ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

過去のドラフトを振り返ってみよう—2012年—

結局は今年の交流戦は正式に中止となり、開幕は6/19まで延期となりました。とはいえ、国内感染者が1万人突破、さらに阪神に続いて巨人の球団職員も感染した事態の中で6月開幕なんかどう見ても不可能なので、また近いうちに開幕延期の決定になるでしょう。




【2012年ドラフト指名】


◯1位 増田達至 投手 NTT西日本 右投右打

⚪︎1軍通算成績 13年〜

374試合 20勝26敗85H103S 390回 351奪三振 防御率2.82

⚪︎獲得タイトル

・最優秀中継ぎ投手1回(15)

⚪︎ランク:A



1年目から毎年40試合以上投げています。あまり注目されていませんが、結構凄い成績だと思います。

15年にキャリアハイの72試合登板、40H記録して最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得、翌年からクローザーに転向して、昨年は遂に30Sを記録しました。防御率も18年以外は悪くても3点台以下に抑えています。ドラ1としては十分に活躍していると言えるでしょう。

そんな増田投手ですが、昨年の契約更改で複数年契約を頑なに拒まれました。私は99%FA宣言するものだと睨んでいますが、「1年1年勝負」という言葉に偽りがないのであれば、少なからず今年は残留してもらいたいです。仮に今年FA宣言したら、問答無用で1ランク下げます。





◯2位 相内誠 投手 千葉国際高 右投右打

⚪︎1軍通算成績 13年〜

21試合 7敗 43回 32奪三振 防御率10.05

⚪︎ランク:E



出ました。ここ近年のドラフトで素行不良NO.1は間違いなく相内投手です。本当に色々と問題児でファンとしても頭を悩ませる存在です。

ドラフト指名から1ヶ月半後に仮免運転を摘発されて無期限謹慎処分、さらに謹慎が解けてから未成年飲酒・喫煙が発覚するなど、ここ最近で素行不良が群を抜いて酷いです。たしかに複雑な家庭事情があったことは事実ですが、だからと言ってプロ野球選手という世間の注目の的になったという自覚があまりにもなさすぎる、しかも二度も過ちを繰り返すなど、本人の反省の意識のなさも大問題でした。

こんだけ私生活で好き勝手暴れる一方で、いざ野球になるとメンタルが簡単に崩壊して、2軍では安定しても1軍では炎上してベンチで泣くという姿を何度も目にしたことか。こんなことの繰り返しで、気が付けば未勝利のまま8年が経過してしまいました。

背番号が変わって今年こそ崖っぷちの中、コロナウイルスで外出自粛の中で、金子侑司選手と深夜まで合コンでドンチャン騒ぎしていたみたいです。相内投手には割と我慢して見ていた私としても、もう見限りがつき始めました。今年ダメならクビ確定です。これでクビなら実力も素行も最低なドラ2として後世に語り継がれることになると思います。





◯3位 金子侑司 内野手 立命館大 右投両打

⚪︎1軍通算成績 13年〜

705試合 541安打 15本塁打 179打点 195盗塁 打率247

⚪︎獲得タイトル

・盗塁王2回(16,19)

⚪︎ランク:B



相内投手の次に金子侑司選手、、、この繋がりは一体何なのか笑笑。金子侑司選手はさすがに素行不良とまでは言いませんが、どうやら女遊び繋がりでは共通点があるみたいですね。

とはいえ、金子侑司選手は相内投手とは違い、1軍では一定の成績を残しています。1年目の春先のスタートダッシュだけは成功して、1年目から94試合出場、12盗塁とそこそこの数字を残します。盗塁は足の速さに加えてスライディング能力も高く、高い盗塁、走塁技術で二度の盗塁王を獲得しました。

その後は伊原政権で左打ち専念、田辺政権では守備を内外野たらい回しになったりで色々とありましたが、辻監督就任から外野手一本に決めます。これが見事に成功して、不安な内野守備から足を活かした外野守備で広範囲守備でチームを助けるようになります。昨年はUZRが源田選手に次ぐ2位なので、データに基けば本来ならゴールデングラブ賞でした。今年からのセンターコンバートは問題ないでしょう。

あとは課題のバッティングでしっかり結果を残せるかどうかでしょう。今年結果がダメなら「合コンしてるから」「女遊びしてるから」で叩かれるのが目に見えていますので、これはもう全部自己責任ですから、あとは本人が結果で残すしかないでしょう。仮にここで結果を残して1番打者として遜色ない結果を残したのであれば、1ランクアップしてもいいと思います。





◯4位 高橋朋己 投手 西濃運輸 左投左打

◯1軍通算成績 13年〜

160試合 6勝5敗40H52S 151回 167奪三振 防御率2.74

⚪︎ランク:B



増田投手がクローザーになる前は、高橋朋己投手がクローザーでしたね。活躍期間は短かったですが。仮にこのまま現役引退しても、B評価で問題ないと思います。

2年目からクローザーに抜擢されて29S、翌年も一時配置転換などありましたが22S挙げました。活躍時期としてはこの2年と1年目の後半を合わせた約2年半でしたが、通算成績でも奪三振数がイニング以上の通り、高い奪三振能力を持っていました。高橋朋己投手のストレートは球速以上の重さがありましたので、あのストレートは簡単には打てませんでしたね。

高橋朋己投手も田辺政権で不用意な酷使で潰れてしまった投手の1人です。16年に7試合登板のみでそこからトミー・ジョン手術を行いましたが、本格的な1軍復帰にまでは至らずに18年オフに育成契約、昨年は2軍のマウンドにも上がることが出来ませんでした。復帰にはかなり険しい道のりで可能性が低いですが、せめて最後に1試合だけでも1軍マウンドに立つ姿は見たいですね。





◯5位 佐藤勇 投手 光南高 左投左打

◯1軍通算成績 13〜17年

7試合 1勝3敗 25回 17奪三振 防御率5.76

⚪︎ランク:E



この年のドラフト選手のキャラが濃すぎるせいか笑、佐藤勇投手は正直言って、印象が薄かったです。楽天戦でプロ初勝利を挙げたことは覚えていますが、その後は音沙汰なしで1軍の舞台から姿を消し、そのまま翌年に戦力外通告から現役引退となりました。





◯育1位 水口大地 内野手 香川オリーブガイナーズ 右投左打

⚪︎1軍通算成績 13年〜

106試合 17安打 5打点 7盗塁 打率246

⚪︎ランク:C



やや甘いような気もしますが、育成スタートから支配下契約を勝ち取り、さらに1軍でも戦力になった年もありましたから、及第点評価はしてもいいと思います。

15年支配下契約になり、そこから2軍でも結果を残して、16年にプロ初安打を打ちます。さらに17年は1軍に56試合出場、代走だけでなく打撃面でも打率280と好成績を残しました。19年以降はヒットが打てていませんが、代走としては時々1軍に呼ばれて出場していますね。今年崖っぷちの水口選手は、外野手にも挑戦して何とか出場のチャンスを広げようとしています。育成スタートからどこまでやれるか、もう一年足掻いてもらいたいと思います。






ドラフト総評:A

この年はキャラが濃いですね笑。素行不良の問題等ありますが、6選手中C以上が4人、B以上が3人と結構良いドラフト結果になったと思います。A評価は上げすぎなのではと言われそうですが、ドラ1がしっかり戦力になったことと指名選手からの戦力率が高いので、この年のドラフト総評はかなり高く評価することにしました。






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