4-3で勝利です。勝てたから良かったではなく、あり得ないクソ投手継投で勝ち試合を落とす寸前でした。ここまでの良い流れをぶっ壊しそうになった辻監督と西口さんは危うく辞表を書く準備に追い込まれそうでしたが、呉選手のおかげで全て救われました。勝ちましたが心底穏やかではないです。

【投手陣】

・ニール投手　6回5被安打1奪三振1失点

素晴らしい投球でした。ツーシームがしっかり動いて中日打線からゴロアウトを量産していきました。岡田選手との散らばすリードとも合致していて5回まで2安打無失点、出したランナーも盗塁阻止と併殺打で15人で終わらせています。

失点したのは6回、1アウトから桂選手にセンターへの高いバウンドのヒットで二塁打となり、高松選手もヒットで1,3塁、大島選手はセカンド併殺コースでしたがやや弱いのと俊足大島選手のために併殺取れずに失点、さらに三ツ俣選手にもヒットを打たれて1,2塁でしたが高橋周平選手はセカンドゴロに抑えました。

6回86球、6回に3安打打たれましたがタイムリーを打たれたわけでもなく痛烈な打球もなくコントロールも崩れているわけでもなく、まだまだ余裕で投げれていました。それをチキって継投策に、しかも防御率5.32の宮川投手への継投というトチ狂った辻監督と西口さんがニール投手の勝ちを握り潰したと言っていいです。ニール投手も納得がいかない結果でしょう。

・宮川投手　1回2被安打1奪三振1与死球2失点

「俺達」宮川哲者爆誕です。6回裏の時点で宮川投手のブルペン投球の時点で嫌な予感がして、さらに先頭のビシエド選手にいきなり死球を当てて全てを察しました。案の定福留選手、堂上選手に連打で追いつかれました。コントロールが悪くカットボールも高く当然の結果でした。

そもそも2点リードの7回に使うのが間違いです。まずニール投手は7回投げることが出来ましたし、仮に安全策で継投するにしても十亀投手か武隈投手を使うはずです。それを防御率5.32の宮川投手を7回に使うとか正気の沙汰ではありません。ヤクルト戦で1点リードの8回に投げて盛大にやらかしてもなお十亀投手、武隈投手より上という判断ですか？？だからこのチームはいつまで経っても浮上出来ないわけです。この起用を変えない限りは貯金には到達出来ません。

・ギャレット投手　1回無失点

不安な連投でしたが三者凡退で問題なく抑えてくれました。直後の逆転で今季初勝利を挙げました。

・平良投手　1回1被安打2奪三振無失点

ビシエド選手のショートへのゴロが二遊間が深く守って熊代選手が捕球まではいくも投げれずに先頭打者の出塁を許しますが、そこから福留選手はカットボールを打ち上げてファウルフライ、堂上選手はスライダーで空振り三振、木下選手はストレートで空振り三振でめでたく開幕から32試合連続無失点記録更新です。登板過多で疲労が心配ですが、どこまで記録更新出来るか注目です。

そんなに十亀投手と武隈投手信用出来ないんですかね？？やっと勝ちパターン起用も出てきましたが1回投げ切らせずに交代させることも多いので、辻監督と西口さんの信頼はそこまで高くないと思いますが数字も内容もぶっ飛んでいる投げてみないと分からない宮川投手が十亀投手、武隈投手より上の扱いになるのかが私には到底理解出来ません。

【野手陣】

最後に逆転されてなんともやり切れない悔しい表情をした福谷投手を見ると、今日の試合への意気込みはかなり高かったのかなと思います。対左打率350越えの呉選手に左の福投手で勝負するのも身内でよく見たことある光景ですね。だったら最初から継投策に行けばいいだけであって、そりゃやり切れない悔しい気持ちにもなります。

色々と泣かされた福谷投手でしたが、最後の申告敬遠まで無四球で真っ向勝負してきた福谷投手の姿勢はライオンズ投手陣も敵ながら見習う部分があると思いました。そんな中で少ないチャンスで好走塁と価値のある繋ぎの打撃をした部分は評価出来ます。4点でしたが内容は濃い4点でした。

・岸選手　4打数2安打1本塁打1打点

またもや初球先頭打者本塁打であっさりとノーヒットを止めました。やはり天才は予想だにしない一発を打つだけに、センスの高さを垣間見れる一発でした。加えて8回に逆転のきっかけとなるヒットに呉選手のタイムリーヒットでヘッドスライディングでホーム生還、ここは黒田コーチ含めて一昨日の反省は出来たと見ていいでしょう。

・金子侑司選手　3打数1安打1犠打

謎の2番起用で4回に先頭打者ヒットで得点のチャンスメイク、その後走らなかったおかげで呉選手のライト前ヒットで3塁まで到達して山川選手の犠牲フライでホーム生還、いかに盗塁死がダメかというのを証明する回にもなりました。最初のサードライナー含めて一日一善は出来そうな打撃です。こうなると2番起用も認めるしかないでしょうか？

・栗山選手　3打数無安打1四球

センター方向への打球が伸びずにノーヒット、最後は2ボールから申告敬遠となりました。

・呉選手　4打数2安打1打点

本当に全てを救ってくれたのが呉選手でした。今日も最後のチャンスで逆転のタイムリーヒット、左投手も全く苦にせずに一二塁間へ運ぶ打撃を貫けています。加えて守備も球際に強いプレーでニール投手を助けて、走塁でも犠牲フライの間に2塁へ進むなど、走攻守で大活躍でした。

・山川選手　3打数無安打1打点1犠飛

4回のチャンスで犠牲フライを打ちました。あの場面での犠牲フライは長打にはならなくても内容は悪くなかったですが、8回の押せ押せムードの場面で呆気なくサードゴロに終わりました。ここで打てないから4番に戻れないわけであって、この勝負弱さが続いてしまうなら呉選手を4番にするしかありません。

・スパンジェンバーグ選手　3打数1安打1打点

チャンスでどん詰まりながらポテンヒットでタイムリーヒットを打ちました。呉選手の好走塁を無駄にすることなく、結果的にこの1点は大きな1点となるタイムリーでした。

・愛斗選手　3打数無安打

ちょっと雑になってきましたかね。最後にフライに終わってバットを投げつけましたが、ムキにならずにスイングの形を崩さないでもらいたいです。

・岡田選手　3打数無安打

ノーヒットなりに粘りの打撃は出来たと思います。珍しく盗塁阻止もしました。岡田選手も試合に出したい選手ではあります。ニール投手との専属バッテリーは考えていいと思います。

・山田遥楓選手　2打数無安打

呆気なく外スラに2三振、打てないにしてもせめて岡田選手みたいに粘りの打撃をしてもらいたいです。

・メヒア選手　1打数無安打

ストレートを打ち上げてショートフライでした。

本来なら今日で交流戦は終わりのはずですが、広島のコロナ騒動に巻き込まれてまた明日は広島行きです。マツダスタジアムのトラウマの関係上武隈投手の出番はない前提になりますが、與座投手は折角のチャンスを貰ったのですから、余計なことを気にせずにガンガン投げてもらいたいです。おそらく出番があるであろう渡邉投手にも注目です。打線は薮田投手なら絶対に攻略しないといけません。

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