保留にします。

ということで、この何もない時期に出来ることは何かを考えた結果、過去のドラフトを振り返ってみちゃえ、という半ば投げやりな結論に至りました笑。ブログ始めた当初にこの企画をやりましたが、今振り返ると超適当な内容でしたので、過去の記事を消して、今一度改めて過去のドラフトを振り返っていきたいと思います。


まずは、今のドラフト制度の形になった2008年からです。




※注意事項

・今回の企画も100%独断と偏見+多少の選手の好き嫌い込みの判断になっていますので、皆さんと見解が違うところはご了承下さい。

・各選手、ランクをS〜Eの6段階評価で判定します。目安はB以上が合格点、Cが及第点、D以下は指名失敗という評価です。

・判断基準は、西武ライオンズ時代に活躍出来たか否かです。例えば、西武ライオンズ時代に3年連続沢村賞で他球団に移籍してからは0勝で戦力外、といった投手はS評価、逆に西武ライオンズ時代は0勝だったが他球団に移籍してから通算100勝達成、といった投手はE評価になります。

・ランク付けはドラフト上位指名は厳しく、下位指名は多少易しくしていきます。ドラフト1位は二桁勝利や打率3割は期待されて当然で入団していますし、逆に下位指名や育成指名から二桁勝利や打率3割は万々歳と言えますので、指名順位で見方が少し変わります。

・各選手の通算成績は、極力西武ライオンズ時代の通算成績を出していきます。どうしてもこれは無理って言う時は、申し訳ないですがプロ通算成績を記載します。

・選手や成績の記載漏れ、その他これおかしくね?というところがありましたら、遠慮なくご指摘お願いします。





【2008年ドラフト指名】


◯1位 中崎雄太 投手 日南学園高 左投左打

⚪︎1軍通算成績 09〜16年

15試合 15.2回 6奪三振 防御率8.04

⚪︎ランク:E



色々と懐かしい名前ですね。弟の中崎翔太投手は広島のクローザーとして結果を残して今も1軍投手として活躍していますが、兄の方は完全にハズレで終わりましたね。

指名当初は涌井投手や岸投手に次ぐ潜在能力を評価されていましたが、今となっては完全に死語ですね。長らく2軍生活が続いて、現役生活終盤からはサイドスローに転向して、この時に投球フォームが一塁側に大きく動くことで一時期話題になっていたことはよく覚えています。とはいえ、実力としては完全に厳しかったです。稀に見るドラ1大外れ選手として、悪い意味で名前を残してしまいました。




◯2位 野上亮磨 投手 日産自動車 右投右打

⚪︎1軍通算成績 09〜17年

207試合 53勝56敗7H2S 903回 503奪三振 防御率4.03

⚪︎ランク:D



うーーん。野上は評価が難しいところです。毎年1軍で投げてはいますがどれもパッとした数字を残すことが出来ず、二桁勝利は在籍9年間で2回、そのうち1回は中継ぎの白星込みの二桁勝利なので、先発としては実質1回のみですかね。仮に今も西武ライオンズに残って最低限十亀投手ぐらい投げていたり、ドラフト3位指名だったらC評価は考えましたが、先発でやっとキャリアハイの成績を残した途端に生意気にFA移籍しやがった行動を考慮して、D評価にしてやることにしました笑。

元々10勝したら10敗するという典型的な投手であり、ここまで投げ続けられたのも投手不足の西武ライオンズにいたからというのはほとんどファンが分かりきっていたことでしょう。昨年アキレス腱を断裂して、今年で戦力外通告が目に見えています。炭谷選手なら歓迎しますが野上は連れ戻したところでメリットなんか一つもないので、このまま出禁処分で放置してやりましょう。




◯3位 浅村栄斗 内野手 大阪桐蔭高 右投右打

⚪︎1軍通算成績 09〜18年

1113試合 1178安打 147本塁打 645打点 68盗塁 打率287

⚪︎獲得タイトル

・打点王2回(13,18)

・ゴールデングラブ賞1回(一塁手13)

・ベストナイン4回(一塁手13、二塁手16,17,18)

