8-7で辛勝です。打線の活躍もまた投手陣が足を引っ張りながらの勝利でした。

先発は今季初登板の高橋光成投手。4点の援護を受けた初回、先頭の宮崎選手には初球のストレートを外野まで運ばれていきなりランナーを出します。西村選手には1球もストライクが入らず四球でいきなりピンチを迎えます。その後1アウト1,3塁となり、吉田正尚選手のファーストゴロの間に失点します。尚も2アウト2塁から伏見選手にストレートをライト前に運ばれて2点目を許します。ここは山川選手の送球カットが邪魔でしたが、吉田正尚選手の打球はジャンプキャッチしてくれたのであまり責めることは出来ません。ボールがコントロール出来てなくて先が思いやられます。

2回です。先頭の大城選手はショートゴロのはずが源田選手の送球エラーで出塁を許しますが、森選手が盗塁を刺してなんとか事なきを終えます。その後山崎選手はボテボテの内野安打で出塁を許しますが(中村選手の守備範囲では無理があります)、宮崎選手はスライダーでサードゴロに打ち取りました。

3回です。2アウトから吉田正尚選手、伏見選手に連続でフォークを打たれてピンチとなりますが、ここで中島はスライダーでセンターフライに抑えました。本来なら決め球になるはずのフォークが使い物になっていません。

4回です。大城選手には四球、鈴木選手には死球と送りバント含めて1アウト2,3塁のピンチを迎えます。ここで宮崎選手にはフォークをセンター前に返されて同点に追いつかれます。森選手も使い物にならないフォークに頼るリードにしてしまってはダメです。さらに盗塁でピンチとなりますが、西村選手をスライダーでライトフライに打ち取り逆転は許しませんでした。もう限界だと思います。

5回も続投です。ここは相手の早打ちに助けられて三者凡退に抑えました。ここまで81球です。

逆転に成功した6回です。ここも続投の判断を下します。2アウトまでいきますが、福田選手にヒットを打たれてその後盗塁と悪送球で3塁のピンチを迎えます。宮崎選手は勝負出来ずに四球でしたが、西村選手は初球のスライダーでセカンドゴロに打ち取り、この回を0に抑えました。この回で降板しました。

6回101球、7被安打4奪三振4四死球4自責点でした。その後は何とか逃げ切って今季初勝利となりましたが、内容的には勝ち投手にはふさわしくない内容です。元々良い意味で荒々しいイメージがありましたが、ボール自体がコントロール出来ずにフォークも打たれまくってとても見れたものではないです。よく4失点で済んだなと思いました。おそらくフォームが良くないと思います。次も投げる可能性がありますが、1週間で改善出来るのかが非常に不安です。

7回は野田投手が登板します。白崎選手はスライダーで空振り三振、吉田正尚選手はショートゴロに打ち取り降板しました。今日の調子なら1回は絶対に可能でした。

7回の途中から平井投手が登板します。ところが伏見選手、中島ともにスライダーを打たれてピンチを迎えますが、小田選手はストレートで見逃し三振に抑えてピンチを脱しました。今日はスライダーのキレが甘かったです。これでは8回は無理ですが、誰が登板するのでしょうか？

3点リードとなった8回はワグナー投手が登板します。ワグナー投手ですか。。。首脳陣は日本ハム戦の投球を忘れたのでしょうか？

先頭の若月選手は3-0にしてフルカウントまで持ち込むも結局ヒットを打たれます。その後2アウトまでいきますが、西村選手に初球のストレートをフルスイングで捉えられてフェンス直撃の2塁打+斉藤選手が処理をエラーして1失点で尚も3塁のピンチとします。白崎選手も2球で追い込みながら3球目のストレートをライト前に運ばれて2失点です。ここは森選手もリードが焦りすぎです。これで降板します。マーティン投手が行けるなら入れ替えでいいと思います。

2アウト1塁から斎藤投手が登板します。ところが吉田正尚選手、伏見選手に連続四球で満塁とします。ここで中島もボール先行でフルカウントまでいきますが、最後はストレートでショートゴロに抑えました。確かに厳しい場面なのは分かりますが全くストライクが入らないのは論外です。しかし、最後はよく頑張ったと思います。こういう緊迫した場面を経験出来ただけでも今日は良しとします。

