5-4で勝利です。初回のクソスタートからロッテの自滅でまさかの勝ち越し、そこから再三のピンチを乗り越えた先に待っていたものは田村投手の男泣きのプロ初勝利でした。

【投手陣】

今井投手は論外です。3回7四球、12球連続ボールで押し出しなどお話しになりません。良ければ完封、悪ければ自滅と両極端になっています。今日負けなかったのは本当に運が良かっただけですが、こんなことしているようでは今井投手も二桁勝利を諦めるしかないでしょう。

そんな中で3回に1点差に追い上げてから今日は早々に継投策に入りました。田村投手は4回に安田選手にソロホームランを打たれて、同点に追いついた5回は無失点ですが先頭打者に四球からバント処理も下手くそすぎて見るに耐えないものでした。反省すべき点はありますが、荒れまくっていた試合を立て直したのは田村投手のおかげです。このようにビハインドから頑張れば棚ぼたの勝利が貰えることもあります。それが今日の結果になりました。

甲子園出場から大学は怪我で苦しみ、ドラ6と下位指名でライオンズに入団してからも結果が出ずに「俺達」「辻発彦愛人枠」「2軍の帝王」とここまで散々な言われようでした。昨年の敗戦処理から期待された今年の前半も酷い結果で私を含めて多くのファンの期待を裏切りました。そこから後半戦は敗戦処理から結果を出して、ようやくプロ初勝利までたどり着きました。ここまでの苦労を経ての涙のお立ち台でしょう。泣いたとしても内容は褒められないので、しっかり反省はして次は内容を良くしてもらいたいです。

田村投手の勝ち投手の権利を守り切った中継ぎでした。水上投手は変化球のキレ良く三者凡退でしたが、増田投手以降はピンチの連続でした。増田投手はまた2アウトから増田劇場で1,3塁のピンチとなり、山口選手にあわや逆転ホームランになりかけて大ファウルを打たれながらも最後はライトフライに抑えました。森脇投手も投げている球は決して悪くないですが相手打線も変化球への警戒を強めているので、1アウト取るのに一苦労しています。

平良投手も先頭打者への四球からバントと森選手のパスボールで1アウト3塁と同点を覚悟しましたが、ここから平良投手が本気モードになります。藤岡選手を156kmのストレートで空振り三振、小窪選手を157kmのストレートでレフトフライに抑えました。この本気モードの投球は無双でしたが、平良投手も簡単に三者凡退は出来なくなっています。

【野手陣】

二木投手はカウント球が甘く、一発攻勢で同点にまで追いつきました。そして極め付けは田中靖洋投手と加藤選手のバッテリーです。外崎選手の四球から盗塁で捕逸、さらに暴投となんもせずに外崎選手がホームインしてこれが決勝点になりました。なぜかロッテはライオンズ戦でお粗末すぎる守備をしてくれますが、今日も見るに耐えないお粗末な守備でライオンズを勝たせてくれました。

得点は中村選手のホームラン、さらに岸選手の2点ホームラン、源田選手のタイムリーです。岸選手はやはりホームランとそれ以外の打席内容の差が大きすぎます。特に源田選手のタイムリー後の満塁のチャンスで初球のボール球を打ち上げてフライ、こういうことをしていると打率は一向に上がりません。源田選手も8回のチャンスで打てていれば今日はお立ち台に上がれたと思います。

良かったのは呉選手のマルチ安打で栗山選手の判断ミスがなければタイムリーで打点をあけていました。山川選手も最後のライトフライ含めて内容は悪くないです。一方で森選手はパスボールで危うく同点の危機を作ったり、川越選手もチャンスでの打席が悪すぎます。岡田選手は体調不良から復帰して送りバントを決めました。

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