ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2020シーズン振り返り 背番号15 宮川哲

【2020成績】

49試合 防御率3.83 2勝1敗13H15HP 44.2回 40被安打 1被本塁打 45奪三振 奪三振率9.07 29与四球 1与死球 3暴投 21失点 19自責点 被打率238 K/BB1.55 WHIP1.54



登板数9位タイ




即戦力ドラ1としてその名に恥じない活躍を1年目からしてくれました。



開幕からシーズン通して1軍で投げ続け、49試合で13H記録しました。序盤はビハインド投手でしたが、宮川投手の活躍が一番目立ったのは8月のオリックス戦ですね。この試合は平井投手が5回無失点で勝ち確定かと思いきや、6回から今井投手の糞投球と野田投手の今思えば戦力外決定打となる棒球ノーコンで0アウト満塁の大ピンチで登板してここを3人パーフェクトに抑えて大ピンチを脱しました。この活躍から火消しとしての起用が増えました。終盤は色々と1年目とは思えない風貌や投球やらで、ピンチの場面で何度も投げ続けました。



宮川投手はパワーカーブが一つの武器となっていますが、そのパワーカーブが効果的な変化球となっているのもストレートがあるからです。ストレートも150km以上計測してしっかり空振りを奪えるストレートです。奪三振率9.07と火消しとして機能するに必要な奪三振能力が備わっていることが非常に大きいと思います。




来年はさらに上のレベルに上がるために、防御率の改善が求められます。本人は納得していましたが年俸の上げ幅が渋かった理由はやはり防御率が今ひとつ、さらにWHIP1.54と走者を出しすぎる部分がマイナス評価されてしまったと思います。今年1年振り返ると無駄な四球が多かったです。多少のコントロールの悪さはあるにしても、無駄な四球で余計な失点やWHIPを悪化させる原因にも繋がっているので、そこをどれだけ改善出来るかでしょう。


今年は火消しとして頑張ってくれましたが火消しとしては完璧というわけでもありません。やはり打たれる時は打たれてしまい、ややホールドの面でも2,3個は損している部分もあります。1年目からこんな酷な場面で使い続けているのもありますが、やはり数字以上のことはやっているだけに、来年は数字としても向上してもらいたいです。今年の新人王は平良投手と小深田選手とのレベルの高い争いになってしまいましたが、年度によっては新人王候補に名前を連ねて良い活躍だと思います。





1年目からこんだけのピンチを投げ続けるタフネスさやメンタル面の強さは間違いないものです。150km超えのストレート、パワーカーブ、タフネスさを兼ね備えているだけに、もっと数字は良くなるはずですし、平良投手、森脇投手に割って入れる力も秘めています。来年は自分が8回を投げるぐらいの気持ちで、勝ちパターンとしても高いレベルで投げてもらいたいです。





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