ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2020シーズン振り返り 背番号25 平井克典 

外国人選手に関しては正式に契約が発表されてから振り返ることにします。野田投手は現役引退となってしまいましたが、第二の人生も頑張ってもらいたいです。




【2020成績】

41試合 4先発 防御率4.18 5勝5敗7H11HP 60.1回 60被安打 3被本塁打 53奪三振 奪三振率7.91 23与四球 1与死球 3暴投 35失点 28自責点 被打率267 K/BB2.30 WHIP1.38




色々とありますが、まず今年1年無事に投げれたことに一安心です。




コロナ禍で開幕延期となって得をしたのが平井投手でした。3月の時点では球のキレが戻っていませんでしたが、自粛期間で休むことが出来てスライダーの曲がりが戻って、開幕当初は勝ちパターンとして活躍出来ました。



しかし、やはり昨年の昭和バカ采配の被害は大きく、そんでもって今年も序盤からガンガン投げまくりましたが今年に関しては落ちるスピードが早かったです。平井投手の前半戦ワースト試合は回またぎして自滅した楽天戦ですが、回またぎさせている方がアホにしても、平井投手も昨年可能だったことが今年出来なくなっていました。



そんな中で中盤はまさかの先発に抜擢されます。オリックス戦で5回無失点で先発初勝利を挙げますが、その後は先発としては厳しく炎上して抹消、球種が少なく長い回を投げるには左打者への対策が不十分でした。




先発失格で再昇格後はビハインド投手、ロングリリーフとしてブルペンを支えました。ビハインド投手としては良い働きをして、ロングリリーフとかソフトバンク戦で緊急先発とか昨年の佐野投手みたいな便利屋起用で酷使されましたが、なんとか結果を残しました。ただ、最後はロッテ戦のホーム悪送球でシーズン終了となってしまいました。






最終的に便利屋として投げましたが、まず勝ちパターンとしてストレートのコントロールが甘くスライダーの曲がりも昨年前半に比べて鈍くなってしまったので、勝ちパターンとしては厳しいものがありました。本来であれば7回や右の火消しとして使いたかったですが、そのポジションも森脇投手、宮川投手が結果を出したので必然的に勝ちパターンを追いやられる形になってしまいました。



便利屋として投げましたが昨年ほどではないにしても、酷使ということに変わりありません。小野さんだけでなく辻監督も平井投手への無茶ぶり起用がOKという認識なのが分かったので、このままリリーフだと選手寿命が縮まると思います。





そんな中で来年は先発転向が発表されました。今年みたいに先発か中継ぎかどっちでもいいみたいな便利屋起用は平井投手として間違っていますし、便利屋として酷使されるぐらいなら先発一本に絞った方が1週間のスケジュールが組み立てやすいので、そちらの方がいいでしょう。



しかし、先発転向について課題があります。まずは球種を増やすことです。対左被打率293と打たれまくっていますが、球種がストレート、スライダー、フォークだけで先発は無理があります。先発するならまずはカーブなど緩い球種を使うこと、そしてシンカーなど落ちる変化球も増やしていかないと、今の球種だけでは相手も狙いを絞りやすくなってしまいます。



そしてスタミナも強化が必要です。平井投手に完投は求めませんが、6回100球投げるスタミナは必要です。今年は緊急先発とかで5回まで投げてくれればラッキーぐらいな感覚でしたが、正式に先発転向するのであれば今年の先発内容ではアウトです。先発は早い回からKOされるとその尻拭いをするのは中継ぎです。平井投手自身、自分が不甲斐ない投球で早々にKOされたら中継ぎが酷使されてしまうということを重々理解したうえで、先発転向してもらいたいです。





なんやかんやでこんだけ酷使されても怪我しない身体作りは本物だと思うので、そこは高く評価しています。宮西投手のように長く活躍出来る投手になるためにも、無理のない起用法と結果を求めていきたいです。






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