ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2020シーズン振り返り 背番号40 田村伊知郎

【2020成績】

31試合 防御率3.95 41回 47被安打 4被本塁打 27奪三振 奪三振率5.93 16与四球 2与死球 4暴投 20失点 18自責点 被打率303 K/BB1.69 WHIP1.54




暴投6位タイ




数字的にはパッとしませんが、昨年戦力外の可能性があった中でこれだけの数字を残したのは予想以上の好成績だと思います。




そんな田村投手のシーズン開幕はなんで1軍スタートなの扱いでした。練習試合でもホームランを打たれて普通なら2軍スタートと思いきや開幕1軍、この時は武隈投手と一緒に辻監督愛人枠扱いされていました。そして案の定開幕してから日本ハム戦で燃えてその後も燃え続け2軍抹消、この時点では来シーズン危うい気がしました。




しかし、1軍再昇格してからは主に敗戦処理やロングリリーフとして活躍、ボロボロだった防御率がどんどん下がって遂に3点台に突入、最終的に防御率3.95と敗戦処理としては及第点の出せる数字にまで改善することが出来ました。地味に敗戦処理のイニングイーターとして、時には無茶苦茶な連投回跨ぎをこなしてくれる田村投手の存在は目立ちはしませんがブルペンのやりくりをする上で非常に大事な存在でした。




田村投手はシュート、カットボール、チェンジアップを中心に縦横無尽に投げていく投球スタイルですが、そこに150km超えのストレートが加わったため、単純に力負けすることが減ってきました。左右に動く変化球をより効果的にするためにもやはりストレートの球威アップは必要不可欠ということです。





今年は勝ちパターン昇格か、それとも敗戦処理のままか、ポイントは被打率の改善、そして制球力の向上です。田村投手はバットの芯を外して凡打を重ねるタイプなので、奪三振率はそこまで拘りません(でも奪三振率6.50は欲しいですかね)。その代わりに、求めるのは失投を減らすことです。昨年は敗戦処理として31試合投げましたがホールドは0、被打率3割超えの投手を勝ちパターンで使うことはできませんし、実際にWHIP1.54とランナーを抱えながらなんとか抑えているのも事実です。



ソフトバンク戦で柳田選手に変態打ちホームランを打たれましたが、あれは柳田選手が化け物にしても要するに球威がなくコントロールが甘いからです。ストレートの球威が上がったとはいえ基本はパワータイプではないので、甘く入ったら簡単に長打になります。そこで求めるのはコントロール強化、失投を減らすことで左右に動く変化球がより効果的に相手の凡打を誘うことが出来ます。たまにキレの良いシュート、カットボールは本当に素晴らしい球なだけに、常に質の高い球をどれだけ投げ続けることが出来るか、ここがポイントになってくると思います。




私が求めたことは実際に森脇投手がこの1年で大きく飛躍した要因です。森脇投手も球威アップ、コントロールが大幅に改善されたことで勝ちパターンとして昨年大活躍しました。だからこそ田村投手も不可能ではないと思っています。今年は森脇投手同様に飛躍の1年になるか、それともまた大炎上して辻監督愛人枠に逆戻りになるか、大事な1年になると思います。







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