ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

9/11(土)西武×オリックス第20回戦—覚醒 今井達也9回13K完封勝利—



7-0で勝利です。今井投手の素晴らしい完封勝利でした。





【投手陣】

・今井投手 9回3被安打13奪三振4与四球無失点

珍しく三者凡退スタート、ボール先行ながらも福田選手、宗選手が積極的に打ちに行ってアウトになってくれました。2回はカットボールで2三振、3回は来田選手に四球とバントで1アウト2塁となりましたが紅林選手、福田選手にボール先行からストレートを打たれましたが正面のフライで0に抑えます。ここまでストレートは打たれますが全部正面のフライとなり、変化球はスライダーとカットボールのキレが良い、なによりもボール先行になりながらもオリックスの早打ちに助けられての無失点になっています。


この微妙な流れを変えたのが4回、宗選手をど真ん中ストレートで見逃し三振、杉本選手はカーブ、T-岡田選手はスライダーで連続三振と相手の主力を三者連続三振と圧巻の投球をします。3点の援護直後の5回も吐き出すことなく三者凡退2三振、とにかく変化球がスライダー、カットボール、さらにカーブも空振りが奪えて無双の域に突入しました。


しかし、7点差となった6回に若月選手、紅林選手の下位打線2人に連続四球でまた流れがおかしくなりましたが、ここで福田選手の一二塁間の打球を外崎選手の素晴らしい好プレーで4-6-3の併殺打、何故か宗選手に代打の宜保選手(アクシデント??)は外ストレートで見逃し三振、また自滅しそうな流れを外崎選手のスーパープレーで見事に無失点に抑えました。


後半はストレートのキレも増していき、7回に杉本選手に今日初ヒットを打たれましたがT-岡田選手、大下選手を連続三振で西野選手をストレートで詰まらせてサードゴロ、8回もストレートで来田選手を空振り三振に抑えるなど、打たれる気配がありませんでした。球数は120球越えましたが7点差と今日の今井投手の内容からして、9回続投となります。


流石に9回は疲れて連続ヒットで0アウト1,2塁となりますが杉本選手はチェンジアップで空振り三振、T-岡田選手はストレートを打ち上げてサードファウルフライ、大下選手は四球で満塁となりましたが、最後はジョーンズ選手カットボールでショートゴロに抑えて見事に完封勝利となりました。


吉田正尚選手不在の中序盤は早打ちで正面のアウトに終わったオリックス打線、連続四球のピンチから外崎選手の華麗な併殺プレーと完封勝利までの分岐点は全てライオンズに傾いてくれました。今井投手自身は変化球のキレが素晴らしく、序盤は変化球無双でオリックス打線から空振りを量産しました。後半はストレートのキレも取り戻してさらに無双、最後はバテながらも失点することなく踏ん張って完封勝利でした。インコースをえぐる変化球にストレートは外にズバッと決める、これを安定して出来たら山本由伸投手に匹敵する投手になれます。





【野手陣】

バルガス投手は角度を武器に投げてくる投手です。特に縦に落ちるスライダーは強引に打ちにいったらまず打てないです。そんな中で初回は案の定チャンスを潰しましたが、ストレート狙いでいって若月選手は変化球勝負を徹底して抑えられました。3回まではこんな感じで今日も今井投手を見殺しにする雰囲気でした。


そんな中で4回から2アウト1塁から山川選手のタイムリー二塁打にスパンジェンバーグ選手のまさかのホームランで3点先制、完全にガス欠になったバルガス投手は5回に中村選手に流し打ちのタイムリーを打たれて脇腹痛で交代となりました。バルガス投手の変化球攻略は基本的にセンター方向か流し打ちの意識が大事になってきますが、それが出来たのが中盤の攻撃でした。あとはオリックス守備が山川選手のセンターオーバーの打球は福田選手が最初前に飛び出して捕れず、5回の森選手の内野安打はセカンドゴロでしたが西野選手が握り損ねて投げれないなど、ライオンズと対照的に流れを失うプレーの連続でした。K-鈴木投手はバルガス投手に比べてキレも変化球の曲がりもコントロールも何もなかったので余裕で打てました。





・源田選手 3打数無安打1四球

5回に四球でチャンスメイクしました。左中間への打球は来田選手に捕られました。



・岸選手 3打数1安打1犠打

初回に右中間への三塁打を打ちました。強引に引っ張らずに流し打ちましたが、このように変化球をムキにならずに打ちにいける技術を身につければ打率は上がってくるはずです。



・森選手 3打数1安打1四球

チャンスで四球と内野安打、内野安打はセカンドゴロでしたが西野選手の握り損ねでラッキーな内野安打でした。



・中村選手 4打数1安打1打点

初回1アウト1,3塁のチャンスで縦スライダーに空振り三振、とにかく初回のチャンスで凡退が多すぎます。流石に5回の1アウト1,3塁では反省してカットボールを流し打ってタイムリーヒットでしたが、4番に座っている以上は初回から流れを潰さない活躍をしないといけません。



・外崎選手 3打数2安打1打点1四球

今日お立ち台に呼んでもいいレベルの活躍でした。バルガス投手攻略のきっかけとなるヒットにタイムリー含むマルチ安打、なによりもセカンド守備では素晴らしいプレーで今井投手の完封を援護射撃してくれました。



・栗山選手 4打数1安打2打点

タイムリー二塁打を打ちましたが、ストレートへの振り遅れなど疲れが見えています。タイムリーもど真ん中ストレートで絶好調ならホームランに出来たと思います。どこかしらで休養日は作らないといけません。



・山川選手 4打数1安打1打点

先制となるセンターオーバーのタイムリー二塁打を打ちました。上手いセンターならアウトだったかもしれませんが経験の浅い福田選手の判断ミスにも助けられました。



・スパンジェンバーグ選手 4打数2安打1本塁打2打点

本当にこういうところで打つのがスパンジェンバーグ選手です。最大の強みでもインコースをホームランにするアッパースイングを発動して2点ホームランを打ちました。今日は活躍しましたがこれでクビ回避なんてことはないです。明日もスタメン確定になりましたがこれが続かずに守備でやらかすのがいつものパターンなので、不安なことに変わりないです。



・川越選手 4打数無安打

縦スライダーに無茶振り連発でした。8回の見逃し三振はど真ん中を見逃しているのであれはアウトでも打ちに行かないとダメです。




勝ち越しとかどうこうよりも渡邉投手が前回の涙を糧にしているかどうか、数少ない楽しみである渡邉投手の好投を期待したいところです。





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