箱根駅伝のエントリーメンバー16人が発表されました。各大学のエントリーメンバーを簡単に見ていきたいと思います。

・駒澤大学

概ね順調ですね。1万メートル28分台の赤津選手がエントリー漏れぐらいで、鈴木芽吹選手もエントリーに間に合わせる事ができました。6区区間賞の花崎選手は諸々の情報を整理すると退部した可能性が高いです。そうなると、山を走れるか不明の鈴木芽吹選手含めて、5,6区の山対策が優勝を左右しそうです。

・創価大学

10区で逆転負けした小野寺選手が記録会で好走するもエントリー漏れしました。リベンジを期待していただけにこれは残念です。それ以外はエントリーされました。5区2位の三上選手も激坂王で走っていたので今年も山を走るでしょう。

・東洋大学

直前の記録会で28分台を出した及川選手がまさかのエントリー漏れでした。それ以外にも箱根経験のある鈴木宗孝選手、腰塚選手もエントリー漏れ、主力はエントリーされていますが選手層としては不安が残ります。

・青山学院大学

16人全員が28分台、エントリー漏れ選手も多数の28分台、選手層だけ見たら青山学院がダントツで厚いです。総合優勝に向けては中村唯翔選手、湯原選手の復調、それかその2人を超える選手が出てくれればかなり可能性が高くなります。

・東海大学

やっぱりエースの石原選手は間に合わず、さらに佐伯選手もエントリー漏れで非常に危ういメンバーになっています。松崎選手、市村選手を中心になんとかシード権を死守する戦略でいくしかないでしょう。

・早稲田大学

主力メンバーは全員エントリーされました。全日本欠場の太田選手、千明選手も箱根は無事にエントリーされました。一方で辻選手、小指選手、諸冨選手がエントリー漏れで5区と復路に問題が発生しそうな予感がします。

・順天堂大学

復路経験者の小島選手、鈴木尚輝選手がエントリー漏れしました。復路の人選は難しくなりますが、往路に関しては3位以内、あわよくば往路優勝も視野に入れそうなメンバーです。三浦龍司選手がどこで走るのかにも注目です。

・帝京大学

多分エントリーだけ見たら帝京が一番漏れなくエントリー出来ています。問題は箱根までにピークを持ってこれるかです。出雲、全日本はボロボロだっただけに、箱根での調整能力が求められます。

・國學院大学

こちらも万全なエントリーです。あとは藤木選手、中西大翔選手の二本柱がエースとして走れるかどうかです。この2人がエース級の走りをすれば下馬評を覆す優勝もあると思います。

・東京国際大学

主力は問題なし、病み上がりながら全日本6区区間賞と丹所選手も無事にエントリーされています。出雲、全日本を走った1年生佐藤榛紀選手、1年生から箱根経験者の芳賀選手がエントリー漏れとなりました。上位進出に向けてはこの2人の穴は地味に大きいと思います。

・明治大学

全日本5区を走った尾崎選手以外は順当にエントリーされました。予選会からシード権、さらには上位進出が狙えるメンバーです。

・中央大学

やっぱり千守選手は間に合いませんでした。それでも他の選手は順当にエントリーされました。吉居選手は昨年の悔し泣きのリベンジがここります。

・日本体育大学

大きなエントリー漏れはないです。あとは主力とそれ以外の選手との実力差がかけ離れているので、そこを残り1ヶ月でどれだけ詰められるかです。

・山梨学院大学

留学生ではムルワ選手がエントリー漏れでオニエゴ選手が確定となりました。エントリーだけ見たら今年は例年よりは上の順位に行く力はあるので、あとは調整ミスしないことです。

・神奈川大学

1区4位の吞村選手がエントリー漏れ、その他は順当にエントリーされていますがチーム1番手の選手がいないのは総合力チームにおいてかなり痛いです。

・法政大学

目立ったエントリー漏れなし、1区区間賞の鎌田選手に加えて内田選手、小泉選手と柱になりそうな選手が増えてきただけに、往路は一桁順位になる力はあると思います。

・中央学院大学

大きなエントリー漏れはなし、栗原選手1強頼みから脱却しないといけません。実力はある武川選手、予選会は欠場した小島選手など、他の選手も区間一桁で走って少しでもシード権に近づけるかどうかです。

・駿河台大学

順当にエントリーされています。まずは襷を最後まで渡すところからです。31歳今井選手がどこで走るのかにも注目です。

・専修大学

主力では木村選手がエントリーに間に合いましたが、箱根経験者の金久保選手、成島選手がエントリー漏れとなりました。こちらもまずは往路だけでも見せ場を作りたいです。

・国士舘大学

まさかの予選会突破ギリギリでしたが、エントリーだけ見たら最下位になる選手層ではないです。予選会の失敗を本戦でどれだけ立て直すかです。

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