【2020成績】

・1軍成績

8試合　3先発　防御率7.50　1勝2敗1HP　1QS　24回　30被安打　5被本塁打　13奪三振　奪三振率4.88　13与四球　3与死球　4暴投　21失点　20自責点　QS率33.33　被打率300　K/BB1.00　WHIP1.79

暴投6位タイ

・2軍成績

8試合　防御率3.24　3勝3敗　50回　53被安打　2被本塁打　32奪三振　12与四球　3与死球　22失点　18自責点　WHIP1.30

「FA移籍でヤクルト行けばもっと投げれたかも」なんて思われるんじゃないかというほどに今年の十亀投手は理不尽なほどにチャンスを与えられませんでした。

今年は開幕は2軍スタート、1軍登板まで辿り着くのは9月でした。とはいえ、それまで怪我とか不調というわけでなく、2軍ではそんなに悪い投球をしているわけではなかったですがちっともチャンスを与えられず2軍のローテーションを回していました。

9月に1軍登録されましたが、ポジションはロングリリーフでした。そんな中でオリックス戦で内海投手が4回で降板してからロングリリーフで登板、4回途中1失点でこれが今シーズン唯一の白星となりました。

その後はロングリリーフで打たれてまた抹消、10月になってようやく先発のチャンスが回ってきましたが、オリックス戦ではQS投球もソフトバンク戦で松田選手以外にボコボコにされて8失点KO、先発として0勝でシーズンを終えました。

投球自体は十亀投手らしいのらりくらり投球で、見ていて安心出来ないのはたしかにそうです。かつての球威勝負ではなく、左右に揺さぶる凡打狙いの投手になりました。

ただ、今年に関してはサイコパス政権の被害者でもあります。安心して見られる投手ではないにしても、十亀投手は防御率4点台のイニングイーターです。ですから十亀投手に求めるのは無失点ではなく、6回3失点ぐらいのQS投球です。辻監督からの信頼の低さはソフトバンク戦で3回1失点で交代させられたのを見れば一目瞭然ですが、少なからず糞投球しか出来なかった今井投手よりは絶対に投げれますし、ブルペンデーなんかするなら負けても8失点しながらも5回まで投げ切れる十亀投手を使えばリリーフ陣の負担軽減にも繋がります。それを全くせずに2軍幽閉されていたことに関しては、宣言残留してくれた選手に対して非常に失礼すぎます。

それでもソフトバンク戦で天敵松田選手以外に滅多打ちで8失点KOは宣言残留した十亀投手としては情けない姿でした。投手陣のリーダー的存在として発言してから今年1年は2軍のローテーションを回す立場になってしまいました。のらりくらり投球であまり信頼が得にくい投手ではありますが、十亀投手としても球威で勝負出来ない以上は左右で揺さぶる変化球を強化して凡打狙いの精度を高めることが求められます。

せっかく宣言残留してくれたのですから、来年は先発6番手に割って入ってくれないといけません。個人的には二桁勝利は無理でも6〜8勝、100回投げる力は十分あると思います。まぐれで千賀投手相手に7回無失点と怪投する試合もありました。期待していいのかダメなのかよく分からない投手ですが、あえて私はこのまま埋もれてはいけない投手として期待しておきます。

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