ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

再検討 新守護神には誰がふさわしいのか

カスティーヨ投手が右肘の怪我で離脱して、再びクローザーの枠が空きました。昨日はワグナー投手が9回を締めました。


ここで、もう一度クローザー適性を確認して、どの投手が一番新守護神にふさわしいのかを考えていきたいと思います。尚、今回は各項目ごとに5段階評価で5が最高点、1が最低点で数字で表してみたいと思います。あくまでも参考です。素人の私が考えているので、皆さんの考えと多少の誤差があるのはご了承下さい。ちなみに、基準は西武目線なので、評価は少し甘めになっています。



今回の評価にエントリーする投手は、ヒース、野田、平井、ワグナー投手の4人とします。他の投手は絶対にクローザーは無理なので、評価から外します。一応参考程度にカスティーヨ投手と調子の良い時の増田投手も一緒に評価の対象にしようと思います。




・球速

皆さんお分りだとは思いますが、クローザーに求められるものでまずは球速です。ボールが速いほうがバットに当てるのは難しいです。後にも書きますが、クローザーに求められるものの1つには、いかに相手打線のバットに当てずに投げられるかが重要になってきます。


5点:ヒース・ワグナー・(カスティーヨ)

4点:(増田)

2点:平井・野田


球速に関しては常時150km以上出せとまでは言いません。基本は150km前後を出せていれば十分です。それよりも質にこだわってほしいと私は思います。



・奪三振能力

球速と同じぐらいに重要な奪三振能力。これを首脳陣が理解しきれていないのが問題点の1つです。バットに当てない=三振ということであり、三振が最も安全なアウトの取り方です。三振が取れれば粘られても根気負けをする可能性を抑えることが出来ます。


5点:ヒース・平井

4点:(増田)・野田

2点:ワグナー

1点:(カスティーヨ)


ヒース投手は広島時代からも高い奪三振率を残しています。今季も14.2回で18奪三振と文句なしの成績です。平井投手も30回で32奪三振と合格点です。野田投手も今季は21回21奪三振と高い成績を残しています。

その一方で、150km以上のスピードボールを持ちながらも奪三振率が伸びないワグナー、カスティーヨ投手。2人に言えることは、ストレートの質が高くないからです。ワグナー投手は昨日も今江選手にストレートを捉えられてセンターオーバーの2塁打を打たれています。カスティーヨ投手はそもそも奪三振投手ではないです。ストレートはツーシームやムービングボールみたいに動かしています。基本はバットの芯を外して打ち損じを狙う投手です。




・被本塁打

ヒットは1本なら打たれても失点はしませんが、本塁打は1本で1失点です。最終回を任せられるクローザーとして、本塁打だけは絶対に打たれてはいけません。被本塁打の多い投手は大概球質が軽い投手です。


4点:(カスティーヨ)

3点:(増田)・野田・ワグナー・ヒース

1点:平井


被本塁打率はそこまで大差がないかなと思いますが、平井投手だけは別です。30回で8本も打たれているのは論外です。これは一般的な投手の視点から見ても打たれすぎです。




・変化球

当たり前ですが、ストレート一本だけでは投手なんか出来ません。どんなにストレートが良くても、変化球の精度が低ければ打たれてしまいますし、逆に変化球を使わなければ相手打線もストレート一本に狙いを定めて攻略されてしまいます。変化球でもストライクカウントが取れて、さらに三振も取れる精度があるかで大きく話が変わってきます。


5点:平井

4点:ヒース

3点:(増田)・野田

2点:(カスティーヨ)

1点:ワグナー


平井投手の奪三振率の高さにはスライダーで空振りが取れることが要因の一つにあります。ヒース投手もスライダーやナックルカーブなど、それらの変化球が上手く決まれば空振りを取ることが出来ます。増田投手のスライダーは悪くないですが別に良いわけでもなく、そのスライダー1つしか使える変化球がないということが課題点としてあります。カスティーヨ投手は変化球はタイミングを外すボールです。バットには当てられます。ワグナー投手の変化球の精度は低いです。スライダーもスプリットもキレがなく、相手打線が変化球を読んでいたらほぼ間違えなく打たれます。




・コントロール

本当は球速・奪三振率・被本塁打率・変化球だけなのですが、今回はコントロールにも注目します。なぜかというと、西武の中継ぎ投手陣のコントロールが悪すぎて、自滅して試合を壊す場面を多々見ています。パワー投手である以上は多少のコントロール難は目を瞑りますが、にしてもノーコンぶりが酷すぎます。


4点:(増田)

2点:野田・平井

1点:ワグナー・ヒース・(カスティーヨ)


とにかくコントロールが平均以下です。平井投手は変化球のキレはある一方でボールが荒れています。野田投手もボールが荒れ玉とノーコンの境界線にいる感じです。助っ人投手陣に関しては目も当てられません。ワグナー投手は1球ごとに投げてみないと分からない状態、ヒース投手もボールが抜けるのが目立ちます。カスティーヨ投手に至っては、ちょっとカウントが悪くなったり相手打者に粘られるとすぐ根気負けしたかのようなボールを投げて簡単に四球を与えます。



以上の項目の点数を足すと、こうなります。

ヒース18点【球速5+奪三振5+被本塁打3+変化球4+コントロール1】

増田18点【球速4+奪三振4+被本塁打3+変化球3+コントロール4】

平井15点【球速2+奪三振5+被本塁打1+変化球5+コントロール2】

野田14点【球速2+奪三振4+被本塁打3+変化球3+コントロール2】

カスティーヨ13点【球速5+奪三振1+被本塁打4+変化球2+コントロール1】

ワグナー12点【球速5+奪三振2+被本塁打3+変化球1+コントロール1】



トップは増田投手とヒース投手でした。最下位はワグナー投手です。勿論ながら、数字なんかあくまで参考にしかならず、数字では表せない投手能力はたくさんあります。しかし、これだけは言えます。現状クローザーを務めるのはヒース投手が一番適役です。ワグナー投手と比べると変化球の精度と奪三振能力の差がはっきりと表れていると思います。


増田投手ですが、2軍でもヒットを打たれている状態で、復帰には時間がかかると見込まれます。おそらく8月の頭は間に合わない可能性が高いです。そうなると、不安ではありますが、他の投手にクローザーをやってもらうしかないです。私の見解では9回はヒース投手で8回は野田、平井投手を固定として、ワグナー投手は僅差のビハインドを任せるべきだと考えます。しかし、昨日の試合結果だと、今後はワグナー投手がクローザーを務めると思われます。



これだけは断言しますが、ワグナー投手がカスティーヨ投手みたいな結果になった時点で、土肥コーチは投手コーチ失格です。私は土肥コーチを投手コーチとしては認識しなくなります。ここまで投手起用や配置転換をことごとく外す投手コーチはなかなかいないです。要するに見る目のなさが問題ですが、ワグナー投手がクローザーとなる以上は頑張ってもらうしかありません。ワグナー投手の奇跡の躍進を祈るしかない現状です。




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