ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

さらに過去のドラフトを振り返ってみよう—2006年—

紅白戦の日程と中継が発表されたのは朗報ですが、一方で東京都内の病院ではクラスターが発生、北九州でも感染者増加に伴い再び営業自粛の動きが見られるなど、やはり二次感染の可能性は高まりつつあるのではないかという懸念があります。本当にプロ野球が開幕するのかは分かりませんが、とりあえずこのドラフト振り返り企画を中途半端に終わらせるのはなんかしっくりこないので、分離ドラフトだけは終わらせたいと思います。




【2006年ドラフト指名】


◯高1位 木村文和 投手 埼玉栄高 右投右打

⚪︎1軍通算成績 07年〜

・投手成績

41試合 1勝4敗1H 72.1回 51奪三振 防御率5.60

・野手成績

539試合 235安打 31本塁打 105打点 48盗塁 打率216

⚪︎ランク:D



さすがにドラ1と見たら、この成績じゃC評価は無理があるかな。。。今も現役でレギュラー争いの1人ですが、数字的にはあまり褒められたものではないです。

元々は投手として入団、投手時代はノーコンなどコントロール面に苦労しましたが、11年には21試合に登板して防御率2.88、プロ初勝利も挙げるなど、少しだけは活躍しました。その後右肘を故障して、投手から野手にコンバートしました。

野手にコンバートしてからは最初は順調で、転向した年の13年には当時のハマの番長こと三浦大輔投手からプロ初本塁打を打つなど、一気に期待値が膨らみました。14年は100試合出場、率は低いながらも10本塁打、16盗塁とこの時はここから伸びてくれるのではないかと思いました。

しかし、ここからが全く伸びませんでしたね。。。翌年は開幕スタメンも打率1割台であえなく撃沈、そこからはほとんどが控えとしての出場メインで、もうスタメンとしては見ないかなと思いました。

それでも昨年はキャリアハイの130試合出場、打率220とUZR−7.9は到底褒められたものではありませんが、規定打席到達まで残り2打席となる441打席に立ち、再び二桁本塁打&盗塁を記録するなどして、なんとかレギュラーの可能性を残すことが出来ました。木村選手に関しては首脳陣の贔屓采配の恩恵が強く、起用法に疑問がある一方で、練習態度は本当に真面目に取り組んでいるみたいなので、その点だけは評価したいと思います。

今年の秋山選手が抜けた外野手争いが最大のチャンスであり、この争いに敗れればレギュラーの座は二度と訪れないという最大のピンチでもあります。仮にここからレギュラー争いに制して数字的にも見劣りしない結果を残せば、C以上の評価になる可能性はあります。また後述しますが、この年のドラフトのメンツ的に、木村選手にはなんとか結果を残してもらいたいものです。





◯高3位 朱大衛 投手 中部大一高 右投右打

⚪︎1軍通算成績 07〜11年

1軍出場なし

⚪︎ランク:E



正直選手としての記憶がほぼないんですよね。。。ゲームをやってても、この人日本人なのかな??と疑問に思ったのが覚えているぐらいねす。

一応中国籍らしく、09年と13年のWBCでは中国代表として出場したらしいです。とは言っても、西武では1軍出場なしで戦力外になったので、これは問答無用のEランクです。





◯大・社希 岸孝之 投手 東北学院大 右投右打

⚪︎1軍通算成績 07〜16年

226試合 103勝65敗1S 1521回 1243奪三振 防御率3.05

⚪︎獲得タイトル

・最高勝率1回(14)

⚪︎ランク:S



この選手にヘイトが集中するのは重々承知ですが、西武時代の成績はたとえどんだけクソ野郎であったとしても、S評価にせざるを得ません。

岸投手は非常に安定感の高い投手でした。1年目から11勝を挙げて文句なしの即戦力投手となり、在籍10年で全てのシーズンで100回以上を投げて防御率は一度も4点台以上を記録したことなく、二桁勝利は7回記録して14年には最高勝率のタイトルを獲得しました。岸投手は勝ち星を荒稼ぎする絶対的なものはありませんでしたが、その分コンスタントに投げ続けて二桁勝利を稼ぎ、さらに防御率もほとんどのシーズンで2点台〜3点台前半に抑えるなど、安定性の高さにおいては群を抜いて突出していました。これは紛れもなくエースとして活躍した証でしょう。