⚪︎ランク:S



なんでこうも不愉快な名前が続いてしまうのか、この年のドラフトが呪われているのかなんなのか知りませんが、個人的な感情を込みにしても浅村選手に関しては文句なしのS評価にせざるを得ません。

元々ショートのレギュラー候補として育成されますが、最終的にはファースト、セカンドのレギュラーになりましたね。ショートは多少守備は送球エラーが目立って厳しかったですが、ファーストコンバートした13年に打撃が大きく成長して、この年に打点王となりました。その後はやや足踏みしますが、伊原監督の元で片岡選手移籍後にセカンドコンバートを任命、これが伊原監督唯一の的中采配ともいえる成果でした。その後は辻政権でセカンドレギュラー兼キャプテンとして大活躍、18年の優勝はキャプテンとして勝負強い打撃でチームを牽引してくれました。

これ以上話を続けると憎しみが込み上げてくるので、とりあえず西武ライオンズ時代に大活躍したということで話を強制終了することにします笑。




◯4位 坂田遼 外野手 函館大 右投左打

⚪︎1軍通算成績 09〜18年

255試合 179安打 21本塁打 99打点 1盗塁 打率244

⚪︎ランク:D



坂田選手は本当に惜しいところまで行ったんですよね。怪我で台無しになった選手の代表例でしょう。

左のおかわり君として長距離砲として期待されていました。10年に8本塁打打ち頭角を現し始めて、13年に左肩の脱臼がありながらも、この年に53試合出場、打率289と好成績を残して、一気にレギュラー奪取に期待が高まりました。

ところが、14年に再び左肩脱臼でこの年の1軍出場はなし、その後もなかなか安定した結果を残せず、辻政権になってからは守備走塁能力の低い坂田選手はほとんど出番のない中で、18年に戦力外通告からの引退、現在は西武ライオンズの2軍スコアラーとして、陰ながらチームを支えています。

ちなみに、ファン感謝祭での坂田選手の引退スピーチは偶然ではありますが、現地で聞くことが出来ました。この時のメインは松井稼頭央2軍監督の引退セレモニーだったので坂田選手はあまり大々的には取り上げられませんでしたが、この時は怪我さえなければなー、少しもったいなかったという印象が記憶にありました。




◯5位 岳野竜也 捕手 福岡大 右投右打

⚪︎1軍通算成績 09〜13年

4試合 打率000

⚪︎ランク:E



今はブルペン捕手を務めたいるみたいですが、現役時代の記憶がほとんどありません。私としても、昔ゲームで何回か試しに使ってみたな、という記憶しかないです。選手としては1軍出場がほとんどなく、戦力外通告となってしまったようです。




◯6位 宮田和希 投手 甲賀健康医療専門学校 左投左打

⚪︎1軍通算成績 09〜16年

35試合 1勝1H 39.2回 40奪三振 防御率4.31

⚪︎ランク:E



アカデミーコーチとして、たまに顔写真を見る機会がありますね。当時は専門学校からの指名だったので、どちらかというと稀な指名選手だった印象があります。

14年に10試合登板して防御率1.84、15年にプロ初勝利を挙げたところまでが限界でした。典型的なノーコン投手で、39.2回で40奪三振の一方で32与四球とコントロールがあまりにも悪すぎでした。16年に怪我をして、そのまま現役引退となりました。






◯ドラフト総評:D

この企画初っ端から曰く付きの名前を見る羽目になったりで散々でしたが笑、真面目に考えて大当たりの指名は浅村選手だけでした。野上や坂田選手も惜しいところまでは行きましたが、この年のドラフトはやや厳しい評価をせざるを得ないと思います。そもそもドラ1が大外れの中崎投手の年でしたので、必然的に厳しい見方になるのも致し方ない部分があると思います。冷静に見ると、この年の指名選手で今も現役で西武ライオンズに残っている選手が1人もいませんね。やはりこの年のドラフトは呪いでもかけられていたのでしょうかね。




こんな感じで、とりあえず過去のドラフトを振り返ってみようと思います。




よければポチっとひと押しお願いします!