順位予想の前に西武ライオンズのチーム考察を行いたいと思います。

【西武ライオンズ　チーム考察】

◯先発

・確定枠

ニール、今井、高橋光成、松本航、與座

現状確定しているのはこの5選手です。この中で今井投手は150km超えのストレートを連発して無双の予感を漂わせ、與座投手も投げる度に結果を残して期待値か大きく上がり、この2人はローテーションの中でかなり期待大です。

高橋光成投手は今日のロッテ戦で今井投手同様に4回無失点でした。これまでの投球を見ても投げている球自体に問題はなく、フォークはしっかり空振りを取るなど、変化球のキレと問題ありません。しかし、一昨年までのチキンメンタルが再発したのか、ちょっとしたことがきっかけで一気に崩れています。これではどんなに状態が良くても一向に信用出来ないままです。

ニール投手、松本航投手はこの中では不安大です。ニール投手は昨年までの精密機械が失われており、自粛期間での調整失敗が影響しているのではないかと思います。松本航投手もコントロールがやや荒れたり甘くなったりで、持ち味のストレートの良さが全く生かせていません。既に開幕試合は有原投手相手に勝ち目なし(日本ハムファンの弟は開幕戦勝利をほぼ確実視)みたいな下馬評になっていますが、この2人には状態を上げてもらわないと困ります。

・残り1枠争い

榎田、本田、十亀、内海、松坂

一応可能性があるのはここまでですかね。伊藤投手は相変わらず打たれ続けて、ノリン投手も怪我ばっかりで一度も投げずに戦力外の可能性があるので、ここはほぼ期待しないでおきます。

現時点では2軍のロッテ戦7回2失点と結果を残した榎田投手が先発6番手最有力です。その他、昨年のコントロールが戻れば本田投手、技巧派にチェンジして荒れ球が収まれば十亀投手にもチャンスが回ると思います。両投手共に練習試合での内容が悪すぎたので、改善しないとチャンスはありません。

どちらにしろ6番手がかなり弱いので、大ベテランの内海投手、松坂投手にチャンスがあるのも事実です。内海投手は2軍戦で2回無失点など、着実に投げています。松坂投手も内容は褒められたものではありませんが、何とか投げれる状態には持っていっているので、客が入り始めたら営業目的の先発とかもあると思います。

◯中継ぎ

・勝ちパターン

増田、平井、平良、ギャレット

一応勝ちパターンとして名を挙げるなら、この4人でしょう。特に8-9回は平井-増田の並びがほぼ確定しています。平井投手は自粛期間で昨年の疲労回復に成功した様子で、まだ様子見ではありますが、ストレートの球威はある程度戻ってきたと見れます。増田投手はなかなか150kmを計測せずに微妙な感じですが、最後ら辺にストレートで空振りを取れるようになったので、なんとか開幕戦までに状態が上がればと思います。

7回は平良投手、ギャレット投手が基本軸でしょう。どちらも速球派ですが、両投手共に決め球が不足しているという課題があります。平良投手はカットボールがあまり機能せず、ギャレット投手も豊田コーチに教わったSFFをなかなか投げないのも気がかりです。とはいえ、150km超えの豪速球を投げるのは決して簡単なことではないので、これが出来る2人は勝ちパターンに入れるしかありません。

今年は過密スケジュールなので、場合によっては8-9回をギャレット-平良で回すことも求められます。間違っても今年も平井投手に80試合投げさせようとかサイコパスな投手起用なんかするなら、西口さんも豊田コーチも即刻弾劾案件です。

・準リリーフA班、リリーフB班

宮川、浜屋、森脇、武隈、田村

この中では宮川投手、浜屋投手のドラ1,2コンビが注目株です。宮川投手は150km超えのストレートに独特な軌道のカーブが武器です。浜屋投手は左から右打者のインコースを攻めるストレートが武器ですが、宮川投手は場合によっては勝ちパターンに入れてもいいくらいのレベルです。浜屋投手は状態が悪いとストレートが高めのボール球、変化球もバウンドするボール球にしかならないので、不安はあります。とりあえず浜屋投手は基本1回を投げる投手に固定するべきです。

森脇投手は今年のロングリリーフになるかもしれません。昨年もプロ初勝利は3回無失点でしたが、佐野投手の状態が上がらないので、練習試合で松本航投手の危険球退場から2回無失点に抑えた森脇投手が適任でしょう。今年はフォークの精度が上がり奪三振が増えるかもしれないので、昨年以上の結果を期待したいです。

あとは開幕1軍に残りそうな田村投手、武隈投手ですが、この2人はなんだかね。。。田村投手はシュートのキレが良くなった一方でブラッシュ選手、浅村選手に連発を食らう失態、武隈投手もストレートが棒球のままで1軍でいいのかは疑問に思います。この2人は開幕1軍スタートとしても、まずは敗戦処理確定です。

