ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2021シーズン振り返り 背番号15 宮川哲

【2021成績】

29試合 防御率6.57 1勝2敗6H7HP 24.2回 23被安打 4被本塁打 30奪三振 奪三振率10.95 18与四球 3与死球 5暴投 18失点 19自責点 被打率.245 K/BB1.67 WHIP1.66




暴投6位タイ




勝ちパターンとしての飛躍を期待された2年目は大きく期待を裏切り、令和の「俺達」統帥を襲名するという事態に陥ってしまいました。




今シーズンは春季キャンプの段階から状態が怪しく、4月こそ月間防御率2.53ですが4月だけで11試合投げるなど、明らかに投げさせすぎでした。その影響もあってか5月から成績が急落、個人的には増田惨劇場でサヨナラ負けした日本ハム戦で緊急登板で杉谷投手に押し出し四球で負けたところですかね。これまでなんとか誤魔化していた宮川劇場もあのサヨナラ負けから歯止めが効かなくなり、「俺達」統帥としての本性を現したと思います。




春先はリリーフ事情が苦しいとはいえこの時は比較的好調だった十亀投手、武隈投手がいたにも関わらず、辻監督は頑なに宮川投手に拘りました。何度炎上しても宮川投手が勝ちパターンで投げ続けて、結局抹消されましたがその直前に「闘魂注入」とか訳のわからんこと言って謎の期待をするなど、宮川投手も前半戦の辻発彦愛人枠認定される選手の1人になりました。




前半戦は愛人認定されて終わりましたが、さらに酷かったのは後半戦です。後半戦は1軍昇格なしで終わりましたが、2軍で防御率5.96、被打率.282、WHIP1.68ととんでもない数字になって2軍ですら「俺達」統帥としての力を存分に発揮して2軍の最下位転落の戦犯の1人になりました。最後まで期待を裏切り続けて、独断と偏見の期待を裏切った選手ランキング1位という不名誉な記録を残して今シーズン終了となりました。





宮川投手がダメだった理由は極めて簡単で、四球が原因です。「俺達」と言われる投手は基本的に先頭打者への四球(ご挨拶)から大炎上するのが王道パターンですが、教科書のお手本通りなまでにその崩れ方をしたのが今シーズンの宮川投手です。奪三振率は素晴らしいですが、それを台無しにするレベルで先頭打者への四球で見ているファンは全てを察する覚悟が求められます。元々コントロールは良くないですが、このコントロールの悪さは今井投手以上に悪すぎるので論外です。24.2回しか投げていないのに暴投が6位タイにランクインするのも大問題です。




ただ、全てがダメでなくたまにですが別人かのような好投をする時があります。阪神戦では今井投手が負傷交代してから回またぎを0に抑えて、私が現地観戦したヤクルト戦では三者凡退に抑えて直後の逆転勝利に繋げるなど、高い奪三振率を見ても良かった部分も僅かながらにあるのは事実です。




本人は投球フォームが安定せずに体が開いて腕が下がっているのを気にしている記事がありましたが、投球フォーム改造含めてオフシーズンの取り組みが上手くいかなかった印象です。だからたまに好投してもそれがまぐれで次の試合で俺達になってしまうという流れだと思います。






フェニックスリーグでは先発する試合もありましたが、個人的には中継ぎで勝ちパターンとして期待したい投手です。増田投手がダメになって本来期待したかったのは宮川投手ですが、2人で共倒れになってチームも大崩れしました。このまま俺達統帥で終わって欲しくはないです。スッカスカのリリーフ陣を立て直す存在として、来年は挽回してくれないと困ります。





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