9回はヒース投手。1アウトから若月選手にヒットを打たれます。福田選手にはヒット性の当たりを打たれましたが、ライナー性の打球で走者の武田選手のスタートが遅れ、ライト外崎選手がそれを見逃さずにセカンドに送球してライトゴロで2アウトとします。これで完全に流れを失ったオリックスを最後は宮崎選手をスライダーで打ち取り、試合を締めくくりました。

中継ぎのことについては詳しく明日書きますが、普通なら8回と9回に主力投手を置くのが基本です。ここ最近の西武は右左を極端に気にした投手起用が目立ちます(野手も同じですが)。

今日の投手起用ですが、本来なら高橋光成投手は4回の同点に追いつかれた場面で降板させるべきでしたが、結果的に6回まで投げて4点に抑えたのでそれは今日は見逃すことにします。中継ぎ起用を見てみますが、7,8回と僅か2回で投手を4人も起用しています。これがおかしな話です。普通なら勝ちパターンの投手は1回で起用します。それが出来たはずだったのにしなかった、させなかった首脳陣に全責任があります。8回に打たれたワグナー投手とあわや逆転だった齋藤投手に批判のコメントが見られますが、悪いのは8回にワグナー投手と齋藤投手を使っている辻監督と土肥コーチと西口さんです。土肥コーチは右左を気にしすぎていますし、相変わらず西口さんもブルペンで何をしているのかよく分かりません。そして辻監督、今日の継投に違和感を感じなかったのでしょうか？この3人がしっかりしてくれないから今日みたいなトンチンカンな投手起用が起きています。

にしても、今日は中島に助けられました。全盛期なら間違えなく広角に打ち分けていたボールも今は打ち損じています。それにファーストにも全力疾走していませんね。栗山選手や松井稼頭央選手とは違い、自己管理能力が低いのは顔が丸くなっているのを見ればよく分かります。まあ西武ライオンズの選手ではないので、これからもオリックスでチャンスを潰し続けてくれればこっちとしては大助かりです。

打線です。今日も7得点で打線自体は元気です。

7得点のうち、4得点は中村選手が打ちました。初回は相性の良い金子投手からセンターオーバーの2塁打、8回には追加点の欲しかった場面でスライダーをレフトへの本塁打と4打点の大活躍でした。これまで打ち損じまくっていた失投も今では打ち損じることが少なくなっています。6月までの不振は何だったのでしょうか笑。疲労にだけは注意して頑張ってほしいと思います。

山川選手は初回のタイムリーヒットで再び打点トップに躍り出ました。チャンスでミートに徹してくれれば打てるはずです。アウトの内容も昨日までよりはマシになりましたが、まだ復調とは言えませんね。

外崎選手は今日も2安打に盗塁にライトゴロ成立と走攻守で大活躍でした。中村選手のサード守備は不安材料ですが、それによって外崎選手が強肩を発揮出来るライトに起用出来ていることは良いことになっています。

秋山選手は1番打者として3出塁でした。今日は選球眼が良かったです。一時期のボール球を空振りがなくなってきたので、復調に向けて一歩踏み出したと思います。

源田選手も2安打と何とかヒットは打ってくれています。守備もエラーが出てしまいましたが、これまでの貢献度を考えたらそれは責めることは出来ないので、エラー一桁を目標に再び気を引き締めてほしいと思います。

森選手もバースデー弾は出ませんでしたが、打球が飛んでいるので好調はキープ出来ています。守備は相変わらずピンチで慌てる癖が直っていません。もう少し冷静になってほしいと思います。

メヒア選手は決勝点となる犠牲フライ、斉藤選手は9回にヒットを打ちましたが、2人とも低めのボール球に手を出しているので打てません。そろそろ好調期が終わったかもしれません。明日は栗山選手を起用してほしいと思います。

今日一番足を引っ張ったのは浅村選手でした。3度のチャンスで全て凡退しました。今日出てきた全ての投手にタイミングが合っていませんでした。結果的にKO寸前だった金子投手を立ち直させてしまいました。浅村選手も好調期が終わったかもしれません。

明日は西武が今井投手、オリックスがディクソン投手です。今日無駄に中継ぎ投手を使ってしまったので、明日は2軍から1人連れてくる必要があります。誰が抹消されて登録されるかは分かりませんが、このまま何もなしで明日の試合にいくのだけはやめてほしいです。

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