今日は田澤ルール撤廃によりドラフトで田澤投手が指名可能になった(逆を言えばシーズン途中の補強は不可に)り、ロッテが香月選手を放出して巨人から澤村投手をトレードど補強するなど、色々とあった1日でした。内容はさておいて、ロッテが本気で優勝を狙いに来ていることは、このトレードを見て思いました。

トレードしたくてもトレードの駒がいなくて困ってるいる西武ライオンズですが、首位ソフトバンクと7.5ゲーム差、借金4の5位ですが、個人的にまだ諦めていません。いや、優勝とかほぼないだろうと思っていますが、完全に今季終了宣言は出していません。

森選手が泣いた8/27の日本ハム戦で負けていたら終戦だと思っていましたがギリギリのところでサヨナラ勝ちして、そこから少しずつチーム浮上のパーツが揃いつつあります。9月入ってからの敵地6連戦では4勝2敗、2敗はいずれも采配ミスで負けているので辻監督の未来が明るくないことに変わりはないですが、今後の鍵を握る部分を考えていきます。

まず挙げられるのは捕手です。ソフトバンク×ロッテとの首位攻防戦はロッテの3連勝でしたが、ソフトバンクは甲斐選手のリードに関しての批判コメントが多く見受けられます。実際に対戦していても高谷選手の方が非常に厄介ですし、終盤に逆転されるのもほとんどが甲斐選手のリードの時が多いです。

森選手も同じような感じでほぼ毎試合スタメンマスクで最後まで守ってマンネリ化して相手も対応してきたりして大量失点もありましたが、ここにきて柘植選手、岡田選手にもスタメンマスクを被る機会が増えました。特に柘植選手はまだ1年目ながらもノリン投手や内海投手の時はテンポ良く投げていきますし、ピンチでも動じずに満塁でも相手の狙いを外してロメロ選手から空振り三振に抑えました。ここまで打てず守れずに精神的にもキツくなってきた森選手の負担を軽減してバリエーションを増やしたのは、かなり大きな改善点だと思います。

さらに先発も相乗効果で安定感が増してきました。9月の先発は平井投手を除いて2失点に抑えています。個人的には右投手ばかりだったところに内海投手、ノリン投手などの技巧派左腕がローテの間に入ったことで、これも単調にならなくなったこともあると思います。

内海投手とノリン投手はまだ登板が少ないのでこの後にボロが出る可能性もあると思いますが、高橋光成投手はチキンメンタルさえ発動しなければ山本由伸投手と対等に投げ合える力はありますし、松本航投手もフォームを戻してからストレートの質が戻りました。ニール投手もチェンジアップがまだ戻りきっていないですがここに来てやっと3勝目を挙げ、課題の先発陣に改善の兆しが見えました。

打線も9月に入ってから1,2番にどちらか1人は出塁率の高い選手を置くようになってから、得点効率は上がりました。まだ辻監督は1番金子侑司選手、2番源田選手を諦めてなさそうですが、昨日みたいに外崎選手や栗山選手を上位打線に置くようにしてもらいたいです。

明日からの6連戦では山本由伸投手、田嶋投手と難敵を控えて、その次は苦手のPayPayと苦難の6連戦です。ここで勝ち越すことが出来れば、今後の上位進出の可能性が出てきますし、逆にここで負け越せばそこまでだったということです。今後を占う上で大事な6連戦、まずは高橋光成投手に投手戦を繰り広げてもらいたいです。

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