ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

全日本大学駅伝予選会考察

まず全日本大学駅伝予選会って何するの??という方もいると思います(前に全日本大学駅伝に予選会というのがあるんだと駅伝に興味のない知り合いに言われました笑)ので、大雑把に何をするのか説明します。




全日本大学駅伝予選会は今年は6/19に神奈川県の相模原ギオンスタジアムで行われます。昨年はコロナの影響で予選会は行われずに、書類選考(各大学選手の自己ベストの合計)で予選会の結果が決められました。ちなみに全日本大学駅伝は関東圏以外の全国の大学がそれぞれ各地区で予選会を行っているので、あくまでも6/19に行われる予選会は関東地区の予選会です。


箱根予選会は20km越えのハーフマラソンの距離を12人で走って上位10人の合計タイムで順位を決めますが、全日本予選会は1万メートルのトラックレースを1組2人×4組、計8人の合計タイムで競われます。全部で4回の1万メートル走を行いますが、留学生などのエース格の選手が基本的に4組に集うので、大体は主力を3,4組に持っていくのが基本的な人選になっています。最終的に上位7校が予選会からの本戦出場権を獲得出来ます。


そして予選会にあたって、まず1万メートルの持ちタイムの合計がシード校以外の上位20校のみ選出して予選会が行われます。例えば、前回箱根駅伝に出場した筑波大学は1万メートルの持ちタイムが20位圏外だったので、そもそも予選会にすら出場出来ていません。


今回予選会に出場するのは全日本のシード8校(駒澤、東海、明治、青山学院、早稲田、東洋、帝京、順天堂)以外の1万メートル上位20校です。本来は箱根2位の創価も箱根3位以内の関東推薦枠が得られるはずでしたが、今年からこの推薦枠がなくなったので、創価も予選会に出場することになりました。




ここから現時点でのエントリーメンバーだけ見ての通過予想をA〜Eの5段階評価で見ていきます。最終的な予想は前日に行います。






【ランクA:通過確実】

國學院大学


現時点で通過確実なのは國學院だけだと思います。Bランク以下はまた後述しますが、國學院はエントリーの時点で主力選手のエントリー漏れがありませんでした。全体的に見ても木付選手、藤木選手、殿内選手、中西大翔選手など主力選手も問題はなさそうです。




【ランクB:通過可能性大】

中央大学、中央学院大学、東京国際大学、創価大学


まず1万メートルトップの中央ですが、エースの吉居選手が全日本選手権の兼ね合いかエントリー漏れとなりました。さらにトラックに強い千守選手もエントリー漏れになりましたが、それでも三浦選手、森選手などの主力選手は多数いるだけに、通過は問題ないと思います。本来ならAランクでもいいですが、中央は全日本予選会を苦手にしているので、1ランク下げました。


同じく創価も箱根3区3位の葛西選手のエントリー漏れさえなければ間違いなくAランクです。嶋津選手、ムルワ選手がいるので問題ないと思いますが、こちらもまだ未知数な部分があるのでBランクです。東京国際は世界レベルのヴィンセント選手、丹波選手、山谷選手、芳賀選手がいるので前半さえなんとかなれば問題なし、中央学院は箱根を逃した分トラックの走力は上がっているだけに、通過の可能性は高いと思います。





【ランクC:ボーダーライン】

日本体育大学、神奈川大学、日本大学、山梨学院大学、城西大学、法政大学


ここが予選会突破か落ちるかの微妙なラインです。エースという点では日体大は藤本選手、法政は鎌田選手という大黒柱はいますがそれに次ぐ4組を走れる選手がいるかどうか、日大も3,4組はドゥング選手、樋口選手、松岡選手、小坂選手の4本柱がいますが、逆に1,2組が弱すぎるので、前半をどれだけカバー出来るかだと思います。


その逆を行くのが神大、3組目までは無難にまとめられそうですが、4組目のエース格の選手が不在なのが最大の悩みです。箱根1区4位の呑村選手、1万メートル28分台の川口選手がダブル漏れは相当な痛手です。個人的にも予選会突破か落ちるか本当に半々なのは神大ではないかと思っています。


前回書類選考で予選会突破した山梨学院、城西は共に全日本予選会を苦手にはしていません。戦力的にはやや厳し目ですが予選会との相性を考慮して、ボーダーラインに入ると見ました。




【ランクD:ボーダーラインに届かないか】

国士舘大学、拓殖大学、大東文化大学


ややボーダーラインには届かない、厳しいと見ている大学はこの3校です。国士舘大学は実は1万メートルのタイムだけ見たら7位と昨年の書類選考なら予選会突破です。しかし、中身は留学生のヴィンセント選手が27分39秒と荒稼ぎしているのが分かります。それ以外の選手で28分台が1人しかおらず、しかも箱根1区経験者の山本選手がエントリー漏れしているので、少し厳し目の予想です。


拓殖はラジニ選手、新井選手、合田選手の3本柱はいますが拓殖は個人的に1番全日本予選会を苦手にしている大学だと思っているので、その苦手意識を考慮してDランクです。大東文化は大学初の留学生であるワンジル選手が4組を務めてここはなんとかなりそうですが他の日本人選手がまだまだ途上段階なので、ここも厳しいと見ています。




【ランクE:今回は経験の場】

上武大学、駿河台大学、立教大学、専修大学、亜細亜大学、慶應義塾大学


まず箱根駅伝経験豊富な上武は13人までエントリー出来るのを12人しかエントリーしていない時点で万全ではないことを物語っています。昨年箱根駅伝に戻った専修も主力の高瀬選手がエントリー漏れ、さらに箱根経験者の金久保選手もエントリー漏れ、この時点で出場は絶望的です。亜細亜は学生連合で2区を経験している河村選手、持ちタイムチームトップの竹井選手は注目です。


後の4校は個人的にあんまり認識が薄いので略してしまいますが、ここ数年で急激に力をつけてきた駿河台、立教はどこまで食らいついていけるか、21年ぶりに全日本予選会に戻ってきた慶応もどこまで食らいついていけるか注目でしょう。





最後に、明日は現地観戦で神宮に行く予定です笑。





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