5/15(土)西武×ロッテ第8回戦—幕張で覚醒 松本航8回無失点で苦しい局面を打破—
3-0で勝利です。ギャレット投手は使えずさらに相変わらずの弱小打線という苦しい局面を打破した松本航投手の好投には拍手喝采だと思います。
【投手陣】
・松本航投手 8回2被安打5奪三振4与四球1与死球無失点
今日もストレートはまずまずの走りでしたがやはりストレート1本ではすぐに限界が来てしまいました。相手もストレートに食らいついて球数を費やす形になり3回で62球、ノーヒットですがアウト1つ取るのにも6〜8球は費やして、問題の粘られての四球が2つ出てしまいました。この時点では今日も長い回は難しいかなと思いました。
しかし、4回からこの投球が一変します。ここからカットボールだけでなくスライダー、カーブといった緩い変化球を投げ始めます。ここまでストレートに目をつけていたロッテ打線はこのスライダー、カーブに惑わされて早打ち凡退を繰り返していきます。5回2アウトから柿沼選手に初ヒットを打たれますが、その後は6回まで1安打に抑える好投です。無駄な四球はあっても緩急で連打は許しません。
7回は外スラで連続三振から藤岡選手に二塁打を打たれましたが、今日初ヒットを打たれた柿沼選手はカットボールを打たれますが前身守備のライトフライ、3点の援護が入った8回も続投しますが愛斗選手の球際に強いライト守備にも助けられて、最後は2アウト1塁から安田選手をレフトフライに抑えて8回を投げ切りました。
3回62球の時点ではいつも通りにストレート1本で粘られて5回でガス欠するだろうなと思ってしまいましたが、変化球を使ってからは一変して8回132球、後半は5回70球と省エネ投球が出来ました。松本航投手の課題でもあるストレート1本投球克服への変化球でしたが、今日はカットボールだけでなくカーブが相手の目先を惑わすのに有効、カウント球としても機能したのは大きかったです。スライダーも右打者に対しては外スラでの空振りも狙えました。そして根本的にストレートが良かったからこその変化球でもありました。120球越してもストレートの球威が保たれていたのも大きかったです。
全体的に見れば球審が松本航投手贔屓なストライク判定があったり、序盤の甘い球を打ち上げまくって後半は緩急に惑わされて自滅したロッテ打線の拙攻もありました。それでも苦手なZOZOで8回無失点という最高の結果を出した松本航投手はこの流れで5月月間MVPを狙って次も好投を期待したいと思います。2試合連続無失点の松本航投手は高橋光成投手に匹敵する勢いの安定感を身につけつつあります。
・平良投手 1回1奪三振無失点
使いたくなかったですが3点差のセーブシチュエーションなのでやむなく連投、問題なく三者凡退でしたが明日は絶対に休まさないといけません。
今日は松本航投手を8回続投させた判断は良かったです。松本航投手も100球は投げれるということはこれで証明されたと思います。明日は平良投手抜きの継投策を考えないといけません。
【野手陣】
美馬投手もスライダー、フォークなどの変化球はよく曲がってシュート、カットボールなど小さく動く変化球への対応は簡単ではなかったです。しかし、こちらも甘い球の打ち損じは多く、8回に3点取ったとはいえ、本来であれば9回は平良投手を使わなくても良い場面にしなければいけませんでした。一部の選手の自分勝手な打撃には心底腹が立ちましたが、8回の3得点は良かった部分だとは思います。
ロッテとしても美馬投手の続投は裏目でした。ライオンズはギャレット投手は使わない前提で松本航投手の8回続投はやむを得ない判断だったのに対して、ロッテは昨日投げていない唐川投手、益田投手が控えていての8回続投、吉井コーチの美馬投手を勝たせたい一心と金子侑司選手、若林選手の打順を甘く見ていた結果が招いた継投ミスでしたね。
・若林選手 3打数無安打1死球1犠打
美馬投手の変化球に全く合っていませんでした。左手首への死球には冷や汗でしたが問題なく出場も盗塁失敗で周東選手に抜かれてしまいそうです。
・源田選手 5打数3安打1打点2盗塁
2試合続けて打のヒーローは源田選手です。今日も3安打猛打賞に盗塁も2つ決めました。若林選手、呉選手と違い変化球でスタートを決めているので、三盗でも柿沼選手が投げれないなど余裕で盗塁を決めていました。
・森選手 4打数無安打
クソでしたね。松本航投手のリードは頑張りましたが、今日勝てなかったら戦犯は間違いなく森選手でした。調子に乗って外低めに落ちる変化球を流し打とうとカッコつけて全部左への凡フライ、そんなことしているようでは吉田正尚選手には到達追いつくことは出来ません。
・中村選手 3打数1安打1四球
相変わらず長打になる気配はないですが、最後にセンターへの1安打を打ちました。
・山川選手 4打数1安打1打点
美馬投手のチャンスボール3つ全部空振りしての3三振で怒りが込み上げてきましたが、最後にセンター返しのタイムリーヒットで戦犯回避の活躍でした。とはいえ、3打席の内どれか1つでも長打にしなければいけませんでした。
・栗山選手 4打数1安打
こちらも最後にピッチャー強襲の内野安打を打ちました。あの打席でカウント2-0からボール球を空振りしているのはやはり選球眼がもったいないなと思ってしまいます。
・呉選手 3打数1安打1打点1死球
ヒット1本に最後は押し出し死球で打点を記録しました。ただ、最後の守備固めでサード守らせるのは危険すぎませんかね。最後はサードへの打球が不安でした。
・愛斗選手 4打数2安打
美馬投手には相性良く今日も2安打打ちました。加えてライト守備も球際に強く安心して見ていられます。地味に松本航投手を助ける守備でした。
・金子侑司選手 4打数1安打
1打席目の初球打ち上げのショートフライにはまた怒りが込み上げてきましたが、その後は対応してきっかけとなる二塁打を打ちました。
明日は注目の佐々木朗希投手です。完全に平井投手がやられ役みたいな雰囲気になっていますが、そんなことお構いなしに平井投手はまたスライダーでロッテ打線を抑えてもらいましょう。打線も佐々木朗希投手にプロ初勝利をプレゼントするのではなく、プロの洗礼を浴びせないといけません。
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