今年の中継ぎで対左キラーはいません。仮に浜谷投手、武隈投手に対左起用をしているのであれば、それは昨年の昭和バカ采配と同じです。

・その他

小川、野田、佐野、國場、相内、齊藤

ここら辺は今後の2軍での結果次第で1軍昇格の可能性が高いと思います。特に小川投手、野田投手は1軍の実積もありますから、左の中継ぎ不足解消のためにも早急に状態を上げてもらいたいです。佐野投手の便利屋としての役割ん求めたいところです。

さらには今日のロッテ戦で1回無失点だった齊藤投手、昨年プロ初勝利を挙げた國場投手も個人的には注目しています。齊藤投手はチキンメンタルを克服してフォーム改善が成功すれば、左キラーになれますし、國場投手はここまでハズレばかりの第一工大の当たり選手としての可能性が残されています。

相内投手は今年ダメなら即刻クビという意味でも注目していますが、2軍でサヨナラ暴投とかやらかしている時点で、もうダメですかね。六本木で夜遊び組は揃いも揃ってろくな結果を残していませんね。

◯打線(各ポジション一番手は◎)

・キャッチャー

◎森、岡田、柘植、駒月

・ファースト

◎山川、呉、戸川、メヒア

・セカンド

◎外崎、スパンジェンバーグ、山野辺

・サード

◎中村、スパンジェンバーグ、佐藤龍、山野辺

・ショート

◎源田、呉、森越、山田

・レフト

◎スパンジェンバーグ、栗山、鈴木将、

・センター

◎金子侑、鈴木将、高木

・ライト

◎木村、川越、鈴木将、愛斗

・指名打者

◎栗山、メヒア、中村

各ポジション一番手はある程度決まっていて、その中で森選手、山川選手、源田選手、栗山選手は状態が良いので、開幕に関しては心配していません。外崎選手も状態はそんなに問題ないと見ていますが、日によって打つ打たないの波が激しいので、今年も調子極端な1年になるのではないかと予想しています。

逆に状態が悪いのは中村選手、金子侑司選手です。中村選手は練習試合で本塁打0本、速球に空振りしていておすわり君状態です。夏場に強いのでおかわり君に戻ってくれるはずだと信じていますが、どのタイミングで戻るかはなんとも言えません。金子侑司選手は1番打者挑戦の癖に3試合連続初回先頭打者初球凡退、練習試合の内容も悪く1番打者剥奪になりましたが、悔しいなら六本木で遊ばずに練習するだけですから、これは自業自得です。

レギュラー争いにおいてはスパンジェンバーグ選手、木村選手、川越選手、鈴木将平選手が外野のレギュラー争いに参戦するでしょう。スパンジェンバーグ選手は練習試合で結果を残して1番起用、長短所がはっきりしているだけに、上位打線でどれだけ結果を残せるかが注目です。そして同じく練習試合で結果を残した木村選手も結局はライトのレギュラースタートになりました。しかし、今年に関しては川越選手、鈴木将平選手など同じく練習試合で結果を残した若手外野手が複数いるので、今年ダメならレギュラー剥奪は間違いなしです。この争いを誰が制するかは注目です。

それ以外だと、メヒア選手が怪我したみたいな話があり、暫くは試合出場していないのが気がかりです。苦しくなった夏場にチームを助ける活躍を期待するしかありません。

・控え組

水口、永江、熊代、森越、呉

一応現時点での控え組はこんな感じでしょう。水口選手は代走要員、呉選手は代打枠、永江選手、森越選手は守備固め、熊代選手は守備固め兼宴会部長の役割になると思います。

この中だと、やっぱり森越選手がはっきり言って要らないんですよね。。。守備が売りで守備で凡ミス連発、これなら永江選手で事足りますし、どう考えても辻監督枠でここまでいるとしか思えないんですよね。正直、森越選手は2軍でいいと思います。

・その他

高木、愛斗、佐藤龍、山野辺、柘植、岸

2軍では高木選手、愛斗選手が打ちまくっているので、1軍選手と入れ替えるとなったら、この2人が最優先になるでしょう。高木選手はスイングの鋭さが天性のものを感じますので、今後が楽しみです。愛斗選手は2軍ではフルスイングで圧巻ですが、1軍になるとガチガチスイングで凡打量産でしかないので、1軍でも同じことが出来るかどうかでしょう。

プロ2年目からは山野辺選手、佐藤龍世選手です。山野辺選手は練習試合で無安打、佐藤龍世選手もなかなか2軍で結果を残せずに苦しんでいるみたいですが、両選手共に1年目の期待値からここで終わってはいけないので、状態を上げてもらいたいです。

新人からは柘植選手と岸選手です。柘植選手は1年目ながら予想以上のリードと強肩の良さ、バッティングも真ん中であればヒットにする力があるので、1年目ながらも3番手捕手を確定させました。岸選手もドラ8ながら2軍で予想以上に打っているので、近いうちに1軍昇格もなくはないと思います。

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