しかし、その後の悪態ぶりこれまでのFA移籍で悪質な部類に認定されています。細かくやると長々しい愚痴っぽくなるので簡単に言ってしまえば、生涯西武ライオンズ宣言したのに楽天へFA移籍、故星野仙一氏がスポーツ番組でタンパリング暴露、西武ライオンズ在籍時に星野仙一氏、三木谷氏、立花氏との謎の会談写真、そんでもってブーイングされて当然の移籍後所沢でのお立ち台でのブーイングに苛立つ態度など、やっぱり述べると不満や愚痴っぽくなってしまいますね笑笑。金とか以前に嘘付いたり隠し通せていないことを隠そうとしたりするから、周りからバッシングされるんですから、本人の行動の問題ですね。

とりあえず西武時代は大活躍しましたが今は紛れもない裏切り者なので、間違っても渡辺GMは現役最後は西武ライオンズで引退(炭谷選手には是非お願いして下さい)とか血迷ったことをしないで下さい。





◯大・社3位 山本淳 投手 TDK千曲川 右投右打

⚪︎1軍通算成績 07〜13年

37試合 3敗 44回 22奪三振 防御率5.52

⚪︎ランク:E



この選手もほとんど印象に残ってないな。。。1軍ではちょっとチャンスがありましたがほとんど結果を出せずに戦力外となりました。





◯大・社4位 原拓也 内野手 関東学院大 右投左打

⚪︎1軍通算成績 07〜12年

311試合 156安打 2本塁打 41打点 1盗塁 打率223

⚪︎ランク:D



今はアカデミーコーチに就任していますね。昨年はフジテレビのケーブル番組の試合の解説でも見かけました。

元々は複数のポジション守れるユーリティー選手でしたが、10年から少しずつスタメン起用が増え続けました。最大のチャンスは11年、当時のセカンドレギュラーの片岡選手の長期離脱から代役としてセカンドレギュラーとしてスタメン出場しました。この年はキャリアハイの打率241、球団記録更新となる51犠打を記録するなど、繋ぎの2番打者として定着しました。

しかし、原選手もこの先が続きませんでしたね。あくまでも個人的なイメージというか記憶ですが、ユーリティー内野手とはいえ凡ミスがそこそこ目立ち、バントも51犠打記録したとはいえそんなに上手でもなく、バッティングも2番打者とはいえバント以外勝負するには弱すぎ、といった感じであんまり良い印象はありませんでしたね。翌年は大きく成績を落とし、その年のオフシーズンにオリックスへトレード移籍となってしまいました。オリックスでは時折活躍する機会もありましたが、16年に戦力外となり、そのまま引退となってしまいました。





◯大・社5位 岩崎哲也 投手 三菱重工横浜クラブ

⚪︎1軍通算成績 07〜11年

105試合 7勝5敗22H2S 105.1回 60奪三振 防御率3.93

⚪︎ランク:D



1年しか活躍していないですがドラ5なのでCでもいいような気もしますが、個人的にはやや勿体なさが残っているので、D評価にしてしまいました。

1年目は55試合登板で13H、防御率2.82と見事な即戦力としての活躍でしたが、2年目以降に成績が急落してしまいました。個人的に余計にフォームをいじりすぎて悪循環を起こしてしまったのではないかと思っていたんですよね。コントロールを意識しすぎて余計にコントロールが悪化という最悪な結果になってしまい、非常に勿体なさが残っているのが個人的な感想です。





◯大・社6位 大崎雄太朗 外野手 青山学院大 右投左打

⚪︎1軍通算成績 07〜17年

444試合 243安打 5本塁打 77打点 7盗塁 打率257

⚪︎ランク:D



こちらもCでもいいような気もしますが、もうちょっとだけ活躍がほしかった気がするので、残念ながらもう一押しのD評価です。

とはいえ、出場試合はそんなに多くないですが、いぶし銀の活躍は見せてくれました。左のミート打者としてスタメン、代打など様々な起用に応えて、規定打席未満でも打率3割を記録した年もありました。数字以上の印象は残っていますが、やはりスタメンとなるともう一つ武器が欲しかったですかね。ミート打者ですがやや非力さが目立ち、足も早くなく守備もそんなにという感じでしたので、やや2軍の帝王感で終わってしまったのが残念でした。

引退後は西武ライオンズに残ってくれるのかと思いましたが、今はマネジメント会社に就職しているみいです。別に他球団に寝返ったとかそういう訳ではないので、これはこれでいいと思います。





総評:D

やっぱりこの年は岸投手だけになってしまいますね。原選手、岩崎投手、大崎選手も活躍のチャンスはありましたが、レギュラー固定とまではいきませんでした。だからこそ、木村選手にはこの年から汚名のない活躍した選手として、名前を残して欲しい思いがあります。今年はレギュラー争いの大きな年になるので、ここで結果を残してもらいたいものです。





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