ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

過去のドラフトを振り返ってみよう—2013年—

【2013年ドラフト指名】


◯1位 森友哉 捕手 大阪桐蔭高 右投左打

⚪︎1軍通算成績 14年〜

595試合 594安打 74本塁打 332打点 14盗塁 打率298

⚪︎獲得タイトル

・首位打者1回(19)

・MVP1回(19)

・ベストナイン2回(18,19)

⚪︎ランク:S



捕手としては球界が望んだ強打の捕手が誕生したとも言えるでしょう。西武ライオンズではここ最近珍しいドラ1野手でしたが、この指名は大成功でした。

1年目から3試合連続本塁打を打つなど、とても高卒ルーキーとは思えないバッティングセンスを披露して、一気にファンの期待が高まりました。あまりの打撃センスの高さから、外野手転向を後押しする声も多数ありました。実際私も最初は外野手転向に賛成派の1人でした。

結局田辺政権では捕手なのか外野手なのかはっきりせずに、中途半端な起用が続きました。もちろん田辺政権下での数字も悪くはないですが、群を抜いたバッティングセンスを持つ森選手からしたら、少し物足りない数字でした。

しかし、辻監督就任から捕手一本を明言して外野守備を封印、結果的にこれが功を奏して、昨年は捕手で年間ほぼフル出場ながら首位打者とMVPのタイトルを獲得する大活躍をしました。

打撃に関してはもう文句なしですが、課題は捕手としての守備力です。現時点でベストナインは余裕でもゴールデングラブ賞は夢のまた夢の話です。基本的な守備力はもちろん、リード面もテレビ番組で頭の悪さがバレバレになっていますが、そこは頭脳をフル活用しないと向上は出来ません。今の段階でSランク評価ですが、いっそのことSSランクを目指すぐらいの勢いで攻守共に極めてもらいたいです。






◯2位 山川穂高 内野手 富士大 右投右打

⚪︎1軍通算成績 14年〜

428試合 398安打 129本塁打 341打点 1盗塁 打率269

⚪︎獲得タイトル

・本塁打王2回(18,19)

・MVP1回(18)

・ベストナイン2回(18,19)

⚪︎ランク:A



今の富士大ブランドを確立させた先駆けの選手です。ここから富士大の知名度が上がったと思います。

山川選手は森選手とは違い、決して順風満帆な出だしではありませんでした。1年目から2軍で好成績を収めるものの、田辺政権では1軍のチャンスは少なかったです。そして辻政権になってからも、走守を重視する監督方針の元、山川選手にチャンスはないものだと思っていました。

しかし、17年に夏場に昇格してからそのワンチャンスで文句なしの成績を残して月間MVPを受賞しました。この年に78試合で23本塁打と中村選手に次ぐ長距離砲の誕生に一気に期待が高まりました。そこから翌年は47本塁打、124打点で4番として大活躍してリーグ優勝に貢献、これで西武ライオンズの新たな4番打者としての地位を確立しました。

成長するまでにやや時間を費やしたこと、シーズン通しての好不調の波があることを考慮してA評価にしましたが、S評価は目前です。本来なら今年はバッティングフォーム改造でさらなる進化が期待されましたが、コロナのせいで開幕が遠のいてしまい、山川選手の新スタイルを見ることが出来ていません。まだまだここで満足してはいけませんし、森選手と切磋琢磨して、チームを牽引してもらいたいです。





◯3位 豊田拓矢 投手 TDK 右投右打

⚪︎1軍通算成績 14〜18

45試合 2勝2敗2H 50.2回 26奪三振 防御率4.09

⚪︎ランク:E



1年目の前半だけ活躍した選手でした。4月にプロ初勝利を挙げるなどスタートダッシュは良好でしたが、逆に飛ばし過ぎて後半は完全にガス欠しました。2年目以降は右肩の怪我などで、4年間で11試合のみの登板で戦力外となってしまいました。1年目の時にもう少し調整しながら投げていたら、もう少し違う結果になっていたかもしれません。

