ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

前半戦振り返り 野手陣

次に野手成績です。チーム打撃成績は最下位に当てはまる分野はないのですが、ほとんどがリーグ4位以下の数字が多いです。一応は打ち勝つ前提のチームでこの打撃では厳しいものがあります。未だに山賊打線と言われますが、それは過去の話で今は弱小打線です。



まずはポジション別に見ていきます。





【捕手】

まずは正捕手の森選手です。前半戦は打率304、出塁率402と出塁マシーンと化して1,2番として見れば合格点です。しかし、3番打者として得点圏打率219、9本塁打でたったの26打点とこれまた勝負弱い打者なのでこれでは合格点は出せません。そして森バズーカも最初は良かったのですが徐々に不発になって、結果的に盗塁阻止率283とリーグ4位(1位は甲斐選手の阻止率453です)ではダメです。源田選手も戻ってきたのですから盗塁阻止率は上げないといけません。



控え捕手は他球団から見たら豪華だと思います。まずは守備型捕手の岡田選手、少し癖のあるリードをしますが捕手としての総合的な守備力は肩以外は今のライオンズでは一番上です。加えて職人技のバントも今年も決めています。そして2年目ながら打撃絶好調の柘植選手、今日も2軍戦でホームランを打つなど今年は打撃好調をキープ出来ています。森選手に何かあっても控えにこれだけの捕手がいるのは強みになっています。




【内野】

怪我で離脱がありましたが、最終的な完成形はファースト山川選手、セカンド外崎選手、ショート源田選手、サード中村選手です。源田選手は言うまでもなく走攻守全てで重要な戦力です。外崎選手も骨折から予想以上の早さで戻ってきて、守備と打撃でやはりセカンドは外崎選手となっています。この2人の鉄壁二遊間も12球団一です。



サードとファーストが不安材料です。中村選手はここに来て状態を上げてきましたが怪我のリスクは高く、一度負傷すると治るのにも時間がかかるようになりました。そして山川選手は打撃がショボすぎてこの数字では後半戦はスタメン起用出来ません。オールスターでの活躍をシーズン始まってからやらないとダメです。





そんな中で、呉選手に外野コンバートの可能性も出てきました。呉選手は怪我人が出てから1軍でチャンスをものにして今ではスタメン確定の選手ですが、怪我人が戻ってからファースト、セカンド、サードと言ってしまえばポジションをたらい回されています。山川選手とかだらしなければ普通にファースト呉選手で構いませんが、仮に内野がベストパフォーマンスとなるとどうしても呉選手の出番がなくなります。このコンバートは良い案だと思いますので、呉選手は最低限スパンジェンバーグ選手よりは守れるようにしてもらいたいです。



さらに内野はサードでスパンジェンバーグ選手がいますが一か八かのサード守備でハイリスクハイリターンです。今年の打撃成績ではあまり使うメリットがありません。控えとしては山田遥楓選手が打撃はダメですが守備力は源田選手、外崎選手を休ませることの出来る守備力を発揮しました。さらに熊代選手もショートは上手くないですがギリ我慢して見れるレベルです。熊代選手も内外野守れるユーリティー性を発揮してくれました。




【外野】

ここがなかなかにスカスカです。レフトは中村選手が負傷してからDH枠がなくなったので、栗山選手がレフトを守ることが多くなりました。そのレフト守備は悪くないので普通に守れますが負担が大きいので、やはり守る時とそうじゃない時と起用を分けたいです。


本来はスパンジェンバーグ選手でしたが今年もひっどいレフト守備でアウトの打球が何本ヒットになったことやらです。今年の打撃成績ではレフトスタメン起用はデメリットが大きいです。ここに呉選手が入る可能性が高くなっています。レフトは打たないとダメなので、呉選手はレフトスタメンでも勝負強い打撃が求められます。



一方でライトは愛斗選手が完全にものにしました。率は低いですが得点圏打率365と勝負強い打撃とUZR9.5のライト守備でレギュラーを確立しつつあります。まだ対左に弱くここは木村選手も諦めてはいけない点です。持病の腰痛が年々悪くなっていますが木村選手も左キラーとしての期待はまだあります。




最大の問題は若林選手なきセンターです。辻監督はやたら金子侑司選手に期待していますが打率210、出塁率262、盗塁成功率52.9%、UZR -0.8と1番どころか9番もセンター守備も盗塁も何一つダメなのでもう期待するのが間違いです。まず金子侑司選手に見切りをつけないといけません。


一時的に岸選手が1番センターで活躍していた時期もありましたが、パンチ力はありながらも攻守で力任せで雑なプレーが目立ち数字としては今ひとつ伸ばせていません。前半戦最後のエラーは辻監督からしても印象が悪くなってしまいました。



候補は相変わらず打撃好調の川越選手、2軍では無双している高木選手、鈴木将平選手、1軍で20打数ノーヒットだった西川選手も入ります。当然今日1番センターだった木村選手もセンターとしてならチャンスは与えられる可能性があります。若手選手が一番狙えるポジションはセンターになっています。





打線としての項目は明日以降に区切って今日はここで終了とします。






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