【2020成績】

・1軍成績

8試合　打率200　5打席　5打数　1安打　1塁打　1得点　1三振　出塁率200　長打率200　OPS400

・2軍成績

62試合　打率288　255打席　215打数　62安打　15二塁打　2三塁打　7本塁打　102塁打　25打点　27得点　44三振　31四球　3死球　5犠打　5盗塁　出塁率384　長打率474　OPS858

昨年はわずか1軍出場は8試合　ヒットもたったの1本に終わってしまいました。

しかし、内容が悪かったのかと言われたらそうでもなく、内容よりもチャンスが与えられなかったという表現が正しいと思います。2軍では規定打席越え(3人しかいませんが)の中ではチームトップの打率、出塁率、長打率、OPSも2軍とはいえこれまでの中ではかなりの好成績だと思います。

これまで大型扇風機と化したバッティングは確実性が大きく上がりました。多少鋭いスイングは減りましたが元々飛ばす力はありますので、この確実性を上げることは非常に大事なことだと思います。

さらに守備ポジションも内野は全部守れるので、地味にユーリティー性も発揮出来ます。ショートやセカンドは源田選手や外崎選手には到底敵いませんがショート守備なら呉選手よりは上ですし、セカンド守備も山野辺選手に負けてはいません。サード守備も問題ないので、バッティング以外でも使い道がある選手です。

そして山田遥楓選手といえばなんといっても声出しです。昨年の声出しはオリックスの大下選手に色々と持ってかれてしまいましたが、声出しは山田遥楓選手も負けてはいません。中継で見てても1球ごとに物凄い声が聞こえますが、この声出しは他の選手に出来ない強みでもありますし、熊代選手に負けないムードメーカーでもあります。

レギュラーは難しくても1軍ベンチにいるチャンスはもっとあるはずの選手でしたが、昨年はほぼなかったです。正直シーズン途中まで代走要員でしかなかった山野辺選手よりは絶対に山田遥楓選手の方が需要があったはずですが、、、これは辻監督からの評価があまり高くないのかもしれません。昨年1年で攻守共に大きく成長しているので、辻監督には山田遥楓選手にももう少し注目してもらいたいです。

一見すればサード後継者争い、内野守備固め枠、声出し要員など1軍枠に入り込める力は十分にありますが、そのチャンスが限られているだけに、1回のチャンスを確実にものにしないといけません。内野手に関しては山野辺選手と対等の力はありますし、単純な守備力は呉選手より上です。年齢的にも今年何かしらの結果を残さないと今後チャンスが与えられずにトレード要員になる可能性もあるだけに、そろそろ危機感を持つ必要も出てきました。

現地でプロ初ホームランを見た私としては、山田遥楓選手にもう一度本拠地でホームランを打って正真正銘の獅子男と叫んでもらいたいです。やはりこのまま終わって欲しくない選手です。

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