活躍したとはいえ活躍期間が短すぎ、さらにドラ3と決して低くはない順位なので、残念ながらE評価です。





◯4位 金子一輝 内野手 日大藤沢高 右投右打

⚪︎1軍通算成績 14〜19年

6試合 5安打 1本塁打 2打点 打率357

⚪︎ランク:E



18年にソフトバンク戦でプロ初本塁打を打ったことはよく覚えています。この時は新たなサードレギュラー候補誕生かとワクワクしましたが、長続きしませんでした。気が付けばそのサードレギュラー候補の名前は佐藤龍世選手に変わり、金子一輝選手は2軍で打率1割台の成績でそのまま戦力外になってしまいました。

今年からアカデミーコーチとして、改めて西武ライオンズのスタッフの一員になってくれたみたいです。





◯5位 山口嵩之 投手 トヨタ自動車東日本 右投右打

⚪︎1軍通算成績 14〜16年

1軍出場なし

⚪︎ランク:E



ほとんど名前以外の記憶がないですね。ただ、2軍でも防御率が10点台以上とお話にならなかったので、これは音沙汰なしでクビになるのも当然の結果でした。





◯6位 岡田雅利 捕手 大阪ガス 右投右打

⚪︎1軍通算成績 14年〜

261試合 107安打 5本塁打 35打点 打率240

⚪︎ランク:B



おそらく他球団ファンがランク付けしたら、よくてC評価だと思います。自チームのファンだからこそ、岡田選手の存在意義が分かる、分かる人にこそ分かる貴重な選手だと思います笑。

社会人出身の捕手として、即戦力の力が求められました。1年目から1軍出場しましたが、気が付けば森選手に次ぐ2番手捕手として、チームになくてはならない存在にまで上り詰めました。

あんまり注目されていませんが、こう見えても攻守共に成長しているんですよね。1年目は控えとしてですが攻守共に弱かったですが、気が付けばバッティングは時には右の代打要員、さらには執念のバント要員として起用されることもあり、守備も肩の弱さ以外に関しては、年々改善されつつあります。守備力に関しては肩以外ならトータル的には岡田選手に軍配が上がると思います。

さらにチームのムードメーカーとしても、陰ながら盛り上げてくれています。おそらく他球団ファンに「西武ライオンズの宴会部長は誰??」と質問したら、ほとんどの人は熊代選手と回答しそうですが、岡田選手もビールかけで栗?みたいな着るものを被ったり、昨年は怪我で負傷してから、ベンチの岡田選手の座席に岡田選手のコピー写真をガムテープで乱雑に貼られた写真が話題になったりなど、選手からも信頼を得ていることが伺えます。これは実際にファンにならないと分かりにくいですね。しかし、それだけ岡田選手の存在は大きく、実際には十亀投手や野上、昨年は途中まではニール投手の専属捕手としても活躍しました。

今後もなくてはならない貴重な存在としての活躍を期待したいところです。





◯7位 福倉健太郎 投手 第一工大 右投右打

⚪︎1軍通算成績 14〜18年

11試合 20回 14奪三振 防御率5.85

⚪︎ランク:E



印象に薄い選手の1人ですが、この選手も第一工大出身の選手ですね。これまた第一工大のイメージダウンに繋がってしまう結果になってしまいました。

1年目の2軍成績は良かったみたいですが、それ以降は2軍でもほとんどまともな結果を残せずに戦力外となってしまいました。

今は鹿児島の社会人野球チームで現役を続けているみたいです。





◯ドラフト総評:A

この年のドラ1,2が連続でMVPを受賞する大金星、さらにドラ6から2番手捕手が誕生するなど、今の西武ライオンズの活躍になくてはならにあ存在を引き当てたドラフトでした。特にこの年はドラフト上位指名が投手でなく野手指名で当時は疑問の声も結構聞こえましたが、結果的にはその疑問の声が間違いでした。やはりドラフトは5年以上経ってからが正解が分かるものですね。





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