ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2021シーズン振り返り 背番号25 平井克典

【2021成績】

25試合 防御率4.22 4勝4敗2H3HP 74.2回 85被安打 7被本塁打 55奪三振 奪三振率6.63 19与四球 6与死球 2暴投 40失点 35自責点 4QS QS率36.4 被打率.291 K/BB2.89 WHIP1.39



与死球6位タイ




先発転向を掲げたシーズンは最終的に「先発平井、中継ぎ平井」と便利屋酷使されるシーズンとなりました。




先発転向として春季キャンプから先発での準備に取り掛かります。オープン戦から好調で開幕3戦目のオリックス戦で6回無失点で先発初勝利、その後3連勝するなど出だしは好調でした。



ただ、この好調が続かないのがここ2年の平井投手です。その後はキレを失って滅多打ちに遭い勝てなくなりました。辻監督は平井投手の先発に拘りましたが炎上する試合が続いて、5月の阪神戦で5失点KOを最後に登録抹消となります。その後1ヶ月後にソフトバンク戦に先発復帰しますがこちらも7失点KOで先発失格となり、前半戦ラストは中継ぎに戻ることになりました。





後半戦は中継ぎでスタート、当初は右キラーメインの起用でしたがすぐにロングリリーフ、敗戦処理と役割が無茶苦茶になります。中継ぎではそれなりに結果を出しましたが9月のロッテ戦でまた先発起用となり5.1回3失点で敗戦投手となり、これで平井投手のシーズンが終了となりました。





19年の酷使の影響からか、とにかく好調期が続かなくなります。春先好調だったのは開幕してから1ヶ月で終了となりましたが、スライダーが曲がらずにストレートは甘い球で打たれまくるだけでした。さらに左打者対策で取り入れたフォーク、チェンジアップも機能したとはいえず、対左被打率.308と左打者にも苦労する形となりました。





先に言うと、個人的には来年は右キラーとして中継ぎ1本にしてもらいたい考えです。球種別被打率を見ると、ストレート被打率.344、スライダー被打率.202、フォーク被打率.381、カットボール被打率.348とスライダーとそれ以外の被打率に決定的な違いがあります。基本的にワンポイント投手にはスライダーが求められますが、平井投手はスライダー投手でスライダーの良し悪しで結果が分かれます。ここまで色々とためしましたが、やはり中継ぎで酷使せずにスライダーを最大限発揮できるポジションを与えた方が活躍出来るのではないかと思いました。




ただ、本人が何でもやると自ら便利屋宣言してしまいました。便利屋として投げて今年の成績ですから、便利屋酷使は自分の選手寿命を縮めるだけです。辻監督だと来年も「先発平井、中継ぎ平井」になりそうですが、とにかく疲労を溜めずに好調期を長く続かせられるような起用をしてもらいたいです。





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