ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

箱根駅伝考察 シード10校

ここから年末年始にかけて箱根駅伝考察と順位予想を行なっていきます。個人的に駅伝はオフシーズンの楽しみですし、今年は全日本大学駅伝の順位予想がそこそこ良かったので、調子に乗って箱根駅伝考察を行うことにしました。まずは昨年の優勝校から10位までのシード10校です。



※注意事項

・まず、私よりもより詳しくかつ分かりやすい駅伝ブログは他にも多数あるはずなので、ちゃんとした駅伝ブログを見たい方はそちらのブログを参照してください。

・順位予想は1月1日に行いますので、今回は各大学の区間エントリーと簡単な展望を見ていきます。

・各大学区間エントリー選手の名前(数字は学年)、そこに当日変更で入りそうな選手は→で記載します。ちなみに当日変更予想は当たっても外れてもお構いなしでお願いします笑。

・☆は優勝、上位進出のキーマン(各大学1人選出します)、?はなんでこの選手この区間にエントリーしたの、というマークです。

・各大学スピード、スタミナ、山(5区山登り、6区山下りの適性があるか)、選手層、エース(主要区間で他校と対等以上に張り合えるエースがいるか)、ピーキング(箱根駅伝本番に調子を合わせる力があるか)の5項目をS〜Eの6段階評価します。最後に総合ランクをS(優勝候補)、A(3強上位進出)、B(シード可能性大)、C(シード争い)、D(シードは厳しそう)、E(まずは繰り上げ回避から)の6段階評価します。

・今回初の駅伝考察を試みますが、もしこうした方がいいとかここら辺がよく分からんとかありましたら遠慮なくコメント下さい。

・最後に、今年の箱根駅伝はテレビで応援しましょう。絶対に沿道での応援は控えて下さい。





◯前回1位 青山学院大学

1区吉田圭③、2区中村唯②、3区大澤②→☆佐藤①、4区脇田②→神林④、5区竹石④

6区髙橋勇③、7区近藤②、8区岩見④、9区横田②→飯田③、10区中倉②→湯原③


スピードA、スタミナS、山A、選手層B、エースB、ピーキングS

総合評価S



先に言っておきますが、今年の優勝予想は青山学院です。4区まではおそらく万全の体制でしょう。当日変更で近藤選手、神林選手が往路を走ると予想しています。その中で個人的にキーマンだと思うのは1年生ながら全日本5区間賞の佐藤選手、昨年は当時1年生の岸本選手が2区で日本人1年生記録を出して先頭に出て優勝の可能性をグッと高まらせましたが、仮に青山学院が優勝するとしたら、佐藤選手が区間賞並みの活躍をふるのではないかと思います。


ただ、選手層のランクを下げたのは5区以降がやや不安だからです。本当は神林選手を9区に置きたいですが、今年は岸本選手がエントリー漏れしたり昨年5区2位の飯田選手が万全ではなく5区を外れたりで、10区間全て万全ではないからです。そんな中で留年した竹石選手がリベンジの5区山登りがどうなるか、復路では岩見選手がいるのは心強いです。箱根へのピーキング能力も非常に高いので、後は原マジックが発動するかでしょう。復路で無名の選手から区間賞が出る可能性も低くはありません。




◯前回2位 東海大学

1区?市村③→☆石原①、2区名取④、3区田中③→塩澤④、4区佐伯①、5区西田④

6区川上②、7区佐藤②→本間③、8区中嶋③→濱地②、9区長田③、10区米田④


スピードS、スタミナB、山A、選手層C、エースA、ピーキングB

総合評価S




黄金世代が卒業して松崎選手など箱根経験者もエントリー漏れしましたが、優勝争い戦線に生き残っています。4年生3本柱と機体の1年生がいるだけに、往路優勝の可能性は青山学院とかなり良い勝負が出来ると思います。


とはいえ、区間エントリー見て??と思ったのがまず1区です。全日本2区19位とボロボロでしたが復路は走ると思っていた市村選手がまさかの1区エントリー、これは当日変更の可能性が高いです。さらに往路エントリーを見て4区佐伯選手は変えないと思うので塩澤選手は3区になると思いますが、塩澤選手はどちらかと言うと2区や4区みたいなスタミナ区間走らせた方がいいような気がしますが、果たしてどうなるでしょうか。


復路はかなり実績が薄いですが、全日本6区区間賞の長田選手を中心になんとか粘る戦法になると思います。優勝するには往路で優勝候補を引き離すことが条件です。




◯前回3位 國學院大学

1区門田④→藤木③、2区中西大②、3区石川③→臼井④、4区藤村④→木付③、5区☆殿地③

6区島崎③、7区田川④→中西唯②、8区伊地知①→河東④、9区高嶌④、10区木下④


スピードB、スタミナB、山B、選手層B、エースC、ピーキングB

総合評価B



みなさんご存知であろう衛藤さんの実の弟である木付選手(今年は3年生ながら主将です)率いる國學院です笑。全日本は惜しくもシードを逃しましたがここまでは万全な区間エントリーだと思います。2区を下級生に託して1区3区はおそらくスピード自慢の4年生になるでしょう。全日本7区で今ひとつだった藤木選手は昨年1区2位の箱根での挽回に期待です。


そして山の神が卒業した5区では昨年10区で総合3位に滑り込んだ殿地選手が準備をしているようです。ここがはまれば昨年に引けを取らない順位まで登ることも可能だと思います。


復路は全日本1区4位の島崎選手から始まって4年生主体で粘ることでしょう。國學院も卒業生の穴が大きいですが決して総合力が劣っているわけではないので、ミスなく走り切ればシード権はまず間違いないでしょう。




◯前回4位 帝京大学

1区小野寺④、2区星④、3区☆遠藤③、4区新井→中村③、5区細谷③

6区三原③、7区寺嶌③→小野①、8区鳥飼④、9区橋本③、10区増田④


スピードB、スタミナA、山D、選手層A、エースB、ピーキングS

総合評価A



帝京もほぼ万全な区間エントリーが出来たと思います。前半2区間は実力者の4年生に託して鍵を握るのは3区遠藤選手、全日本4区12位と不甲斐なかったですが箱根は過去2大会3区3,2位と素晴らしい走りをして、現在の3区日本人区間記録保持者です。帝京は全体的に箱根へのピーキング能力が高いだけに、遠藤選手が区間賞並みの走りをすれば総合3位に一気に近づくと思います。


復路の選手も8区以降は実力者が並んでいます。故にやはり山が問題です。特に山登りの5区ではまともに区間一桁で走れた試しがありません。今年は流石に反省してか事前準備をしている(というか何故今までほったらかしていたのやら)らしいですが、毎回山がダメで総合3位を逃しているので、山をどう攻略するかが上位進出の鍵を握ります。




◯前回5位 東京国際大学

1区三浦③→☆丹所②、2区?ムセンビ②、3区内田④、4区宗像②、5区荒井④

6区林①、7区善田②→佐伯④、8区熊谷④、9区加藤④、10区川畑①→芳賀③



スピードC、スタミナC、山D?、選手層D、エースS、ピーキングC

総合評価D




シード校で一番危ういのが東京国際です。まず16人エントリーの時点で山谷選手、中島選手のスピードランナーがエントリー漏れ、さらに区間エントリーもまず昨年箱根3区で59分台とかいう廃課金レベルの記録を叩き出したヴィンセント選手がエントリーされず、普通なやムセンビ選手ではなくヴィンセント選手ですが、これはもしや走れないのかもしれません。そして1区は丹所選手がエントリー変更で走ると思いますが、あんまり丹所選手のエントリー変更もする必要はあまりないんですけどね。序盤の時点で既に嫌な予感がしています。


さらに山も未知数な部分が多く、もしかしたら違う選手が走る可能性も十分にあり得ます。今年の東京国際は選手層が薄く区間エントリーからして不安が大きいですが、まずは1区から出遅れずにひたすら前についていくことでしょう。




◯前回6位 明治大学

1区児玉①、2区加藤②、3区村上④→小袖④、4区金橋③→手嶋③、5区樋口④→☆鈴木聖④

6区前田④、7区丸山③→櫛田②、8区大保④、9区小沢②、10区長倉④→富田②


スピードA、スタミナA、山A、選手層S、エースB、ピーキングB

総合評価A



全日本では青山学院を最後に抜いて3位に入りましたが、その勢いは健在だと思います。往路はエントリー変更含めてほぼ万全、復路も4年生と2年生で固めるのではないかと思います。全体的にかなり高い選手層なので、総合3位争いに割って入る力は十分にあると思います。


優勝候補としても名乗りを上げていますがあえて総合評価A止まりにしたのは、まず5区鈴木聖人選手の怪我の度合いが気になります。おそらく当時変更で5区に入ると思いますが、万全の状態なら当時変更なしで5区エントリーされるはずなので、そこは一抹の不安はあります。


そして総合優勝するに当たっては、どこかしらで区間賞並みの走りをする大エースが欲しいです。今年の明治は高い総合力が武器ですが、区間賞候補と呼べる選手がいるかと言われるとちょっとな、となってしまいます。現時点で総合3位は射程圏内ですが、さらに上に行くには誰かしらが区間賞並みの走りをしないといけません。




◯前回7位 早稲田大学

1区辻①→井川②、2区太田直③、3区菖蒲①→☆中谷③、4区鈴木創②、5区?諸富①→吉田④

6区?北村①、7区半澤②→小指②、8区千明③、9区向井③→山口③、10区室伏③→宍倉④


スピードA、スタミナB、山E、選手層B、エースA、ピーキングC

総合評価B



うーーん。一見万全と思えるエントリーですが、個人的な当日変更は6人フル活用する予想となりました。この時点で万全なはずないんですよね。万全なら6人フル変更はないはずですから。


まず往路は普通に考えると1区と3区は井川選手と中谷選手です。中谷選手は全日本3区区間賞の走りを見ても1区だとペースメーカーに使われてラストスパートで勝てなくなるので、3区でスピードに乗って走らせるべきでしょう。


そして早稲田は安井選手卒業後の山が本当に悲惨なので最低評価にしましたが、今年もエントリーで1年生2人です。さすがに山を1年生2人は無謀すぎると思うので、一応経験者の吉田選手をエントリー変更予想しました。


さらに復路も普通に考えると3人変えますが、本当に6人変えるのかな、、、この予想だと全日本1区6位の辻選手は走れませんし、そしたら7区半澤選手は普通に走らせるのでしょうかね。どこかしらでアクシデントが起きてなければいいですが。余程なことがない限りはシード権は守れると思います。



◯前回8位 駒澤大学

1区加藤④、2区☆田澤②、3区青柿①→小林④、4区酒井②、5区円②→鈴木芽①

6区花崎③、7区花尾①、8区伊藤④、9区山野②、10区神戸④→石川③


スピードS、スタミナB、山?、選手層A、エースS、ピーキングC

総合評価S



全日本優勝の駒澤ですが、その立役者となった田澤選手が2区です。これは相澤選手に続く65分台が期待されますが、まず優勝を狙うのであれば2区終了時点で先頭に立っていないとその後ジリ貧になる可能性があるだけに、先手必勝で前に立たないといけません。


そして全く予想が付かないのが山です。5区経験者の伊藤選手が8区エントリーなので、山は未経験者で挑むことが確定となりました。1年生ながら非常に期待値の高い鈴木芽吹選手がどれだけの走りをするかが注目です。あと10区は前回箱根10区7位の石川選手と予想しましたが、大八木監督の情が出たら主将の神戸選手がそのまま走ると思います。


そして優勝を狙うに当たって不安なのがピーキング能力です。昨年8位に沈んだのもここ最近は箱根への調整の持っていき方が下手です。本来であれば箱根でも青山学院、東海と互角に戦える力はあるだけに、今年もピーキングでミスをしないか不安が残ります。




◯前回9位 創価大学

1区福田④、2区ムルワ②、3区山森①→原富④、4区吉田①→葛西②、5区森下①→三上③

6区鈴木渓④、7区横山②、8区永井③、9区石津④、10区小野寺③→☆嶋津③


スピードB、スタミナB、山E、選手層C、エースA、ピーキングC

総合評価C




昨年最後の最後に大逆転劇で初シードを取った創価ですが、今年もシード権争いに参戦する力が残っています。


昨年1区区間賞の米満選手が卒業した穴は、スピードのある福田選手で埋めに行きます。3区以降はおそらく当日変更で経験者が入ってくると思います。創価も山がここまで悪いので、山でどれだけ耐え切れるかです。


復路は上級生主体で9区まで耐えて、10区はおそらく区間記録保持者の嶋津選手が当日変更されるのではないかと思います。一時期休学していたようですが、戻ってきて今年の箱根を沸かせてほしいです。




◯前回10位 東洋大学

1区児玉②、2区松山①、3区村上①→☆西山④、4区吉川④、5区宮下③

6区?九嶋①、7区蝦夷森③、8区腰塚③、9区小田④→大澤④、10区清野②→前田②


スピードC、スタミナB、山S、選手層C、エースC、ピーキングC

総合評価C



昨年は区間新3つ出して10位ギリギリという意味不明な結果でしたが、今年も不安は拭い切れない感じがあります。


1区児玉選手は変更しないはずなので、おそらく西山選手は3区を走ると思います。今年は1区2区は下級生が走るだけに、3区4区の4年生コンビが最後の箱根で結果を残せるかどうか、個人的には西山選手には最後の箱根は区間賞を獲得してほしいと思います。


5区に前回5区区間賞の宮下選手がいるのは心強いですが、今西選手卒業の6区はちょっと予想がつかないです。東洋は山に関してはあまり苦にしてはないので、しっかり走れる選手がエントリーされると思います。


7区以降は堅実に走れる選手がエントリーされるでしょう。不確実性が大きいですがハマった時の走りは3位以内に入る力も秘めているだけに、ピーキングを合わせられるかが大事になってからでしょう。



明日は予選会突破校+学生連合を見ていきます。






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